浅野拓磨選手加入会見を行いました!
チーム
本日、エディオンピースウイング広島にて、浅野拓磨選手の加入会見を行いました。
浅野拓磨選手 コメント
皆さんこんにちは。浅野拓磨です。
サンフレッチェ広島には10年ぶりに帰ってきました。これまで経験したものを、このサンフレッチェ広島に還元できるように、そしてこの歴史ある広島のために全力で頑張っていきたいと思います。
今日はよろしくお願いします。
久保雅義代表取締役社長 コメント
本日はお忙しい中、記者会見にお集まりいただきまして誠にありがとうございます。この度、浅野選手が当クラブに加入することとなりました。
クラブを代表して、浅野選手を心から歓迎するとともに、この移籍の実現にご尽力いただいた全ての関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
まず、今回の補強に至った背景についてご説明いたします。私たちは今シーズン、国内タイトルの獲得はもちろん、アジア、そして世界で戦えるクラブになることを目標に掲げています。その実現に向けて強化部、監督、そして経営陣で議論を重ねてまいりました。そこで共通していたのは、個人の力で局面を打開できること、そしてチームの中で連携しながら勝利のために献身的にプレーできること。この2つを兼ね備えた選手が必要だと考えました。
さらに、監督が目指すサッカーを体現し、チーム全体のプレー強度を引き上げられる選手を探してまいりました。浅野選手はまさにその条件を満たす存在です。前線での圧倒的なスピード、背後へのランニング、そして攻守両面でハードワークを惜しまない姿勢は、私たちが目指すサッカーに欠かせないものだと考えています。
高く評価したのは、スピードや得点だけではありません。攻守にわたりチームのために走り続けられる献身性、そして勝負どころで違いを生み出せる力を持っている点です。
また、世界トップレベルの舞台でプレーしてきた経験、日本代表として数多のプレッシャーのかかる試合を戦い抜いてきた経験は、クラブにとって非常に大きな財産になります。そして何より、勝利への強い執着心と高いプロ意識を兼ね備えています。監督が目指すサッカーを実現する上で最も適した選手であり、世界基準をチームに伝え、勝者のメンタリティを示してくれる存在であると確信しております。
今回の交渉については決して簡単なものではありませんでした。
浅野選手にとって海外でプレーすることはプロキャリアの原点であり、できる限り長く海外で挑戦を続けたいという強い思いを持っていました。だからこそ日本へ戻ること、そして広島を選ぶという決断は、決して簡単なものではなかったと思います。
しかし、私たちは今のタイミングで広島に戻ることが浅野選手にとって、そしてクラブにとっても最良の選択になると信じていました。広島で活躍することは、日本代表復帰の大きな一歩にもなります。そしてこのクラブに関わる全ての皆様へ、大きな喜びと夢を届けることにも繋がります。
さらにこれからの広島を共に作り上げ、タイトル獲得へ導くこと、そして自身が海外で培ってきた経験や価値観を若い選手たちへ伝えていくことも、浅野選手だからこそ果たせる大きな役割だと考えています。
一方で、それだけ大きな期待があるからこそ、この決断には大きなプレッシャーも伴ったはずです。だからこそ、私たちが大切にしたのは条件面だけではありません。浅野選手の思いに寄り添い、不安や迷いも含めて真摯に向き合いながら一緒に未来を描いていくことでした。
私たちが浅野選手に一番期待してることは、まずは自分らしいプレーを思いっきり表現してほしいということです。その先には日本代表への挑戦もあるでしょう。そして、若い選手たちへの刺激となり、勝者のメンタリティをクラブに根付かせ、国際舞台で培った経験をチーム全体へ還元してくれることを期待しています。ピッチの上だけでなく、クラブ全体を一段高いレベルへ導いてくれる存在になってくれると信じています。
最後になりますが、サポーターの皆様にはぜひ、浅野拓磨選手を温かく迎えていただきたいと思います。クラブはこれからも挑戦を続けます。タイトル獲得という目標に向かい、浅野選手と共に新たな歴史を築いていきたいと思っております。皆様の変わらぬご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
