2021明治安田生命J1リーグ 第36節

試合開始日時
2021年11月20日(土)  15:03キックオフ 
試合会場
IAIスタジアム日本平
天気・気温
晴、弱風 、気温17.5℃ 、湿度43.0%
入場者数
8,856人
芝状況
全面良芝
主審
笠原寛貴
副審
武田光晴 、 日々野真
第4の審判
竹田明弘
VAR
井上知大
AVAR
岡宏道
試合終了
11

清水エスパルス

Away

1-0

1前半0
0後半0
18

サンフレッチェ広島

ゲームレポート

30'チアゴ サンタナ
得点
11 シュート 5
11 GK 5
3 CK 5
4 直接FK 8
1 間接FK 2
1 オフサイド 2
0 PK 0
監督
平岡 宏章 沢田 謙太郎
スターティングメンバー
GK 37 権田 修一 累積イエローカード
GK 1 林 卓人
DF 4 原 輝綺 累積イエローカード
DF 2 野上 結貴 累積イエローカード
DF 50 鈴木 義宜
DF 4 荒木 隼人 累積イエローカード
DF 38 井林 章
DF 19 佐々木 翔
DF 7 片山 瑛一 累積イエローカード
MF 18 柏 好文
MF 33 松岡 大起
MF 6 青山 敏弘 累積イエローカード
MF 6 竹内 涼
MF 17 松本 泰志
MF 16 西澤 健太
MF 24 東 俊希
MF 14 後藤 優介
MF 29 浅野 雄也
FW 23 鈴木 唯人 累積イエローカード
MF 25 茶島 雄介 累積イエローカード
FW 9 チアゴ サンタナ 累積イエローカード
FW 14 エゼキエウ
控え
GK 25 永井 堅梧
GK 38 大迫 敬介
DF 18 エウシーニョ 累積イエローカード
DF 3 塩谷 司
DF 39 山原 怜音
DF 21 住吉 ジェラニレショーン
MF 20 中村 慶太
MF 15 藤井 智也 累積イエローカード
MF 11 中山 克広
MF 26 土肥 航大
MF 26 滝 裕太
FW 23 鮎川 峻
FW 19 ディサロ 燦シルヴァーノ
FW 37 ジュニオール サントス 累積イエローカード
交代
61' 後藤 優介 → 中山 克広
55' 松本 泰志 → 塩谷 司
75' 西澤 健太 → 山原 怜音
55' 柏 好文 → 藤井 智也
84' 原 輝綺 → エウシーニョ
55' 浅野 雄也 → 鮎川 峻
84' 竹内 涼 → 中村 慶太
76' 青山 敏弘 → ジュニオール サントス
84' 鈴木 唯人 → ディサロ 燦シルヴァーノ
87' 茶島 雄介 → 土肥 航大
警告
退場

試合の見どころ

 紫軍団の最後の反撃3連戦だ。沢田謙太郎監督が指揮を執ってからの2試合は1分1敗。悔しい結果が続いているが、決してチームの士気が下がっているわけではない。特に前節・湘南戦は前半の早い段階で柴﨑晃誠が一発退場となり、長い時間を10人で戦い抜いた。J1残留のために1点をもぎ取ろうと鬼気迫る勢いで来た湘南に24本ものシュートを浴びたが、広島は全員が魂のこもった守備を見せて0-0のドロー。もちろん、シュート数が2本に終わった課題はあるが、「だけどチームとして一つになってできた試合だったと思っている」(沢田監督)。今度は攻撃で意地を見せたいところだ。
 もっとも、今節も湘南戦同様に険しい戦いとなるのは必至である。敵地で戦う相手は残留ラインギリギリの16位・清水。現在の勝点33は15位・湘南と同じであり、降格圏の17位・徳島との勝点差はわずか「3」しか離れていない。0-4で敗れた前々節・FC東京戦後にはロティーナ監督との契約を解除し、前節から平岡宏章監督を迎えるなど、J1残留のために荒療治を加えている清水は、今節もモチベーション高く、ホームのアドバンテージも生かして勢いよく臨んでくるだろう。広島としては、まずそこに対抗する心の準備から整えていかなければならない。
 その上で紫軍団は沢田体制での色を出して戦いたいところだ。「まず自分たちが何をするのか、そこを作り上げて勝負できるところまでやっていきたい。監督が替わったという意味も捉え、自分たちも変わっていかないといけない。それにチャレンジしていくよう、みんなで向かっていきたい」(青山敏弘)。湘南戦が終わってからの2週間、限りある時間の中でも沢田監督は“成長”にこだわってトレーニングを繰り返してきた。「選手の特長はゲーム形式で出してもらいたい」と言う新指揮官の狙いにより、城福体制時代にはあまりなかったコートを半分に狭めた紅白戦が多く組み込まれ、選手たちは熱のあるプレーを披露。狭いピッチで素早い攻守の切り替えや激しい球際の攻防が見られるだけでなく、ボールに触れるタッチ数制限を加えることで攻撃では鋭いコンビネーションプレーも発揮できている。青山の言う、選手たちの“変わろうとする姿”は実際の練習場で見られており、あとはそれを公式戦の舞台で発揮するだけだ。
 もちろん、残留の懸かった清水相手に勝点3を取るのは簡単ではない。だが、勝利できた時にはチームの新たな“チャレンジ”が報われたということである。まさにトレーニングの成果を清水にぶつけたい一戦だ。

