試合の見どころ
ACLエリートの戦いがいよいよ始まる。リーグステージでは、東アジアの12チームが抽選で決まった相手と8試合を戦い、上位8チームがラウンド16へ進出する。広島が激突するのは、今回のメルボルン・シティ(オーストラリア)を皮切りに、上海海港(中国)、蔚山HD、江原FC(韓国)、成都蓉城、上海申花(中国)、ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)、FCソウル(韓国)。当然ながら自国リーグで上位に進出したチームであり、アジア屈指の実力を持つチームばかりである。ACLエリートが新設されてから初参加となる広島は、アジアNo.1の舞台で力を示すことができるか。壮大な大会が幕を開ける。
初戦からハードな戦いとなる。9月12日(金)のJ1第29節・京都戦を終えたチームは、翌日の朝に広島を発ち、14日(日)の早朝にメルボルンに到着。乗り換えを含めて、約14時間のフライトでオーストラリアにやってきた。中3日の連戦に加え、長時間の移動が重ねる過密日程。いきなりコンディション面でタフさが求められる。
相手も強豪だ。トルガイ・アルスランが以前所属していたメルボルン・シティは昨シーズン、レギュラーシーズンこそ2位に終わったが、その後のプレーオフを制して優勝。在籍選手では、オーストラリアの各年代別代表経験のある選手を豊富に揃える他、かつて浦和に在籍していた元オーストラリア代表のFWアンドリュー・ナバウトや同じく代表経験のあるFWマシュー・レッキー、DFアジズ・ベヒッチ、ナサニエル・アトキンソンなど、ワールドカップを経験した実力者を擁す。今年8月には、福岡や鹿島でプレーしていたアタッカー・金森健志も獲得。各ポジションに力のある選手を揃えており、オーストラリア屈指の実力派のクラブだ。
メルボルン・シティとの初対戦を迎える広島だが、相手がどんなチームだろうとミヒャエル・スキッベ監督が掲げるスタイルで戦うだけだ。前線からアグレッシブにボールを奪いに行き、主導権を握り、ゴールを目指す。その戦いがオーストラリアトップのチームにどこまで通用するか。ACL2から一つステージが上がったACLエリートの舞台。険しい道のりが待ち受けているだろうが、全員の力で一つひとつ乗り越えていきたいところだ。
初戦からハードな戦いとなる。9月12日(金)のJ1第29節・京都戦を終えたチームは、翌日の朝に広島を発ち、14日(日)の早朝にメルボルンに到着。乗り換えを含めて、約14時間のフライトでオーストラリアにやってきた。中3日の連戦に加え、長時間の移動が重ねる過密日程。いきなりコンディション面でタフさが求められる。
相手も強豪だ。トルガイ・アルスランが以前所属していたメルボルン・シティは昨シーズン、レギュラーシーズンこそ2位に終わったが、その後のプレーオフを制して優勝。在籍選手では、オーストラリアの各年代別代表経験のある選手を豊富に揃える他、かつて浦和に在籍していた元オーストラリア代表のFWアンドリュー・ナバウトや同じく代表経験のあるFWマシュー・レッキー、DFアジズ・ベヒッチ、ナサニエル・アトキンソンなど、ワールドカップを経験した実力者を擁す。今年8月には、福岡や鹿島でプレーしていたアタッカー・金森健志も獲得。各ポジションに力のある選手を揃えており、オーストラリア屈指の実力派のクラブだ。
メルボルン・シティとの初対戦を迎える広島だが、相手がどんなチームだろうとミヒャエル・スキッベ監督が掲げるスタイルで戦うだけだ。前線からアグレッシブにボールを奪いに行き、主導権を握り、ゴールを目指す。その戦いがオーストラリアトップのチームにどこまで通用するか。ACL2から一つステージが上がったACLエリートの舞台。険しい道のりが待ち受けているだろうが、全員の力で一つひとつ乗り越えていきたいところだ。
監督 試合前日コメント
■ミヒャエル・スキッべ監督
「今季ここまで良いシーズンを送っているなか、ここからACLエリートが始まります。厳しい戦いとなりますが、良いシーズンにしていきたいと思っています。昨季はACL2でシドニーFCと2回対戦し、オーストラリアのフィジカルに優れた強いサッカーを経験しています。また強い国にこういう形で来れたことを嬉しく思っていますし、明日の試合もすごく楽しみにしています」
──トルガイ選手が会見に出席したということは、明日は出場するということでしょうか?