代表質問
Q)復帰の決断について
浅野拓磨●
今日は正直に全部話そうと思ってここに来ています。僕は過去2年間はスペインで、(RCD)マジョルカというチームでプレーしていて、まだ日本には帰らない、シーズンが終わってからも正直日本に帰る気持ちはありませんでした。もっと自分の向かっている夢や目標に対してチャレンジしていきたいと思っていました。
何よりもこのサンフレッチェ広島を旅立った時に、ヨーロッパでできる環境があれば、できるだけ長くヨーロッパでプレーしたい。そういう気持ち、覚悟を持ってこの広島を旅立ちました。その気持ちを忘れたことはないですし、それがある意味サンフレッチェ広島のために恩返しにもなると思っていました。ヨーロッパで活躍する姿を見せることが自分のできることだと信じていました。
サンフレッチェ広島の強化部の方がマジョルカまで来てくれた時も、挨拶をしてくれるのは嬉しいですが、来てもらったとしても僕の気持ちは変わらないです、というのを正直に代理人にも伝えていました。それぐらい僕はまだまだ挑戦するという気持ちがありました。
でも、そこでサンフレッチェ広島さんの熱い気持ちや、僕に対する期待をすごく感じました。その話を聞いた時に、案外気持ちって変わるものなのかな?と感じました。ただ、シーズンが終わってからもずっと、日本に帰るべきなのか、もっともっとヨーロッパでやるべきなのかというのは自分の中で葛藤がありました。悩みに悩んで、答えというのは僕の中で見つかったのかと言われると、見つからなかったというのが正直な思いです。
サンフレッチェ広島に帰ってくる決め手になったのは、サンフレッチェ広島さんの気持ちと、あとは自分が今何ができるのか、何をすべきなのかを考えたことでした。日本に帰ってくるからといって僕の挑戦が終わるわけではない。確かに、10年海外でプレーをして、それを終わらせるのか、という気持ちは自分の中にありましたし、そこに対して悔しさなのか、悲しさなのか、今までに感じたことのない感情っていうのはありました。
ただ、ここに帰ってくる意味というものはそれ以上に大きい、そしてここで僕にやれることは自分が想像する以上にあるのではないか、と感じました。決断は最後に自分でしましたが、気持ちが固まって決断したっていうよりは、(順番としては)決断してから、サンフレッチェ広島でやれることをとにかくやるだけなんだという思いでした。
広島に帰ってくることを決断して、そこからは自分に何ができるのか、何をやるべきなのか。怖さは正直ありますが、その思いを振り払ってでも、サンフレッチェ広島でプレーする意味は大きいと感じました。ヨーロッパでチャレンジすることも1つのチャレンジですが、自分の中ではサンフレッチェ広島を選ぶということが何よりもチャレンジだと最終的には感じました。
僕の中で1番難しい決断をしました。今までも難しいチャレンジを決断してきたので、今回も自分の中で1番難しいチャレンジを決断できたという意味では、自分らしいなと思います。
Q)チームメイトの反応について
浅野拓磨●
周りから連絡をいただいて、自分からも連絡をしました。「帰るよ」と伝えた時に、みんな驚いてくれてましたし、特にサンフレッチェ広島時代に一緒にプレーしていた人はすぐ連絡をくれましたし、すごく喜んでくれてました。
Q)背番号29について
浅野拓磨●
僕がこの広島で初めてつけた番号が29だったので、この番号に決めました。当時29を選んだのは「2+9は11」、11の背中を追って頑張りたいというのが理由でした。初心に1回戻るという意味と、また自分の中で、みんなのために1から頑張る環境だと思って、この番号を選びました。
Q)エディオンピースウイング広島について
浅野拓磨●広島の皆さんにとって本当に待ちに待ったスタジアムだったと思います。僕もこのスタジアムができた時は「ついにできたか」と思いましたし、いつかこのスタジアムでプレーしたいという気持ちは常に持っていました。その想いが実現できることをすごく嬉しく思います。
このスタジアムで、たくさんのサポーターの方と1試合でも多く喜びを分かち合うことができるように、とにかく自分は全力でプレーするだけです。もう本当にそこだけです。
