加藤陸次樹選手加入会見を行いました!

チーム

本日、広島広域公園第一球技場にて、加藤陸次樹選手の加入会見を行いました。

加藤陸次樹

加藤陸次樹選手 コメント

セレッソ大阪から完全移籍で加入することになりました加藤陸次樹です。
いつかこのクラブでプレーしたいという気持ちがあったので、こうしてプレーできることになって本当に嬉しく思いますし、とても感謝しています。
結果で恩返しできるよう、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

足立強化部長 コメント

皆様、お忙しい中お集まりいただきまして、本当にありがとうございます。
今季、怪我人、体調不良者というアクシデントもあり、カップ戦での2つのタイトルを逃してしまいました。しかしながら、我々に残されたこのリーグ後半戦、さらには来季からの新スタジアムでの戦いに向けて、まだまだ上位を目指すために新たなピースが必要と判断し、加藤選手を完全移籍という形で獲得することになりました。

先ほど加藤選手自らも申し上げましたが、ご存知の通り、彼はサンフレッチェ、我々のアカデミー出身のホームグロウン選手でございます。
加藤選手はユース、大学から、そしてその後J2という色々なタイミングがありましたが、サンフレッチェでプレーするという非常に強いものを持って戦ってまいりました。
その強い気持ちが、今のサンフレッチェとしては必要だと強く思い、彼の獲得に動きました。アカデミー選手、若い選手、特にこういう形でも気持ちがあれば願いは叶うということを、新たに我々は示すことができます。新たなモデルケースとしても頑張ってもらいたいです。
来週末からはじまるリーグ後半戦ではピッチで、結果で、チームを躍動させてもらいたいと、そして来年からの新スタジアムに向けては、新たな1ページを刻むストライカーになってもらいたいと思っております。

代表質問

Q)合流初日、そしてプロ選手としては初めて安芸高田市サッカー公園での練習でしたが、広島に加わった現在の気持ちを教えてください。
加藤●久しぶりに吉田町のグラウンドに足を運んで、非常に懐かしいなと。ここで高校3年間、きつい思いをして、取り組んできたことをふと思い出しました。その中でプレーしてみて、やはりこの環境でやれる楽しさを感じましたし、その中で苦しさ、厳しさというのは今後あるとは思いますが、この環境でサッカーができることを嬉しく思いました。そしてこのチームでタイトル獲得や、1試合1試合勝利に導いていける興奮、そういったことを思いながら、今日、初日、プレーして思いました。

Q)顔馴染みの選手や、昔から知っている選手もいると思いますが、何か交わした言葉などはありましたか。
加藤●皆おかえりという声をかけていただいたので、本当に嬉しく思いました。

Q)スキッベ監督からは何か言葉をかけられたことはありましたか。
加藤●今日、不在だったので、明日から監督と初めて対面することになりますが、楽しみにしています。

Q)広島からオファーが来た時の、率直な気持ちをお聞かせください。
加藤●素直に本当に夢が叶ったというか、ずっと高校時代からサンフレッチェ広島のトップチームを目標に頑張ってきて、そのオファーをもらうために頑張ってきて、結果を残してきたので、遠回りをしましたけど、オファーをいただいたことで、今までの頑張りじゃないですけど、努力してきてよかったなと思ってホッとしました。

Q)(今回の移籍の)決断の背中を動かした言葉、出来事などはありますか。
加藤●一番は、(足立強化部長からの)『良く頑張ったな』、その一言。その一言が自分の中では、グサっというか、刺さりました。本当に悔しい思いをしてここまで来たので、その気持ちを汲んでくれたというか、それを分かってくれていたので、本当に感謝していますし、その感謝を結果で恩返ししたいという気持ちがあります。

Q)この移籍に向けて相談をした方はいますか。
加藤●一番(相談したの)は、両親です。自分は基本的に両親に色々なことを相談するので、(両親はここに至るまでの)全部を知ってくれている中で、このオファーのことを全て話しましたし、自分の決断に対して本当に心から喜んでくれました。応援してくれていると思います。

Q)双子のお兄さん(サンフレッチェ広島ユース出身、現南葛SC)からはどんな言葉がありましたか。
加藤●一番喜んでいたと思います。もちろん、彼も(サンフレッチェ広島のトップチームに)上がれなかったという気持ちもありますし、大学に行って、プロにはいけなかったので、その思いも含めて、今、全てを自分に託していると思います。自分だけじゃなくて、双子の兄の思いも背負って、ここでプレーしたいという気持ちが強かったので、それは今後プレーで示していきたいと思います。

Q)チームでは得点力不足が課題となっていますが、ご自身の加入で、どういった形で打開したいと考えていますか。
加藤●自分自身、もちろん得点を獲るところも見てほしい部分ではあるのですが、得点に絡む起点になるところ、アシストだったり、その手前の部分での裏への抜け出しだったりとか、そういった部分に注目してほしいです。今、得点力不足が課題になっていると思いますが、そこをどれだけ打開できるかというところが求められていると思うので、そこは自分自身、追求して、結果にこだわってやっていきたいと思います。

Q)サンフレッチェファミリーに、どういったプレーを見せたいですか。
加藤●そうですね、(得点の)起点になるところ、パス、ドリブル、シュート、基本的に自分は全部得意なので、そこは見てほしいところです。一番は、分かりやすい結果、そこは自分の中でこだわっていけないと思っているので、見てほしいと思います。