「ほぼケガから戻ってきたような状況だと思います。長いケガをしていて、あと1~2週間ぐらいで戻れるというところですので、ピッチに立てるかもしれませんが、このタイミングで彼がチームにいるということが非常に重要なポイントだと思っています」
──昨季のメルボルン・シティはリーグ戦こそ2位でしたが、ファイナルで優勝した強いチームです。今季はリーグ戦がまだスタートしていないので、休養十分という見方もあれば、まだチーム作りの途上という言い方もできます。
「相手に関しては、90分間プレーするだけの強さは持っていると思っています。昨季にシドニーFCと対戦した時も彼らは開幕まで10日ぐらいあるなかでの試合でした。我々が1点差でリードしているなかで75分ぐらいから、いつ同点にされてもおかしくないような強さを見せていました。メルボルン・シティもパワフルな選手が多いですし、経験値の高い選手もいます。彼らの強さは存分に発揮してくると思っています。我々も移動距離が長く、疲労もあります。日本から香港経由でメルボルンに入りました。コンディション面ではお互いに不安を抱えている部分はあるかもしれませんが、面白い試合になるのではないかと思います」
■トルガイ・アルスラン
「自分自身、ここに戻ってこられたことをすごく嬉しく思っていますし、このクラブや働いている人たちも非常に親切にしてくれたので、会えるのは嬉しいです。自分は大きなケガから戻ってきたばかりですが、戻ってこれて嬉しいですし、明日は監督も言ったようにハードな試合になると思います。ただ、楽しみにしているのは間違いありません」
──明日はピッチに立てたとしてプレーする自信はありますか?
「ピッチに立てば全力を尽くそうと思います。自分は足の速い選手でもなければ体の強い選手でもないので、頭でプレーする自分らしさを出したいと思います」
──メルボルン・シティでプレーしてきた中、このスタジアムで一番の思い出は?
「どれか一つというのは難しいです。タイトルを獲ることができませんでしたが、このクラブで成功したという自負はあります。この地域の環境の中でプレーできたことは良い思い出になっています」
「今季ここまで良いシーズンを送っているなか、ここからACLエリートが始まります。厳しい戦いとなりますが、良いシーズンにしていきたいと思っています。昨季はACL2でシドニーFCと2回対戦し、オーストラリアのフィジカルに優れた強いサッカーを経験しています。また強い国にこういう形で来れたことを嬉しく思っていますし、明日の試合もすごく楽しみにしています」
──トルガイ選手が会見に出席したということは、明日は出場するということでしょうか?
「ほぼケガから戻ってきたような状況だと思います。長いケガをしていて、あと1~2週間ぐらいで戻れるというところですので、ピッチに立てるかもしれませんが、このタイミングで彼がチームにいるということが非常に重要なポイントだと思っています」
──昨季のメルボルン・シティはリーグ戦こそ2位でしたが、ファイナルで優勝した強いチームです。今季はリーグ戦がまだスタートしていないので、休養十分という見方もあれば、まだチーム作りの途上という言い方もできます。
「相手に関しては、90分間プレーするだけの強さは持っていると思っています。昨季にシドニーFCと対戦した時も彼らは開幕まで10日ぐらいあるなかでの試合でした。我々が1点差でリードしているなかで75分ぐらいから、いつ同点にされてもおかしくないような強さを見せていました。メルボルン・シティもパワフルな選手が多いですし、経験値の高い選手もいます。彼らの強さは存分に発揮してくると思っています。我々も移動距離が長く、疲労もあります。日本から香港経由でメルボルンに入りました。コンディション面ではお互いに不安を抱えている部分はあるかもしれませんが、面白い試合になるのではないかと思います」
■トルガイ・アルスラン
「自分自身、ここに戻ってこられたことをすごく嬉しく思っていますし、このクラブや働いている人たちも非常に親切にしてくれたので、会えるのは嬉しいです。自分は大きなケガから戻ってきたばかりですが、戻ってこれて嬉しいですし、明日は監督も言ったようにハードな試合になると思います。ただ、楽しみにしているのは間違いありません」
──明日はピッチに立てたとしてプレーする自信はありますか?