沢田謙太郎監督 試合前日コメント

---前節から平岡宏章監督が指揮を執る清水の印象は?
「昨年も途中に代わって指揮を執っている。代わったことで動揺したりせず、落ち着いてやってくると思う。平岡さんらしく、アグレッシブに戦ってくると思っている」

---得点を取って勝ちたい清水はFWのチアゴ・サンタナ選手がポイントになりそうだが?
「体の強さもあるし、左足の強烈なシュートもある。テクニックもある。簡単な選手ではないと思っている。そこに対して我々の守備も簡単にやらせないこと。隙なくやれればと思っている。(パスの)出どころも抑えないといけない。早いタイミングで(チアゴ・サンタナにロングボールを)入れてくる可能性もあるので、(パスの出し手に)しっかりとプレッシャーをかけること。プラス、入った時には人がいないと危険な仕事をする選手なので、中の人数をしっかりと整えて対応したい」

---清水のセットプレーについては?
「ロングスローもある。我々はそんなにロングスローに慣れていないし、我々もロングスローは取り入れていない。練習でも対応はやっているが、やはり慣れていかないといけない。最低、集中することと、自分の持ち場、自分の役割を徹底すること。そこが一番大切だと思っている。CKやFKも一緒。相手がやることをどれだけ頭に入れながらチーム全体が危ないところを感じられるか。最後はクリアや体を張るとか、そういうところになってくるが、そこは大丈夫だと思っている」

---最後の守る部分は前節・湘南戦が自信になっている?
「今まで積み上げてきたものとして、彼らにはそういう強さがある。湘南戦は一つの形として出ていただけで、今までの試合でも何度もそういう場面はあった。そこがベースだと思っている。それは毎回出さないといけない。ただ、毎回出すのはそんなに簡単なことではない。(出すのは)メンタルなどもあるが、そこで負けてはいけないと思っている」

---相手は激しく戦ってくることが予想されるが、そこのバトルで負けないことが大事になる?
「楽しみ。フワーンとした雰囲気もないし、悲壮感みたいなものもない。選手たちのモチベーションは高く感じている。選手はもっと活躍したいとか、もっとうまくなりたい、もっと強くなりたいと、練習から見ていても感じる。その過程の中で今回の試合がある。私も楽しみにしている」

試合前情報

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本日は広島からは遠い清水でのゲームとなりましたが、約400名もの方にお越しいただきました。勝利をお届けできず、申し訳なく思っております。最後まで選手への後押し、ありがとうございました。

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本日のスターティングイレブンです! 前節から先発3人が入れ替わりました。今日もチーム全員の力を合わせて4試合ぶりの勝利を目指します!

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9月22日のJ1第32節・C大阪戦以来の先発出場となった茶島雄介選手。チーム随一の技術&推進力でゴールに直結するプレーに期待です!

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選手を乗せたバスがスタジアムに到着しました! 勝利に向けて、それぞれ気合い十分です!

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「IAIスタジアム日本平」のロッカールームです。2戦連続の先発出場となった松本泰志選手。攻守において、彼の働きはこの試合の一つのポイントです!

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本日はアウェイ・清水エスパルス戦! 相手は残留ラインギリギリの16位に位置しており、J1に生き残るために高いモチベーションで臨んでくることは必至です。広島としても相手に負けない強い覚悟を持って勝利を目指しますので、後押しをよろしくお願いします!

沢田謙太郎監督 ハーフタイムコメント

・攻撃は背後を狙う意識をもっと持つこと。
・球際の戦いで負けないこと。
・このままでは終われないぞ!

