2020明治安田生命J1リーグ 第2節

試合開始日時
2020年07月04日(土)  19:33キックオフ 
試合会場
ノエビアスタジアム神戸
天気・気温
曇、弱風 、気温23.9℃ 、湿度77.0%
入場者数
0人
芝状況
全面良芝
主審
山本雄大
副審
武部陽介 、 渡辺康太
第4の審判
谷本涼
17

ヴィッセル神戸

Away

0-3

0前半1
0後半2
18

サンフレッチェ広島

ゲームレポート

得点 :35レアンドロ ペレイラ
:48浅野 雄也
:81レアンドロ ペレイラ
17 シュート 9
6 GK 9
7 CK 2
13 直接FK 20
1 間接FK 0
1 オフサイド 0
0 PK 0
監督
トルステン フィンク 城福 浩
スターティングメンバー
GK 18 飯倉 大樹
GK 38 大迫 敬介
DF 33 ダンクレー
DF 2 野上 結貴
DF 25 大崎 玲央
DF 23 荒木 隼人
DF 3 渡部 博文
DF 19 佐々木 翔
MF 22 西 大伍
MF 44 ハイネル
MF 6 セルジ サンペール
MF 6 青山 敏弘
MF 8 アンドレス イニエスタ
MF 8 川辺 駿
MF 5 山口 螢
MF 18 柏 好文
MF 24 酒井 高徳
MF 9 ドウグラス ヴィエイラ
FW 11 古橋 亨梧
MF 10 森島 司
FW 49 ドウグラス
FW 39 レアンドロ ペレイラ
控え
GK 1 前川 黛也
GK 1 林 卓人
DF 17 菊池 流帆
DF 3 井林 章
DF 44 藤谷 壮
MF 50 藤井 智也
MF 38 佐々木 大樹
MF 30 柴崎 晃誠
FW 9 藤本 憲明
MF 29 浅野 雄也
FW 13 小川 慶治朗
MF 24 東 俊希
FW 21 田中 順也
MF 14 エゼキエウ
交代
55 渡部 博文 → 小川 慶治朗
20 柏 好文 → 浅野 雄也
65 セルジ サンペール → 田中 順也
61 ドウグラス ヴィエイラ → 東 俊希
87 西 大伍 → 藤谷 壮
86 青山 敏弘 → 柴崎 晃誠
87 ドウグラス → 藤本 憲明
86 浅野 雄也 → 藤井 智也
警告
41 渡部 博文 イエローカード
31 野上 結貴 イエローカード
67 森島 司 イエローカード
退場

試合の見どころ

 ついにJ1リーグが再開する。新型コロナウイルスの影響により、公式戦が中断してから4カ月弱。先が見通せない、長く、険しい準備期間だったが、選手たちはまずサッカーができる喜びに感謝する。「『長い準備期間だった』なんていう言葉が失礼。いろんな方の尽力があって再開できる。そこに感謝したい」(佐々木翔キャプテン)。4月中旬から約1カ月間のチーム活動休止期間があるなど、今まで“当たり前”だったサッカー生活が“当たり前ではない”と思い知らされたこの数カ月。再開が決まったのはまさに「サッカー界のみならず、すべての皆さまが自制し、努力していただいた結果」(城福浩監督)だ。まずはスタジアムに観客のいない“リモートマッチ”からのスタートとなるが、サッカーができる幸せを噛みしめながら、映像を通して観ている方たちを元気にするべく試合に臨むことになる。
 その再開初戦は難敵との対決だ。サンフレッチェが敵地で戦うのは、J随一のタレント軍団である神戸。世界に名を馳せるアンドレス・イニエスタを筆頭に、同じく元バルセロナ戦士のセルジ・サンペールや現役ベルギー代表のトーマス・フェルメーレン、屈強な肉体を持つブラジル人CBのダンクレーといった強力助っ人がいるだけでなく、サンフレッチェにもなじみ深いJハイレベルの点取り屋・ドウグラスを清水から獲得するなど戦力は昨季からさらに増している。また、日本人に目を向けても、酒井高徳や山口蛍、西大伍といった日本代表経験者が揃い、古橋亨梧といった伸び盛りのアタッカーもいる。名前だけでも相手を威圧できる陣容の神戸は、まさに強敵だ。
 ただし、タレントを揃えれば確実に勝てると言い切れないのがサッカーの面白いところでもある。強烈な個に対しては組織で封じるのみ。攻守において組織的に戦えるのが城福サンフレッチェのストロングポイントだ。実際、神戸に対しては昨季のリーグ戦で2戦2勝。敵地で戦った1戦目は4-2、その後のホームゲームでは6-2で制している。今季の神戸はドウグラスが加入していることで「昨年と違うのは前線のスピード。それを生かせるエクセレントなパサーがいる」(城福監督)と攻撃力は一段とアップしており、今週の練習では神戸を意識するトレーニングも組み込んだが、自分たち主体でゲームを進めていくサンフレッチェのスタイルは変わらない。城福監督は言う。「(相手の対策だけでなく)我々の良さを最大限出したい」。相手を意識はするが、自分たちのサッカーを出し尽くすことが最大の神戸対策。開幕・鹿島戦のように個と組織を高いレベルで融合させたスタイルで勝利し、再開初戦から勢いに乗りたいところだ。