「ピッチに立てば全力を尽くそうと思います。自分は足の速い選手でもなければ体の強い選手でもないので、頭でプレーする自分らしさを出したいと思います」
──メルボルン・シティでプレーしてきた中、このスタジアムで一番の思い出は?
「どれか一つというのは難しいです。タイトルを獲ることができませんでしたが、このクラブで成功したという自負はあります。この地域の環境の中でプレーできたことは良い思い出になっています」
ゲームレポート
ついに始まったACLエリート初戦。前半から主導権を握っていたのはアウェイの広島だった。体格が大きくパワーのあるオーストラリアのメルボルン・シティ相手にも個々の局面では引けを取らず、激しいバトルで対抗。序盤こそ相手の勢いに押された広島だったが、時計の針が進むとともにボールを保持する時間が増え、メルボルンを押し込んでサッカーを展開した。組織的に守る堅い相手守備陣の前になかなかシュートまで持ち込めなかったものの、28分には中野就斗のアーリークロスからペナルティーエリア内でフリーとなっていたマルコス・ジュニオールが決定的なボレーシュートを放つなど、広島は我慢強く攻撃を繰り出した。だが、43分に木下康介がコンディション不良を訴え、加藤陸次樹と途中交代。アクシデントが起きながらも前半を0-0で終えた。
後半も序盤から相手陣地で試合を進めていた広島にいきなりチャンスが訪れた。52分、ペナルティーエリア内で抜け出したマルコスが相手GKに倒されてPKを獲得。これを自らが冷静に決めて、広島が先制に成功した。
その後も前からの鋭いプレスを武器に相手に自由を許さない広島は、主導権を完全に掌握。相手にはシュートまで持ち込ませない堅い守りを見せれば、攻撃ではサイドを効果的に使いながら追加点を目指す。途中からは塩谷司と前田直輝を同時投入して変化をつけるなど、フレッシュな選手の力も生かしながら試合を進めた紫軍団に勝利を決定付ける2点目が生まれたのは80分だった。右サイド・中野のクロスを中央で中島洋太朗が頭で合わせて2-0。そのまま相手を無失点に抑えて勝ち切った広島は、ACLエリート初戦を白星で飾る最高のスタートを切った。
後半も序盤から相手陣地で試合を進めていた広島にいきなりチャンスが訪れた。52分、ペナルティーエリア内で抜け出したマルコスが相手GKに倒されてPKを獲得。これを自らが冷静に決めて、広島が先制に成功した。
その後も前からの鋭いプレスを武器に相手に自由を許さない広島は、主導権を完全に掌握。相手にはシュートまで持ち込ませない堅い守りを見せれば、攻撃ではサイドを効果的に使いながら追加点を目指す。途中からは塩谷司と前田直輝を同時投入して変化をつけるなど、フレッシュな選手の力も生かしながら試合を進めた紫軍団に勝利を決定付ける2点目が生まれたのは80分だった。右サイド・中野のクロスを中央で中島洋太朗が頭で合わせて2-0。そのまま相手を無失点に抑えて勝ち切った広島は、ACLエリート初戦を白星で飾る最高のスタートを切った。
監督 試合後コメント
■ミヒャエル・スキッべ監督
「今日の試合に勝てたことを嬉しく思っています。いいスタートが切れました。
前半から相手陣内でサッカーをし、前後半でチャンスを作り、得点を奪うこともできました。今日選手たちが見せてくれたパフォーマンスに満足しています」
■マルコスジュニオール
「得点を決めることができたことはもちろん嬉しいですが、それよりもチームが良いプレーをし、勝利できたことを嬉しく思っています」
「今日の試合に勝てたことを嬉しく思っています。いいスタートが切れました。
前半から相手陣内でサッカーをし、前後半でチャンスを作り、得点を奪うこともできました。今日選手たちが見せてくれたパフォーマンスに満足しています」
■マルコスジュニオール
「得点を決めることができたことはもちろん嬉しいですが、それよりもチームが良いプレーをし、勝利できたことを嬉しく思っています」
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