宮崎キャンプ(2次)3日目

チーム

収穫と課題の両面が見えた一戦となりました。

朝から雨が降りしきる悪天候に見舞われたキャンプ3日目。
本日はJ2に所属する大分トリニータとトレーニングマッチを実施しました。

試合形式は30分×4本。
1、2本目と3、4本目のメンバーを分けた構成で臨み、選手はこれまでどおり主力とサブなど関係のないシャッフルした編成です。
そして、1、2本目のチームは、どちらかと言うと課題が残りました。
「最初の45分は満足できるものではなかった」とミヒャエル・スキッベ監督が振り返ったように、序盤から大分のアグレッシブなサッカーに大苦戦。
最初から大分に押し込まれると、早々の3分にいきなりゴールを許し、追いかける展開となってしまいました。
その後も「カタさん(片野坂知宏監督)は自分たちのやりたいサッカーをやっていた」と指揮官が言うように、大分の前線の圧力に加え、後方からの巧みなビルドアップを許す展開となり、広島はなかなか良い形を作れません。
「もっと前から行きたかった」(スキッベ監督)
なかなかリズムが生まれない中で、ようやくチームとしての形を見せられたのは2本目の15分でした。
高い位置からのプレスで右サイドで越道草太選手がボールを奪うと、鋭いアーリークロスに練習生がダイレクトで合わせて同点。
ようやく広島が息を吹き返しました。

1、2本目はそのまま1-1で終了しましたが、3、4本目のチームが序盤からアグレッシブな戦いを体現。
鋭い前線からのプレスをメインに相手を押し込み続けると、3本目の8分、左サイド・柏好文選手のアーリークロスを加藤陸次樹選手が頭で合わせて2-1とリードを奪いました。
これで勢いに乗った広島は、その2分後の10分にも小原基樹選手が追加点を奪って3-1。
その後も内容良く試合を進めると、4本目の終了間際にも広島ユース所属の井上愛簾選手がダメ押しゴールを奪い、4-1で勝利しました。

試合後、「今日のゲームでは2面を見せたと思う」と語ったスキッベ監督。
確かに1、2本目のメンバーは途中までなかなか流れに乗れず、反対に3、4本目のメンバーは序盤から広島らしいアグレッシブなサッカーを見せました。
ただし、チーム作りの途上である今は、当然ながら課題も出てくる時期。
「途中から立て直せたのは良かった」と指揮官はポジティブな面も挙げており、途中から修正して勝利に結び付けられたのは一つの収穫です。

2次キャンプはまだ序盤。
今後もトレーニングマッチ2試合が予定されており、さらなるチーム力アップを目指すことに加え、レギュラー争いも活性化していきます。
今日の大分戦で出た収穫と課題を見つめ、残りのキャンプも有意義なものにしていきます!

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