宮崎キャンプ(2次)6日目

チーム

強度の高い、見ごたえのあるゲームとなりました。
相変わらずの雨が続いたキャンプ6日目は、FC東京とのトレーニングマッチを実施。
今季初となるJ1クラブ相手に、現在の広島の力を試す絶好の機会となりました。

「120分間、本当に良い試合だった。全体的に良かった」
試合形式は30分×4本で行われ、結果は1-2の敗戦となりましたが、試合後のミヒャエル・スキッベ監督がこのゲームをそう評したように、広島のできは決して悪くはありませんでした。
相手はさすがJ1の強豪クラブであるFC東京とあって、ゲームでは中盤での激しい攻防が続く熱戦で推移します。
1本目は終了間際の25分に失点してしまいましたが、内容は五分と五分。
大分戦で課題となった前線からのアグレッシブな守備でFC東京に多くの自由を与えず、攻撃に移ればスピーディーな攻めやサイド突破でチャンスを作り出します。
結果的に2本目は0-0に終わり、1、2本目のメンバーは0-1で敗れることになりましたが、どちらに得点が入ってもおかしくない、見どころの多い内容でした。

メンバーを総入れ替えした3、4本目のチームも充実の内容でした。
14分に敵陣でのパスミスからカウンターを食らい、失点してしまったのは反省点ですが、1、2本目同様にどちらのチームも強度の高いハードなゲームが展開されます。
そして、4本目からは広島が完全に主導権を握って相手を押し込み続けると、迎えた9分、攻撃参加したDF佐々木翔選手がPKを獲得。
これを大橋祐紀選手が確実に決めて1点を返しました。
その後もチャンスを多く作る中で決め切れず、決定力に課題が残りましたが、FC東京相手に圧倒した4本目の戦いは見事。
対外試合では今季初黒星とはいえ、前向きな内容でFC東京とのトレーニングマッチを終えました。

「全員が良いプレーを見せてくれた。全員のプレーに満足している」とスキッベ監督。
確かにJ1の中でも強度の高いチームであるFC東京相手に、全員が持てる力を出し、チャンスを多く作り出したのは収穫です。
この日、唯一の得点を決めた大橋選手も「この時期に強度の高いFC東京と戦えて良かった」とポジティブに捉えています。
もちろん、まだまだチーム作りは途上ですが、この日に得た成果と課題を見つめ直し、再び残りのキャンプでチーム力へと昇華していきたいと思います。

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