2020明治安田生命J1リーグ 第26節

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試合開始日時
2020年11月03日(火)  17:03キックオフ 
試合会場
エディオンスタジアム広島
天気・気温
晴、弱風 、気温11.5℃ 、湿度44.0%
入場者数
5,475人
芝状況
全面良芝
主審
村上伸次
副審
三原純 、 西村幹也
第4の審判
松本大
18

サンフレッチェ広島

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1-1

0前半1
1後半0
4

浦和レッズ

ゲームレポート

:76レアンドロ ペレイラ
得点 :3興梠 慎三
16 シュート 5
1 GK 14
6 CK 1
12 直接FK 14
2 間接FK 2
2 オフサイド 2
0 PK 0
監督
城福 浩 大槻 毅
スターティングメンバー
GK 1 林 卓人
GK 1 西川 周作 累積イエローカード
DF 2 野上 結貴 累積イエローカード
DF 27 橋岡 大樹 累積イエローカード
DF 23 荒木 隼人 累積イエローカード
DF 31 岩波 拓也 累積イエローカード
DF 19 佐々木 翔 累積イエローカード
DF 5 槙野 智章 累積イエローカード
MF 25 茶島 雄介
DF 3 宇賀神 友弥
MF 6 青山 敏弘
MF 8 エヴェルトン 累積イエローカード
MF 8 川辺 駿 累積イエローカード
MF 7 長澤 和輝
MF 18 柏 好文 累積イエローカード
MF 24 汰木 康也 累積イエローカード
MF 29 浅野 雄也
FW 11 マルティノス 累積イエローカード
MF 10 森島 司 累積イエローカード
FW 30 興梠 慎三
FW 39 レアンドロ ペレイラ
FW 9 武藤 雄樹
控え
GK 38 大迫 敬介
GK 36 鈴木 彩艶
DF 3 井林 章
DF 6 山中 亮輔 累積イエローカード
MF 26 土肥 航大 累積イエローカード
DF 20 トーマス デン 累積イエローカード
MF 50 藤井 智也 累積イエローカード
MF 16 青木 拓矢 累積イエローカード
MF 14 エゼキエウ
MF 41 関根 貴大 累積イエローカード
FW 20 永井 龍 累積イエローカード
FW 14 杉本 健勇 累積イエローカード
FW 9 ドウグラス ヴィエイラ 累積イエローカード
FW 39 武富 孝介
交代
60 浅野 雄也 → ドウグラス ヴィエイラ
62 マルティノス → 関根 貴大
87 青山 敏弘 → エゼキエウ
62 武藤 雄樹 → 杉本 健勇
87 柏 好文 → 永井 龍
71 エヴェルトン → 青木 拓矢
80 関根 貴大 → 武富 孝介
警告
53 青山 敏弘 イエローカード
52 宇賀神 友弥 イエローカード
65 エヴェルトン イエローカード
退場

試合の見どころ

 うっ憤を晴らす勝利に期待だ。
 敵地で戦った前節・仙台戦は、広島が80分近くを相手陣地でプレーする優勢な試合運びを見せながら無得点に終わる無念のスコアレスドローとなった。その悔しい思いを持って今節は勝利を目指すことになるが、相手が浦和となれば、さらにサンフレッチェを奮い立たせる記憶のゲームがある。2カ月半前に「埼玉スタジアム2002」で戦ったJ1第10節の前回対戦だ。試合は開始早々の5分にPKで先制点を献上すると、その後は広島が終始ゲームを支配して20本のシュートを放つ猛攻を見せた。だが、最後までゴールを仕留めることができず0-1の敗戦。当時の試合について城福浩監督は「なかなか受け入れがたい負け方だった。(明日は)コンディションよりそういう気持ちの面が上回ると確信している」。前節に続いて今節も中2日でのハードな日程となるが、疲労を上回る勝利へのモチベーションが今のサンフレッチェにはある。
 リベンジに燃える広島だが、当然ながら浦和は簡単に勝たせてくれるほど甘くはない強豪だ。もっと言えば、前回対戦よりチームとして進化している。「守備がもっとソリッドになっていて、奪った後のカウンターのスピードは気候もあると思うが上がっている。メンバーが固定されてきて、『自分たちの強みをどうやって出していくんだ』というところで今の監督のやりたいことをみんなが共有できてきて、そのメンバーが研ぎ澄まされてきた」(城福監督)。一時は3連敗を喫するなど苦しい時期を過ごした浦和だが、直近の5試合は3勝2分と登り調子。その間に11人の先発メンバーがほぼ固定され、チームとして安定した戦いを披露している。
 特に注意しなければならないのが、やはり強力な前線だ。興梠慎三と武藤雄樹の高い得点力と連動性を備える2トップに加え、サイドMFのマルティノス&汰木康也の局面を打開してくるドリブルは強烈だ。「ボールを奪った後のカウンターは、例えば鹿島並みに鋭いし、個人のクオリティーも高いものがある。仙台戦のようにカウンターを出させないでずっと押し込む状況にはなかなかならないと思っている」(城福監督)。前節同様に敵陣地でプレーする時間を増やしたい広島だが、相手の鋭い攻撃を受ける覚悟も必要となる。
 勝てば順位でも浦和を逆転できる一戦。「相手をリスペクトはするが、明日は我々が目指しているものをいかに攻守において多く出せるか。そういう押し返しをして、前からディフェンスをして、ボールを奪って相手陣地でサッカーをする。それをいかに継続できるかが大事になる」。相手が強豪だろうと屈しない指揮官の下、紫軍団はスタイルを貫いて勝点3を狙う。

