トルコキャンプ14日目

チーム

意地の“最終戦”となりました。
トルコでは5試合目となるカスムパシャSK戦に臨んだ本日。
キャンプの締めくくりとして内容と結果を追求するべく、90分のゲームを戦いました。

全体的には上々の内容と言えるでしょう。
主力組が登場した前半は、前線からのハードなプレスを積極的に仕掛けて、「ボールを奪うチャンスが多くあった」(ミヒャエル・スキッべ監督)。
守備が機能したことで序盤から主導権を握ってゲームを進めると、何度もチャンスを作り出していきます。
その中でもなかなかゴールを奪うことはできませんでしたが、前半アディショナルタイム、38歳のベテランが仕事をやってのけました。
ペナルティーエリア内右よりから柴﨑晃誠選手がシュートを突き刺し先制。
1点のリードで前半を折り返しました。

そして、メンバーを総入れ替えして臨んだ後半の選手たちも力を示しました。
58分、78分と連続失点して逆転を許したことは反省点ですが、ここから若い力が躍動します。
82分、エリア内でボールを受けたユース所属の中島洋太朗選手が冷静に相手をかわして左足で同点ゴールを決めると、勝負を決定付けたのは19歳の棚田遼選手。
86分、エリア内中央からボレーシュートでゴールを奪い逆転へと導きました。
その結果、3-2で広島が勝利。
ベテランと若手の力が噛み合い、最終戦を白星で飾ることができました。

新たなスタイルを模索する中で突き進んだトルコでの約2週間の1次キャンプ。
「全体的に満足している」と手応えを口にしたスキッべ監督は、チームの良好な雰囲気にも言及しました。
「全員で良い役割分担をできた。ベテランはリーダーシップを取ってくれ、若手は思う存分、才能を発揮してくれた」
この試合に代表されるように、柴﨑晃誠選手のようなベテランがチームをけん引すれば、棚田遼選手ら若い選手たちも臆することなく負けじと結果を出す好循環が今のチームにはあります。
もちろん、チーム作りはまだ道半ばですが、休みなくトレーニングを重ねてきたトルコキャンプでは、間違いなく今季を戦い抜くベースを作り上げることができました。

最終日となる明日(26日)は疲労を考慮し、観光をかねたオフとなりました。
トルコで束の間の休みを取った後は日本へ帰国し、30日からは2次宮崎キャンプへと突入します。
「宮崎でも献身的に集中してトレーニングをしたい」とスキッべ監督。
4試合のトレーニングマッチが予定されている宮崎は、開幕へ向けた最後の仕上げです。
トルコで培ってきた力をさらに昇華させるべく、チーム一つになって取り組んでいきますので、引き続き熱い後押しをよろしくお願いします!

トルコキャンプ14日目


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