サンフレッチェ広島初代総監督 今西和男さんの訃報に接して
チーム
サンフレッチェ広島の初代総監督である今西和男さんが、4月16日にご逝去(享年85歳)されました。
サンフレッチェ広島の基盤と、育成型クラブの土台を築き上げ、クラブのために多大なるご尽力をいただきました。ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
株式会社サンフレッチェ広島 代表取締役会長 久保允誉 コメント
「サンフレッチェ広島の礎を築かれた初代総監督、今西和男氏の悲報に接し、深い悲しみと喪失感に堪えません。クラブを代表し、心より哀悼の意を表します。
今西さんを一言で表すならば、まさに「教育者」でした。Jリーグ参入という激動の時代にあって、「広島という地方都市は、育成型のクラブを目指していかなければならない」という強い信念のもと、サンフレッチェ広島の誕生に多大なるご尽力をいただきました。才能を見出し、愛情を持って育て上げる。『サッカー選手である前に、良き社会人であれ』と説かれたその揺るぎない情熱が、『日本一の育成型クラブ』というサンフレッチェ広島のDNAとして深く刻まれています。
また、長年のクラブの悲願であったサッカースタジアム建設につきましても、今西さんとはクラブの黎明期より誘致に向けて共に走り続けてまいりました。エディオンピースウイング広島という新たな舞台で躍動する選手たちの姿を、これからも末永く見守っていただきたかったと誠に残念でなりません。
私がクラブ経営を引き継いでからは、現場の強化は今西さんに託し、それぞれの持ち場で共に歩んでまいりました。苦しいことも多くありましたが、私にとっては本当に楽しい時間でした。
これまでのサンフレッチェ広島、そして日本サッカー界への計り知れないご功労に深く感謝申し上げますとともに、安らかにお休みになられますよう、心よりお祈り申し上げます。」
今西 和男
1941年、広島市出身
広島市立舟入高校、東京教育大学卒業後、東洋工業(現マツダ)に入社。DFとして活躍し、日本代表にも選出された。現役選手引退後は社業に専念したが、82年に成績の低迷した東洋工業サッカー部の立て直しを図るべく、サッカー界へ復帰。ハンス・オフト氏の招聘や選手へのコミュニケーション教育を実施した。
サッカー部のプロリーグ参入、サンフレッチェ広島の誕生に大きく貢献し、サンフレッチェ広島発足後はコーチング・スカウティングなどマネジメントのあらゆる面において手腕を発揮。クラブの基礎を築き上げた。
