2020明治安田生命J1リーグ 第18節

試合開始日時
2020年09月23日(水)  19:03キックオフ 
試合会場
昭和電工ドーム大分
天気・気温
曇、無風 、気温23.9℃ 、湿度73.0%
入場者数
4,247人
芝状況
全面良芝
主審
池内明彦
副審
武部陽介 、 和角敏之
第4の審判
山口大輔
37

大分トリニータ

Away

0-2

0前半0
0後半2
18

サンフレッチェ広島

ゲームレポート

得点 :70森島 司
:86ドウグラス ヴィエイラ
4 シュート 5
6 GK 4
4 CK 3
6 直接FK 9
1 間接FK 2
1 オフサイド 2
0 PK 0
監督
片野坂 知宏 城福 浩
スターティングメンバー
GK 22 ムン キョンゴン
GK 1 林 卓人
DF 3 三竿 雄斗 累積イエローカード
DF 3 井林 章
DF 5 鈴木 義宜 累積イエローカード
DF 23 荒木 隼人 累積イエローカード
DF 29 岩田 智輝
DF 19 佐々木 翔 累積イエローカード
DF 49 羽田 健人
MF 25 茶島 雄介
MF 7 松本 怜
MF 44 ハイネル 累積イエローカード
MF 8 町田 也真人
MF 30 柴崎 晃誠
MF 10 野村 直輝
MF 24 東 俊希
MF 23 高山 薫
MF 26 土肥 航大 累積イエローカード
MF 32 前田 凌佑
MF 10 森島 司 累積イエローカード
FW 16 渡 大生
FW 20 永井 龍 累積イエローカード
控え
GK 1 高木 駿
GK 38 大迫 敬介
DF 15 小出 悠太
DF 2 野上 結貴 累積イエローカード
DF 19 星 雄次
MF 8 川辺 駿 累積イエローカード
MF 4 島川 俊郎 累積イエローカード
MF 18 柏 好文 累積イエローカード
MF 11 田中 達也 累積イエローカード
MF 7 野津田 岳人
FW 9 知念 慶 累積イエローカード
MF 29 浅野 雄也
FW 31 高澤 優也
FW 9 ドウグラス ヴィエイラ 累積イエローカード
交代
59 渡 大生 → 知念 慶
63 ハイネル → 川辺 駿
69 野村 直輝 → 高澤 優也
63 永井 龍 → ドウグラス ヴィエイラ
69 高山 薫 → 田中 達也
72 茶島 雄介 → 柏 好文
80 町田 也真人 → 星 雄次
73 森島 司 → 浅野 雄也
80 前田 凌佑 → 島川 俊郎
80 柴崎 晃誠 → 野上 結貴
警告
34 ハイネル イエローカード
退場

試合の見どころ

 2カ月半前のリベンジマッチだ。7月8日(水)にエディオンスタジアム広島で開催されたJ1第3節・大分戦、開始10分にレアンドロ・ペレイラのゴールで先制した広島は、その後は安定した守備で相手を封じて勝利まで目前に迫ったが、85分に同点に追い付かれると、アディショナルタイムには決勝点を許してまさかの逆転負け。「可能であれば時間を巻き戻したい」(城福浩監督)と悔しさをこぼしたゲームは今季初黒星となり、それまで勢いのあったチームは大分戦から4戦連続勝利なし(1分3敗)とリズムを狂わされてしまった。「やはり人間なので、一つのキッカケで脆くもなる。そういう部分で鍛えられる良いキッカケになったと思っている」(城福監督)。当時からどれほど強くなったのか。広島の進化が問われることになる。
 敵地で借りを返しに行く今回も難しい戦いとなるだろう。一時は5連敗を喫するなど、なかなか勝利を掴めなかった大分は第15節終了時点で3勝4分8敗と停滞していたが、最近は“らしい”戦いで持ち直した印象だ。直近の3試合は仙台、FC東京、横浜FCと戦い今季初の3連勝。仙台には3-0、FC東京には3-2、そして前節・横浜FC戦では1-0で逃げ切った。すべてが大分のスタイルであるGKを含めた後方からの巧みなビルドアップで主導権を握る戦いを貫いての結果であり、ゴールシーンも相手をコンビネーションでしっかり崩したものばかりだ。連戦中ということで試合毎に半数近くメンバーを入れ替えながら戦っている大分は、3シャドーも2セット備えている。前節は伊佐耕平、三平和司、町田也真人の組み合わせだったため、今回は順番的に知念慶、渡大生、小塚和季の“主力級”をスタートから起用してくる可能性が高い。それは強豪・FC東京を倒した組み合わせであり、相手に的を絞らせないボールポゼッションしながらの攻撃はやはり注意が必要だ。
 3試合ぶりの勝利を目指す広島のポイントは、主導権の掌握だ。守備では相手にボールを持たれる時間もあるだろうが、焦れることなく前から取りに行く時と引いて構える時のメリハリを付けて封じること。攻撃では大分に負けないビルドアップから前線での連動したコンビネーションで得点を狙うこと。前節・柏戦ではピンチを作られはしたが、先制点はチームの狙いとしているパスワークでの崩しであり、今季のテーマであるカウンターでもチャンスを作っていた。「最初の3、4分は失い方も悪くて圧力をかけられたが、それ以外は基本的にはゲームコントロールができていた。距離感のところは継続していけばもっと良くなる手応えがある」(城福監督)。
 勝点3を奪うために今回もゲームコントロールが必要となる一戦。紫軍団は前節からの戦いを継続し、大分撃破を狙う。