城福浩監督 試合前日コメント

(前節から中2日は)それは浦和も同じ。明日は自分たちが今目指しているものを攻守においてやり切るのみ。選手のコンディションは今日の時点では差があるが、明日になればもっと均一になる。何よりも勝点1で終わった前節の悔しさを晴らしたい思いがある。また、アウェイでの浦和戦は、なかなか受け入れがたい負け方だった。コンディションよりそういう気持ちの面が上回ると確信している。
(前節・仙台戦の収穫と課題は?)メンバーが大幅に代わった中でも我々が今年やろうとしている大枠のところを攻守においてある程度示せたと思っている。示せたからこそ勝ちたかった。決定機は実は前後半合わせても3、4回しかなかった。決定機の直前ぐらいは山ほどあった。その課題として、そこのクロスを合わせるとか、そこで一つ落ち着いて違う選手を選択するなど、決定機と言えない前段のところであまりにも決定機に繋げられなかったのが大きな課題。おそらく、決定機が10回作れていれば点は入っている。逆に言えば、「それが入らないか」というのが3回しかなかったら、それは入らない可能性が高いということ。そこはクロスの精度もそうだが、中に入る人間の意識、「クロスがここまで来ないかもしれない」と思えば、それは決定機にはならない。詰める人間の人数や意識を含めて、オン・ザ・ボールだけではないところが、課題だと思っている。ただ、最後の10分で飲まれて勝点ゼロで終わるのは、サッカーではよくあること。そこをみんなで「ここで崩れてはいけないんだ」という強い思いを声で共有しながら勝点1で乗り切れた。メンバーが代わってもチーム全体でやろうとしていることが表現できたのは収穫。
(浦和の印象について?)前回対戦とは少しチームが変わっていると思う。守備がもっとソリッドになっていて、奪った後のカウンターのスピードは気候もあると思うが上がっている。メンバーが固定されてきて、「自分たちの強みをどうやって出していくんだ」というところで今の監督のやりたいことをみんなが共有できてきて、そのメンバーが研ぎ澄まされてきた。奪った後のカウンターは、例えば鹿島並みに鋭いし、個人のクオリティーも高いものがある。仙台戦のようにカウンターを出させないでずっと押し込む状況にはなかなかならないと思っている。
(サイドMFのマルティノスは強烈だが?)我々のディフェンディングサードでの1対1の時間は短くしないといけない。もちろん、1対1になる時間があっても、もう一人が外にカバーすることは早めに意識しないといけない。マルティノスはプレーの連続性は別としても何もないところから何かを起こせるスピードとドリブルは持っている。ほとんど相手に何もやらせていなくても彼の1対1から何かを生み出してくる。もう一つは、2トップのモビリティーは我々が対戦した時よりはるかに上がっている。特に興梠慎三が起点になりながら空けたスペースを武藤雄樹が入ってくる感覚とクオリティーの高さは注意しないとサイドMFの良さがより生きてしまう。
(自分たちの戦いのベーシックなところは変わらない?)我々はボールを握る時間を長くしたいと思っているので、あとはいかにサイドでやり切れるか。あるいはショートカウンターを発動できるか。終わり方が大事。我々が中途半端なボールの失い方をすると、相手のスピード感あふれるクオリティーの高いカウンターを受けることになる。そこは十分に注意したい。
 相手をリスペクトはするが、明日は我々が目指しているものをいかに攻守において多く出せるか。そういう押し返しをして、前からディフェンスをして、ボールを奪って相手陣地でサッカーをする。それをいかに継続できるかが大事になる。

試合前情報

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本日のスターティングイレブンです! 前節から中2日、スタメンを8人入れ替え、フレッシュな状態となった選手たちがピッチを躍動します!

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サポーターの皆さんの拍手に包まれながら、選手がピッチに登場! リラックスした表情の選手が多く、よい雰囲気で、試合に向けてさらに熱を高めています!

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選手バスがスタジアムに到着しました! 柏好文選手も前節のアウェイ・仙台遠征には帯同せず、休養十分で浦和レッズ戦を迎えます。カッシーのキレキレドリブルにご期待ください!

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本日のロッカールームです! キャプテン・佐々木翔選手は、前節・アウェイのベガルタ仙台戦の遠征に帯同せず、コンディションを整えて今日の一戦を迎えます!

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本日はホーム・浦和レッズ戦! 相手は各ポジションにタレントを擁すJ屈指の強豪です。今日は前節に続いて中2日での連戦とあってタフな戦いが予想されますが、チームの総合力で勝利を目指しますので、熱い後押しをよろしくお願いします!