Q)日本代表と自身の成長について
浅野拓磨●客観的には、「日本に帰ってきたというのは1つの挑戦が終わった、日本代表を諦めているようにも見える」と思います。
ただ、僕がここに戻ってきた理由はもう一度日本代表のピッチに立つためですし、何よりも自分自身が今の自分よりも成長するためにこのチームを選びました。何かが終わって、ここから日本で落ち着くという気持ちはありません。
自分は一選手として、少しでも成長して、もっともっといい選手になれるように。そして日本代表、次のワールドカップももちろん目指しています。そのためにこのチームに戻ってきました。
僕自身パワーアップしたのかどうかと問われると分かりませんが、期待してくれている人がたくさんいると思います。21歳で海外に行き、今年で32歳になりますが、気持ちは広島を旅立った21歳のままです。海外ではあまり上下関係がないということもあり、ベテランになっている感覚も全くないです。
広島には僕より若い選手もいると思いますが、その選手たちと同じ思いで、成長に向かってやっていくだけだと思います。自分がやれることはそれだけです。年を取ったから、経験してきたから何かを還元しようと思って帰ってきたわけではなく、自分の成長のために帰ってきました。自分の姿を見て、チームメイトやサポーターの皆さんが何かを感じてくれるなら、それは嬉しいことだと思います。そのために、とにかく1日1日を100%の全力でプレーするだけだと思っています。
Q)現在のサンフレッチェのサッカーについて
浅野拓磨● 本当に正直に話しますが、あまりサッカーを見ないので(笑)。 ただ強化部の方が来てくれた時に、監督とビデオコールをして挨拶をしていましたし、その時僕の印象をしっかりを持ってオファーを出してくれていたと感じました。 広島の今のサッカーがどのようなものか、そこまで明確なイメージはありませんが、自分が今までやってきたことを見て必要だと思ってくれていると思うので、全力でやっていくだけだと思ってます。
Q)リーグ優勝とジャガーポーズについて
浅野拓磨●過去に僕はサンフレッチェで2度優勝を経験しましたが、過去は過去で思い出すこともないですし、未来に向かって全力で生き続けてきた結果、今があると思っています。ただ帰ってきた意味として、このチームを優勝に導くというのは絶対条件だと思ってます。優勝を目指して、また今日から頑張るだけだと思っています。
ジャガーポーズはあんまりかっこいいものではないんで、変えてもいいなってずっと思ってるんですけど(笑)。でもやっぱり求めてくれている人がたくさんいるので、ゴールを決めたらやってしまいます。ここでも多分たくさんの方が求めてくれてると思います。みなさんの印象に残ってくれているのは、これまでのキャリア、その時々で注目されている試合でゴール決めて、ジャガーポーズができてるからこそだと思います。サッカーキャリアの中で満足できるほどたくさんゴールを決め、ジャガーポーズをしてきたとは思っていません。この地で、今まで以上にたくさんゴールを決めて、ジャガーポーズができるように頑張りたいなと思います。
Q)サポーターへのメッセージ
浅野拓磨●これまでたくさんの方がサンフレッチェ広島を応援し、サポートしてくれたからこそ、優勝を経験し、そして今のサンフレッチェ広島があるのだと思います。そしてこのスタジアムができてからは新たなサポーターも増えたと思いますし、楽しみにしてくれてる方がたくさんいると思います。
ただ、僕は「応援してくれている人のために」というありきたりな美しい話はあまりしたくありません。「自分のために、このチームのために全力で頑張りたい」というのが正直な気持ちです。 ただ皆さんの声援が自分の力になりますし、エネルギーに変わるので、一緒に戦ってほしいと思っています。決していい時間ばかりではないと思うので、そういう時にこそ、皆さんの力を貸してほしいと思います。僕も全力で頑張るので、一緒に優勝を目指して頑張って欲しいと思います。
ここに帰ってくるということが、自分の中では何よりもチャレンジ。
このチームを優勝に導くというのは絶対条件。
自身の成長のため、チームの優勝のためにとにかく1日1日を100%の全力でプレーするだけです。