Q)背番号は51番ですが、この番号に込めた思い、経緯があれば教えてください。
加藤●小さい頃、野球をやっていて、最初に好きになった選手がイチロー選手だったんです。別のスポーツですが、憧れていた選手だったので51番を着て、プレーしてみたいという気持ちがあったので51番を選びました。

Q)加藤選手にとって、改めて、サンフレッチェのトップチームの一員になったこと、この意味というのはどのように感じていますか。
加藤●ユース時代から、このトップチームのプレーを見させてもらっていて、自分がユースの時は(トップチームは)複数タイトルを獲得する素晴らしい成績残していますが、それを超えるくらいのチームの活躍、結果を残したいと思っています。広島の知名度をもっともっと上げたいですし、覚悟を持って(広島に)きたので、自分がいる今のこのチームで、歴史を刻めたらいいなと思っています。

Q)サンフレッチェファミリーへのメッセージを最後にお願いします。
加藤●ユース時代から目標にしてきたこのチームでプレーできることは本当に嬉しく思いますし、このチームで(プレー)できるからこそ、必ず、結果でお返ししたいと思いますので、たくさんの人たちがスタジアムで応援してくれることを願っています。これからよろしくお願いします。

質疑応答

Q)荒木隼人選手はユース時代の先輩になると思いますが、この移籍についてどういったお話をされましたか。
加藤●正直、(移籍の決断を)即決はできなかったところがあるので、悩んでいたというところは正直に話していましたし、荒木選手はそれに対して、やっぱり絶対一緒にプレーしたいということは言ってくれていました。

Q)今日の練習のミニゲームで多くの得点を決めていたましたが、それに刺激を受けたのか、ピエロス・ソティリウ選手も多く得点を決めていました。FW陣の活性化に繋がっていると初日から感じましたが、初日の練習で、何か懸けているものや、やってやろうという思いはありましたか。
加藤●初日だったので、まずはチームに溶け込むこと。どういう選手がいるのかというのを、今日やりながら感じましたし、もちろん初日から自分の良さを出そうという気持ちでやっていました。

Q)ピエロス選手の印象を教えてください。
加藤●昨年実際に対戦してみて、ボールも収まりますし、得点能力もあるという、もちろんライバルでもありますけど、一緒に活躍したいという思いもあるので、切磋琢磨しながら、日々のトレーニングをやっていきたいなと思います。

Q)ユースから昇格を果たせず、大学からも加入ならず、2度トップチームに入れなかったというところで、悔しさが原動力になったというお話だったと思いますが、それでも広島にこだわったという加藤選手の思いを教えてください。
加藤●中学から高校にあがる為に、埼玉県から広島県という距離がある中で、かなりの覚悟を決めて親元を離れて(ユースに)来ました。サッカーに集中できる環境の中で、一番苦しい思いをした高校3年間だったので、もう自分の中では第2の故郷と勝手に思っていますし、そのくらい、人生の中で(広島の)印象が一番強かったです。そこでプレーしたい、そこでプレーして、両親に恩返ししたかった、それが一番です。

Q)セレッソ大阪とも契約が残っていたと思いますし、セレッソ大阪の主力という自覚もあったと思いますが、最終的にその決断に踏み切れた、一番大きかったことはなんでしょうか。
加藤●そうですね。踏み切れたのは、自分の直感、自分の思いが最終的にどっちで一番プレーしたいのか。と思った時に、自分の中で広島でプレーしたいと思い、その時にはもう覚悟を決めました。

Q)昨年のルヴァンカップ決勝は、どういった気持ちでプレーされていたのか。また試合終了後に涙されている姿があったと思うんですが、あの時の涙というのはどういう気持ちだったのでしょうか。
加藤●決勝の舞台で、あの時はプロ選手になってから一番興奮したんじゃないかなと思います。こんなに整った見返し方はないんじゃないかなと思っていました。自分がゴールを獲って優勝する。そこで全部自分のおかげで、セレッソ大阪が優勝になったら本当に最高の見返し方だなと思ってました。すごく気合いが入っていましたし、その分やっぱり負けた時の悔しさはすごくあった。あの時は、やっぱりまだ力が足りてなかったんだな、そういうのを思い知らされたのが感情に出たんだと思います。

Q)ここまでは対戦相手としてプレーされていましたが、スキッベさんが目指しているサッカーはどういうふうに見ていますか。
加藤●攻撃的なサッカーだと思います。(広島の試合は)やっぱりチャンスが多いゲームなので、観て楽しめるような、そういうサッカーを求められているんだろうなと思っています。ただ一番求められているのは、結果。ゴールにつながるようなプレーだったり、そこは意識しています。

Q)本日の練習後に多くのサンフレッチェファミリーと触れ合われたと思いますが、ファミリーの方からの期待感というのは感じましたか。
加藤●(ファミリーと触れ合えて)本当に嬉しく思います。やっぱりこういう方たち、温かい方たちがいてくれるからこそ、皆頑張れるんだなと思いましたし、やっぱり結果で示したいなと思っています。

Q)何かファミリーの方からかけられた言葉はありますか。
加藤●一番は期待しているよということと、あとはおかえりや、ありがとうや、そんな言葉をかけていただきました。

加藤陸次樹


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