トルコキャンプ12日目

チーム

アンタルヤでの“最終戦”は成果と課題の両方が見える結果となりました。
この日を入れて残り4日となった1次トルコキャンプ。
すでに3試合のトレーニングマッチを消化するなど、着々とチーム作りは進む中、本日はセルビアリーグに所属するFKムラドスト・ルチャニと対戦。
翌日にはイスタンブールへと移動するため、アンタルヤでの最後のゲームとなりました。

ゲームはまさに“肉弾戦”と呼ぶにふさわしい試合でした。
「パワフルな展開になった。相手は強靭な体を生かして我々のサッカーをやらせなかった」。
ミヒャエル・スキッべ監督がそう試合後に話したように、前半から中盤での激しい攻防が繰り広げられ、互いに効果的な攻撃を仕掛けられません。
その中でゲーム途中には「早くボールを動かそう!」と指揮官からの指示も飛びますが、相手のアグレッシブかつハードな守備は衰えず。
どちらかと言えば、途中からリズムが生まれた広島が主導権を握って攻撃回数を多くしましたが、最後の局面では相手を崩すことができず0-0で前半を終えました。

一方、メンバーを入れ替えて臨んだ後半は、互いに攻撃を繰り出す打ち合いの様相に。
若い力とベテランが融合した広島は、何度か敵の守備陣を崩して決定的チャンスを作り出せば、相手もパワフルかつスピーディーな攻撃で応戦。
「3つ、4つチャンスを作ったのは良かったが、終盤にチャンスを与えたのは反省点」(スキッべ監督)。
互いに数度の好機を迎えながら決め切ることができなかった後半も無得点に終わり、90分合計0-0で終了しました。

欧州のクラブらしいハードな相手の戦いに苦しめられた今日の一戦。
スキッべ監督も「こういったゲームも良い経験。その中でゼロで抑えられたのは良かった」と攻撃に課題を残しながらも、守備には及第点を与えました。
トルコキャンプ全般を通しても守りでは一定の成果を見せている中で、ここから攻撃力をいかに高めていくか。
イスタンブールでは、25日にトルコでの最終戦となるカスムパシャSK戦に臨みます。
1次キャンプの集大成として良い結果と内容を示せるよう、明日もチーム全員で精進していきます!

トルコキャンプ12日目


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