GAME REPORT

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 前半の出来が勝負を左右する結果となった。
 残留争いの渦中にいる16位・清水のホームに乗り込んだ一戦。序盤から広島は強い気概を見せてきた相手の勢いをもろに受けてしまった。後方からじっくりとビルドアップを繰り出そうと試みるも、アグレッシブかつ組織的な清水のプレスに引っかかり、何度もカウンターからピンチを招く。「ビルドアップがうまくいかず、相手の勢いを受けてしまった」と茶島雄介。広島の前半のシュート数がゼロで終わったように、ボールを保持しても効果的な攻撃を仕掛けられずにズルズルと時間が過ぎていくと、迎えた30分だった。鈴木唯人にゴール前へ進出されてシュートを打たれると、一度はポストに当たったものの、その跳ね返りをチアゴ・サンタナに決められて失点。リズムに乗れない時間帯を耐えることができず、清水にリードを許してしまった。
「このままでは終われないぞ!」。ハーフタイム、沢田謙太郎監督の強い活を入れられて臨んだ紫軍団は、ようやく反撃を開始した。ボールの回りが前半より格段に上がり、序盤から相手を押し込んでいく。さらに55分には塩谷司、藤井智也、鮎川峻の3枚を同時投入。攻撃への圧力を強めるとその効果は早くも表れ、ようやくチャンスが生まれ始めた。56分には東俊希のクロスに茶島が飛び込んで決定機を演出。さらに同点を目指して攻め続けた広島は、鮎川が63分、80分と強烈なシュートを見舞うなど、得点まであと一歩のところまで攻め込んだ。だが、日本代表守護神・権田修一の好セーブや集中を切らさない清水守備陣を最後まで攻略できず0-1の敗戦。3試合目となった沢田体制での初勝利はまたもお預けとなった。
「最後、攻めることができた中で1点が遠かった。その1点を前半に相手に与えてしまった。その二つがまだまだ足りないところだと思っている」とは試合後の指揮官。前半の良くない出来と後半の得点力不足という二つの課題が見えた一戦だった。

沢田謙太郎監督 試合後コメント

「最後、攻めることができた中で1点が遠かった。その1点を前半に相手に与えてしまった。その二つがまだまだ足りないところだと思っている」

---前半はビルドアップが相手に引っかかることが多く、カウンターを受けていたが?
「しっかりとボールを繋ぐことは悪くなかったと思うが、タイミングよく、コンビネーションよく、裏に走る選手が出てこなかった。そこの部分をベンチから伝えていたが、うまくいかなかった。いい形で相手を押し込んだ中で、ボールを失ってからのカウンターを前半の最初から受けたことで体力を全体的に奪われてしまった。非常にもったいなかったと思っている」

---後半途中から入った塩谷司選手と鮎川峻選手が活性化させたが?
「シオ(塩谷)はあそこ(ボランチ)でどっしりと守備と攻撃で落ち着いた対応をやってくれた。押し込めた大きな要因の一つだと思っている。ボールを後ろにこぼさないことや前にボールを繋ぎながらもサポートすることができたおかげで、あの時間帯ができたと思っている。
 鮎川に関しては、前半の課題であるボールを繋いだ中でも裏を狙ってくれていた。ボールが高い位置にいかない中でも裏を狙いながら、バイタルエリアに入ってからも狙えていたので相手の隙間ができたと思う。あとはボールを受けてからのクオリティー。ペナルティーエリアに入ってから何度もボールを受けた中で、そこでクオリティーが(足りない)と思った。ただ、そこまでのところは非常によくやってくれたと思っている」

---今日はアグレッシブな攻めが前半にできなかった原因は?
「今はスタッフと話しているところだが、一つだけの原因ではないと思っている。裏に行くところやすべてがすべて裏に行くわけではなく、足下と連係の部分なのか。しっかりと裏を狙うことが足りなかったのか。出たり、入ったりするところが足りなかったのか。もしくは、細かすぎるパスが多かったのか。いろいろな要因があると思っている。まだゲーム分析はできていないが、今話した課題が関連しているのではないかと思っている」

---1トップで出場したエゼキエウ選手の評価と得点を奪うためにやっていくことは?
「(前線は)エゼキエウ、茶島、浅野の3人でトライした。トライした姿は悪くなかったと思っている。ただ、その連係をやはり深めていかないといけない。パスして走ったところを使えなかったり、走っていないところを使っていたりしていた。ただ、後半には全体が同じ意思の中でできていたと思う。そこを繋ぐことがまずは大切だと思っている。その中でペナルティーエリアに入った時にどれだけ落ち着いて周りが連動できるかを含めてやっていかないといけない」

---次節はホーム最終戦となるが、FC東京戦に向けて意気込みを。
「非常に難しい試合をずっと続けている。今日は前半あれだけやられた中でも後半は立ち直った。その力を次の試合で最初から最後までやりたい。その中で勝利したいと思っている」