城福浩監督 ハーフタイムコメント

・守備は声をかけ合いながら守ること。
・ビルドアップの時はポジショニングをハッキリすること。
・チャンスは作れている。焦れないで戦おう!

GAME REPORT

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 試合はいきなり動いた。開始早々の3分、浦和のエース・興梠慎三に巧みなシュートを突き刺されて失点。同じように前半5分に先制点を奪われた約2カ月半前の前回対戦ではシュート20本の猛攻を見せるも0-1で敗れたサンフレッチェにとって、当時からいかに進化したのか。その力が問われることになった。
 ここからも前回対戦と似たような展開で進んだ。同点に追い付くために広島は失点直後から猛反撃。ボールを保持しながら勢いのある攻撃を見せて相手を自陣へ釘付けにすると、サイド攻撃を中心にチャンスを構築していった。6分にはオーバーラップした佐々木翔のクロスから浅野雄也が好機を迎えれば、13分、17分、22分とレアンドロ・ペレイラが立て続けにシュートを放つ。時には自陣にブロックを敷いて守る浦和の鋭いカウンターを浴びる場面はあったが、全体的には広島が攻撃回数を多くする中でシュート10本を放って前半を終えた。
 後半もサンフレッチェがボールを保持する展開は変わらなかった。48分にカウンターからマルティノスにあわやのチャンスを作られはしたが、その後は左サイドを起点に攻撃を展開していく。堅い守備ブロックを構築する浦和に対し、サイドからのクロスやセットプレーで何度も相手ゴールへ迫り、こじ開けられない時間帯が続く中で城福浩監督は攻撃の交代カードをきってギアをアップ。60分に浅野に代えてドウグラス・ヴィエイラを投入して圧力を強めると、ようやく攻勢が実ったのは76分。ゴール前の混戦からドウグラスのパスを受けたレアンドロが豪快に右足を振り抜いてついに同点に追い付いた。
 その後も逆転を狙いに行った広島は、永井龍とエゼキエウも同時投入して最後の猛攻を仕掛けるも、中央で堅陣を築く浦和守備陣を崩すことはできずドローで終了。「反省しないといけないのは試合の入り。自分が経験した中でもこのチームでは一番良くない入りをしてしまったと思う。もちろん我慢強く攻めて、我々らしくサイドを崩して勝点1に戻すことができたのは、追加点を与えずに我々の形で攻め続けたからとも言えるが、試合運びは強く反省しないといけない」(城福監督)。同点にさえ追い付けなかった前回対戦から進歩した姿を見せた広島だが、入りの悪さを再び露呈した反省点の残る結果となった。

城福浩監督 試合後コメント

今日はどうしても勝点3を取りたかったので、勝点1で終わったのは残念だし、本当に悔しい。反省しないといけないのは試合の入り。自分が経験した中でもこのチームでは一番良くない入りをしてしまったと思う。そこから失点をして、ずっと追いかけるというのはアウェイと同じような展開にしてしまった。もちろん我慢強く攻めて、我々らしくサイドを崩して勝点1に戻すことができたのは、追加点を与えずに我々の形で攻め続けたからとも言えるが、試合運びは強く反省しないといけない。今は悔しさでいっぱい。ファン・サポーターも多く来てくれて、一緒に喜び合いたかったが、残念。
(エゼキエウ選手と永井龍選手を終盤に入れてかなり攻撃的になったが?)今日は入りがすべてだと思う。本当に最悪の入りだった。あのような試合運びをすれば勝点3を取るのが簡単ではないのは、分かっていたはず。本当にあの入りがすべてだったと思う。ただ、0-0で推移していようが、得点を取られようが、おそらく我々がボールを握るだろうと思っていたので、そこからどう崩していくかは特に勝点ゼロの状況だったので我慢が必要だった。人間なので焦りも出るし、崩す一歩手前のところ、あるいはシュートまでは実際に行っていたが、浦和も体を張ってくる。特に勝点3を持っていれば集中力が上がってくる。そこを崩すのが簡単ではなくなってしまったのは、開始早々に失点してしまった自分たちがすべて。もちろん選手交代で最後はこじ開けて欲しかったし、おそらく選手交代をしなくても最後まで攻め続けられたと思うが、いずれにしても勝点1で終わるゲームではなかったし、満足するゲームでもなかった。反省しか残らない。
(失点直後から攻め続けたが、前半で仕留めたかったか?)重なるが、あの入りをしたらダメ。あの入りをして簡単に勝点3を取ることはできない。もちろん、0-0であっても我々はチャンスを作れたと思うが、点を取られた後の浦和の引いた力を(前回対戦で)我々は思い知らされている。チャンスは作れると思っていたが、なぜああいう入りをしたか自分でもまだ受け入れられない。
(悪い入りになった原因は?)細かなところでは、我々がこういうふうに試合に入ろうとした逆を行ってしまった。選手がこの試合でフワッと入るはずがない、そういうモチベーションで入っている。なぜなのかは、まだ分からない。ただ、局面としては、攻めた時の失い方から守り方まで我々の思いと反対の状況を出してしまった。
(来週のホーム2連戦に向けて)キックオフまで試合終了まで我々らしくやるだけ。