トルガイ・アルスラン選手 現役引退会見を行いました

チーム

6月3日(水)、エディオンピースウイング広島でトルガイ・アルスラン選手の現役引退会見を行いました。

トルガイ・アルスラン選手 現役引退会見

トルガイ・アルスラン選手 現役引退会見

「皆さん、こんにちは。お越しいただきありがとうございます。そして、いつも変わらぬご支援とサポートをありがとうございます。選手として皆さんとはこれでお別れになりますが、皆さんのことはいつまでも忘れないようにしておきます。ありがとうございます。」

代表質問

Q:現役引退を決められて、今、率直にどのような心境でしょうか?
「4週間ほど前だったと記憶しています。怪我をしてしまい、病院での検査結果をもとに先生方と話をしました。最終的には自分で決断しましたが、2、3日は『この決断でいいのか』と随分悩みました。最終的に自分の感覚に正直であること、そしてクラブにとっても自分にとっても一番良い選択肢は何かと考えた時に、この決断に至りました。」

Q:今回の引退について「やりきった」という気持ちですか?それとも心残りがありますか?
「今季タイトルを取れなかったことは、もちろん心残りです。今年、色々な選択肢がある中で『サンフレッチェ広島でやりたい』と決断し、このハーフシーズンを戦ってきましたが、タイトルに手が届かなかったのは悔しい思いです。ただ、自分にとって特別なこのクラブで引退できることは、非常に大きな意味を持ちます。あと数ヶ月は現役を続けられたかもしれませんが、それよりも、今この形で引退することを決めました。」

Q:サンフレッチェ広島で過ごした期間を振り返って、どのような思いがありますか?
「良い時も悪い時もありましたが、特に怪我などで苦しい時期に、周りに大切な人々がいてくれることを実感しました。多くの方が私に愛を与えてくれたことは心に残っています。ここに来たことを全く後悔していませんし、むしろ『もっと早くこのクラブに出会えていれば、もっと早くここに来れば良かった』と思うほどです。素晴らしいチーム、友人、信頼できる人々がいるこの街は、私にとって本当に特別な場所でした。今後のことを考え、自分にもクラブにも誠実にありたいと思い決断しましたが、後悔なく素晴らしい日々を過ごせたと感じています。」

Q:特に印象に残っている試合やゴールを教えてください。
「自分のゴールも大切ですが、それはチームメイトのパスがあってこそ生まれるものです。私は常に『ゴールはみんなで取るもの、チームのために取るもの』だと思ってプレーしてきました。日本に来て最初のゴールも大きかったですが、一つ挙げるなら(ヴィッセル)神戸とのスーパーカップ(2025年2月8日 FUJIFILM SUPER CUP 2025)でのゴールです。タイトルを獲れた時のゴールですので、心に残っています。」

Q:「エディオンピースウイング広島」の雰囲気はいかがでしたか?
「スタジアム自体が非常に美しく素晴らしいのはもちろんですが、広島という街の歴史やエネルギーを、ピッチに立つと肌で感じることができる特別な場所です。今年は、相手チームが来た時に『ここでは絶対に勝てない』と思わせるような試合をもっと見せたかったという思いはあります。」

Q:サポーターから「先生」と呼ばれ、若手選手に経験を伝えてこられましたが、その点についてはどう感じていますか?
「そう呼んでいただいているのは聞いていましたが、改めて聞くとプレッシャーですね(笑)。ただ、私は自分の活躍よりも、(中島)洋太朗や(中村)草太といった若い選手が活躍することを願っていました。彼らが将来ヨーロッパのビッグクラブでプレーし、チャンピオンズリーグで活躍した時に、この『先生』という名前に本当の価値が出るのではないかと思っています。」

Q:若い選手たちに、特に伝えたかったことは何でしょうか?
「まずはシンプルに『サッカーを楽しみなさい』ということです。そして『君たちは本当に素晴らしい選手なんだ』と自信を持たせるように声をかけてきました。ヨーロッパの選手と比べても、決してかけ離れたレベルではありません。いつかヨーロッパに挑戦してほしいですが、まずはサンフレッチェでタイトルを獲ってから行ってほしい、というのが私からのメッセージです。また、日本でもヨーロッパでも『何が足りないか』を考えがちですが、私は自分たちの強みを理解し、それを引き出すことこそが必要だと考えています。」

Q:日本の方々へ、メッセージをお願いします。
「これはサッカーだけでなく人生においても大切なことですが、日本は皆さんが思っている以上に素晴らしい国です。サッカーの面でも、日本代表はワールドカップでヨーロッパ勢と互角に戦える力を持っています。日本人の皆さんには、もっと自分たちに自信を持っていてほしいと強く願っています。」

Q:今後のキャリアについて、言える範囲で教えてください。
「引退を決めた際、クラブとオープンに話し合いを重ねました。私はまだこのクラブで何も成し遂げていないので、何らかの形で貢献したいという思いを伝えたところ、強化部の中で『国際部』という役割を担わせていただくことになりそうです。ヨーロッパとの架け橋となり、これからも違う形でサンフレッチェを支えていきたいと考えています。」

Q:最後にサポーターへのメッセージをお願いします。
「良い時も悪い時も、変わらぬ愛を注いでくれたサポーターの皆さんには感謝しかありません。これ以上のサポートはないと言えるほど、本当に最高のサポーターです。世界的に見ても素晴らしいファン・サポーターだと思っていますので、皆さんの力があればクラブは必ず成功を収めると確信しています。これからも変わらずチームをサポートし続けてください。」

Q:日本に来て好きになった日本語はありますか?
「会長や社長からもいただいた言葉ですが、日本語の『縁(ご縁)』という言葉に非常に感銘を受けました。自分の信念や信じていることと、本当に合致する言葉だと感じています。この『縁』という言葉が、今では一番好きです。」


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