ミヒャエル・スキッベ監督 2023シーズン総括会見を行いました!

チーム

本日、広島市内にて、ミヒャエル・スキッベ監督のシーズン総括会見を行いました。

ミヒャエル・スキッベ監督シーズン総括会見

ミヒャエル・スキッベ監督 シーズン総括会見

代表質問

Q)今シーズンを振り返って。
今シーズンは良い時もあれば悪い時もありました。
シーズン序盤は良いスタートを切ることができ、上位でやっていけることを証明できていたと思います。
その後、夏頃から数名の怪我による長期離脱、体調不良により多くの選手が欠けたことにより、リーグの順位を下げてしまった。そして天皇杯、ルヴァンカップともにその時期に敗退したことは残念でした。
ただ夏以降、怪我人の復帰やマルコス・ジュニオール、加藤陸次樹の補強、そしてDFが安定したプレーを披露してくれたことなど、様々な要因で得点が取れるようになり、もう一度シーズン当初のようなサッカーができるようになりました。
最後の最後まで諦めず、DFの選手が素晴らしいヘディングシュートを決めたリーグ最終節のアビスパ福岡戦は、今シーズンを象徴する試合だと思います。
こうした姿勢をシーズン通じて継続できたからこそ、上位でシーズンを終えることができたと思っています。

Q)就任2年目のシーズン。去年からの積み上げなど、チーム作りで意識してきたことは。
まずは昨シーズン良かったことを継続することを意識していました。勇敢でアグレッシブなサッカーを表現することで上位に進出していくということを目標とし、実際にチーム状況が良い時はそれが実践できていたと思います。また1年目に比べて失点数が減ったことは成果である一方、残念だったのは生み出したチャンスに比べて、得点数が少なかったこと。その要因の一つとしては、前線の選手が怪我などによって中々フィットできなかったことがあげられると思います。

Q)2年連続3位でシーズンを終えた。この順位に対してどう感じるか。
夏場の厳しい時期がありながらも、昨年より3ポイント多く勝点を獲れたことは良かったと思っていますし、凄く満足しています。
今シーズンも昨シーズン同様、最後の最後まで戦い、前に行く、アグレッシブに行くという強いメンタリティーをお見せすることができたと思っていますし、だからこそリーグ最終節のアビスパ福岡戦では劇的な形で勝利を収めることができたのだと思います。

Q)2年連続で上位争いができた要因は。
まずはチームのクオリティが高かったこと。そしてホームグロウンの選手が多いことでも象徴されるように、クラブとしてのアイデンティティを強く表現できていたことが要因だと思っています。

Q)今シーズン印象に残っている試合はあるか。
何か特定の試合というわけではありませんが、リーグ終盤に見せることができたパフォーマンスは、我々が目指すサッカーというものを象徴するものだったと思います。DFの選手が本当に安定していたプレーをしてくれていましたし、若い選手は前に行く、裏に抜けるという良い姿勢を継続してくれました。
(シーズンを通して)失点が少なかったのは国内トップレベルのGK、DFの選手がいるからというのは間違いありませんが、彼らだけが良かったわけではありません。彼らが良かったのは、前線からプレスをかける選手など、全員でボールを奪う守備ができていたからこそ。それがディフェンスの選手たちのハイパフォーマンスにつながり、今シーズン失点を抑えることができた要因だと思います。

Q)今シーズンの課題は。
得点。

Q)得点はリーグ7位。6月は無得点で連敗もあった。得点力に対して来シーズンの展望はあるか。
前線の選手が1年間怪我無く過ごすことが大事になってくると思います。今シーズンは怪我などで離脱する選手が多かったので、前線の全ての選手が健康でフィットした状態で来シーズンを過ごす為に、プレシーズンでシーズン中の強度の高いプレーに耐えられるような身体づくりをしたいと思います。

Q)来シーズンはいよいよ新スタジアム、エディオンピースウイング広島での戦い。期待することは。
リーグ戦最後の2試合(33節ガンバ大阪戦、34節アビスパ福岡戦)のようなサッカーを来シーズンもお見せしたいと思っています。
本当に良い形でエディオンスタジアム広島とお別れができたと思っていますし、あの場所で培ったすべてをエディオンピースウイング広島に持っていき、新たに良い思い出を作っていきたいとも思っています。

Q)最後にサンフレッチェファミリーにメッセージをお願いします。
全ての試合で本当に素晴らしいサポートをしていただきました。
スタジアムが変わることで、ピッチから遠かったB6ゲートのサポーターがゴールのすぐ後ろで応援してくれることがとても嬉しいですし、素晴らしい雰囲気を作ってくれると思っています。
来シーズンそういった環境で戦えるのは、サポーターの方々だけでなく、選手・スタッフも含めすべての人にとって良いことだと思います。


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