城福浩監督 試合前日コメント

(大分は3連勝中だが?)ずっと変わらない戦い方を続けていけば、もちろん良くない時もあるが、良い時もある典型だと思う。我慢して自分たちのスタイルを貫いているチームという印象がある。
 前回対戦は我々が点を取るまでは、ほとんどボールを奪いに来ず、自分たちがずっとボールを保持していた。画面の中にGK大迫敬介が出てこない状況で点を取った。勝点3を持った状態になったので、そこで少し引いた。もちろん今回はしっかりオーガナイズをして、相手にスペースを与えない時と相手からボールを奪うメリハリは出したい。ただ、前回対戦では2点目も入りそうだったので、プランとしては悪くなかった。85分までそういう形で進んだ中で相手もビハインドだったので、より知念慶にボールを集める状況になった。そこに対応できていないわけではない。我々としてはもっと自分たちのことにフォーカスしたい。距離感を大事にして、つなぐべきところとしっかり相手を広げるところのメリハリと守備のメリハリは、誰が出てもやれるように、あるいは進化できるようにしていきたい。
(前回対戦は悔しい負けだったが?)たら・ればを言っても仕方ないが、あのまま1-0でいくか、決定機を決めて2-0でゲームが終わっていれば、今シーズンどう動いていたか分からない。ただ、ああいう結果になったからこそ、我々が今、チームに足りないことや突きつけられた場面がある。そこでもう一段、上に上がるために、もがいている。一つのキッカケを与えてくれたと思っている。(今季)3試合目の85分までは、「今シーズン、どこに問題がある?」という状況で進んでいた。やはり人間なので、一つのキッカケで脆くもなる。そういう部分で鍛えられる良いキッカケになったと思っている。
(中3日の連戦となるが?)ゲームが始まってしまえば、誰を何分で代えたいとか何分で投入したいというプランが思いどおりになるのはありえない。予想外に90分使ってしまう選手もいれば、早い時間帯で入れたいけども、悪くなければ代える必要もない。そこは、連れて行くメンバーでみんなを代表して戦って、勝点3を取って帰ってきたい。

試合前情報

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本日のスターティングイレブンです! 前節から先発6人が入れ替わりました。フレッシュなメンバーで3試合ぶりの勝利を目指します!

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リーグ戦初先発となった土肥航大選手。怖いもの知らずの若者の躍動に注目です!

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選手を乗せたバスがスタジアムに到着しました。ここからさらに気持ちを高めてゲームに臨みます!

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「昭和電工ドーム大分」のロッカールームです。7月18日(土)のJ1第5節・C大阪戦以来、今季2度目の先発となった永井龍選手。古巣相手となりますが、チームを勝利に導くゴールに期待です!

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本日はアウェイ・大分トリニータ戦! 7月の前回対戦では終盤に逆転を許す悔しい敗戦を喫した相手であり、現在は3連勝中と勢いにも乗っています。敵地での難しい戦いが予想されますが、チーム全員の総力でリベンジを目指しますので、熱いご声援をよろしくお願いします!

城福浩監督 ハーフタイムコメント

・守備はマークのメリハリをハッキリすること。
・攻撃はマイボールの時間をもう少し長くしよう。
・みんなで戦うぞ!

