トルコキャンプ3日目

チーム

朝から雨が降ったりやんだりと、不安定な天気となったトルコキャンプ3日目。
本日は全体での午前練習の後に午後から今季初となるトレーニングマッチを実施。
雷の影響で当初の予定より20分遅れの17時20分キックオフとなりましたが、無事に“今季初戦”を終えました。

2025年初の対外試合としては、上々の出来でしょう。
相手はACLエリートにも出場しているウズベキスタンの強豪クラブであるFCパフタコール・タシュケント。
「フィジカルに優れた良いチーム」とミヒャエル・スキッベ監督も話したとおり、海外のクラブらしい体の強い選手が揃う相手に対し、広島はまさに自分たちのスタイルで真っ向勝負を挑みました。

試合形式は45分×2本。
メンバーは前半と後半の2チームに分かれ、陣容も主力組など関係のないシャッフルした構成。
すると、「前半のほうがたくさんチャンスを作ることができた」(スキッベ監督)と言う1本目の選手たちがいきなり躍動しました。
序盤から持ち味のアグレッシブな守備で主導権を握ると、試合を動かしたのは22分でした。
ジャーメイン良選手の鋭いプレスで相手GKのパスミスを誘発すると、そのボールを拾った満田誠選手から中央の中島洋太朗選手へ。
背番号35は、ペナルティーエリアの外から迷わず右足を振り抜くと、美しい軌道を描いたボールはゴールネットに吸い込まれて先制に成功しました。

さらに勢いに乗って相手陣地へ攻め込む時間を増やした広島は、続く38分に相手を突き放します。
越道草太選手が右サイドで仕掛けて鋭いクロスを送り込むと、ゴール前でジャーメイン良選手が合わせて2-0。
期待の新戦力FWが初戦でいきなり結果を残すなど、充実した内容で前半を2-0で終えました。

一方の後半は、相手に攻め込まれる時間が増えてやや苦戦もしましたが、守備陣を中心に最後の局面ではしっかり凌いで無失点。
前半の2得点を守った広島が2025シーズン初戦を白星で飾りました。

試合後、「前半も後半も全体的に良かった」と振り返ったスキッベ監督は、2得点の形についても「自分たちの目指しているところ」と満足した様子。
1点目は前線からのアグレッシブな守備から生まれ、2点目は常にトレーニングから意識しているサイド攻撃からでした。
まだキャンプに突入して日が浅い中、しっかりとチームとしての形を見せられたことに加え、新戦力も持ち味を発揮していたのが印象的だった今季初戦。
もちろん、まだまだフィジカルレベルも上げていかなければなりませんが、今後に期待を抱かせる一戦だったのは間違いありません。

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