GAME REPORT

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「ホームで大分に良い勉強をさせてもらったので、我々がその後にどういうふうに積み上げてきたかを示したい思いもあった」(城福浩監督)。2カ月半前の前回対戦では、84分まで1-0でリードしながら、そこから一気に2点を奪われる悔しい逆転負けを喫した広島がリベンジを目指した一戦。まさに紫軍団の進化が見えた戦いとなった。
 試合は序盤から一進一退の攻防が続いた。互いに最終ラインからパスをつないで攻撃を組み立てようとするスタイルが真っ向からぶつかり、守備になれば前線から鋭いプレスをかけ合う我慢比べの様相でゲームは推移。前半は両チーム合わせて東俊希のヘディングシュート1本で終わったように、お互いにペナルティーエリア手前まではボールを運ぶものの、そこから先の精度を欠いて0-0で折り返すことになった。
 だが、後半に試合は大きく動いた。序盤こそ前半と同じくシュートの少ない主導権争いが続いたが、サンフレッチェは選手交代で流れを引き寄せにかかった。この日は前節・柏戦から先発6人を入れ替えるフレッシュな陣容となっていた中で、63分、ハイネルと永井龍に変えて川辺駿とドウグラス・ヴィエイラを同時投入。運動量と推進力のある二人を勝負所で起用した城福監督の采配が見事に決まった。この交代で前への圧力がより強まった広島は、70分、茶島雄介の浮き球パスに反応したドウグラスがゴール前で仕掛けると、最後は森島司へラストパス。これを背番号10が冷静に左足で突き刺して、ついに先制点を奪うことに成功した。
 その後は前回対戦と同じく終盤まで1-0のスコアで試合が進む中、今回はここからが違った。同点を狙いに選手交代でパワーをかけてきた大分に対し、「自分の記憶ではペナルティーエリアの中で相手に時間があって足を振らせたシーンは90分を通じてなかったと思う」(城福監督)と話した集中した守備で封じ続けると、迎えた86分だった。中盤での巧みなパス回しで相手を揺さぶると、最後は柏好文のミドルパスに抜け出したドウグラスがGKとの1対1を冷静に流し込んで追加点。これで勝負を決めたサンフレッチェが3試合ぶりの勝利をつかみ取った。
 危なげない完封勝利に指揮官は「今日はチーム全員が気持ちを出して、プレーしてくれたと思う」と選手たちの頑張りを称える会心の結果となった。

城福浩監督 試合後コメント

ここ2試合は負けと引き分けだったので、今日はどうしても勝点3が取りたかった。また、(前回対戦の)ホームで大分に良い勉強をさせてもらったので、我々がその後にどういうふうに積み上げてきたかを示したい思いもあった。今日はチーム全員が気持ちを出して、プレーしてくれたと思う。広島で見てくださっている方々にも良い報告ができたと思っている。
(ハーフタイムの指示は?)守備はすごく機能していたと思う。前線からのハードワークと最終ラインのコンパクトさは大分の狙いも含めてみんなが共有しながらやっていた。自分の記憶ではペナルティーエリアの中で相手に時間があって足を振らせたシーンは90分を通じてなかったと思う。ペナルティーエリアの外から打たれたり、クロスで少し交錯したところはあったとしてもペナルティーエリアに入られた記憶はほとんどない。それぐらい選手は集中してくれたと思うが、ボールを奪った後に一発で狙い過ぎて相手にボールを渡す展開が前半は続いた。「もっと握ろう」と。「良い守備はできているので、我々がボールを握りながら隙を突いていこう」というのは確認して後半に入った。
(直近の5試合で4得点を奪っているドウグラス・ヴィエイラについて)ハードワークをしていれば必ずボールが転がってくるということはずっと彼と話をしている。永井龍に劣らないハードワークの中から我々がチャンスを作ったシーンもあった。それを続けてくれれば必ず彼のところへ良いボールが供給されると信じてやってくれていると思う。
(リーグ戦初先発の土肥航大について)彼のボールの収まりや運動量はある程度信頼して送り出した。また、出るからには責任を持った守備をしてほしいと思っていた。そこは最低限、やってくれた。Jリーグ初先発で90分出た中では、ある程度、やってくれたと思う。もちろん、彼の持ち味である、ボールを持ち出すところやはたいて出て行くところ、攻撃の良さをもっと出したかったと本人は思っていると思うが、まずは守備を破綻させない中で、最低限、彼の良さは出してくれたと思っている。