城福浩監督 試合前日コメント

(いよいよだが?)選手の緊張感がもうワンランク上がったと思うし、自分たちがやるべきこと、できることを1日1日積み上げてきた自負がある。サッカーを再開させていただいた皆さんの協力への感謝とか待ち焦がれている皆さんへ期待に応えるという意味でも今まで重ねてきたものをしっかり出せればと思っている。
今まで決して軽いメニューをやってきたわけではないが、靭帯を含めて決定的な筋肉のダメージを受けるようなケガを回避できたことは本当に良かった。もちろん、不可抗力のケガなどはこれからあるかもしれないが、メディカルスタッフ、フィジカルコーチなど、そういうスタッフみんながコミュニケーションを取りながらギリギリのところでトレーニングを積み上げてこれたのが大きな要因だと思う。
(ドウグラスと古橋亨梧について)彼らのスピードや飛び出すタイミングは相当高いレベルにある。だからこそ、神戸で試合に出ているのだと思うが、イニエスタがさらに生かせるような前線になっている。何を持ってそれを抑えるか。我々がボールを持っている時から、どのエリアでどのぐらいの時間で持てているかというところから彼らのストロングを消すことは始まっている。
(相手を押し込むことは)すべてできないが、その時間や回数が長ければ相手の特長は出せない。かつ我々のやりたいサッカーが長い時間できるということ。ショートカウンターを含めて相手を押し込んだ後の良いクオリティーを出したいと思っている。
(昨季は神戸に2勝したことで相手はリベンジの気持ちもありそうだが?)それは当然だと思う。我々が逆の立場でもそうだと思う。ただ、今は我々が戦った当時の神戸ではないと思っている。そうでないとタイトルは獲れない。そこはしっかりとリスペクトしながら、では何をするかと言ったら、我々らしさを研ぎ澄まして、より高いレベルの広島らしさを出すしかない。
(スタジアムに観客のいないリモートマッチだが)我々はとにかく結果を意識しながらやりたいと思う。ベンチ、スタッフ含めた全員で結果に向かっていくことを画面を通じて感じられるような試合ができたらと思っている。

試合前情報

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本日のスターティングイレブンです! 今季の開幕戦と同じ顔ぶれとなりました。サンフレッチェの強みである組織力を発揮して勝利を目指します!

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観衆がいない独特の雰囲気でウォーミングアップを開始! 自分たちでムードを盛り上げていきます。

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「ノエビアスタジアム神戸」のロッカールームです。新戦力のエゼキエウ選手が初のメンバー入りとなりました!

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本日はいよいよJ1リーグ再開です! 会場は「ノエビアスタジアム神戸」。アンドレス・イニエスタ選手を筆頭としたJトップクラスの陣容を誇るヴィッセル神戸戦と戦います。再開初戦はスタジアムに観客のいない“リモートマッチ”となりますが、画面を通して闘志あふれるゲームを見せられるよう戦い抜きますので、熱いご声援をよろしくお願いします!

城福浩監督 ハーフタイムコメント

・守備の集結は非常にいい。これを続けること。
・いいサポートをすること。いい準備をすること。
・カシ(柏好文)の分までやってこい!

GAME REPORT

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 紫軍団がリーグ再開初戦で最高のスタートを切った。
 Jリーグ随一のタレント軍団・神戸の地へ乗り込んだ一戦。新型コロナウイルスの影響により、スタジアムに観客のいない“リモートマッチ”という特殊な雰囲気の中、序盤のサンフレッチェは堅い出だしとなった。「前半は相手にボールを持たれ過ぎたと思う」。そう試合後の城福監督が振り返ったように、アンドレス・イニエスタを中心に攻撃をしかけてきた神戸に対し、多くの時間でボールポゼッションを許す展開となった。ボールを奪ったとしても、なかなか効果的にカウンターを繰り出せず、攻撃は停滞。前半途中には柏好文が負傷交代するアクシデントがあるなど、序盤は我慢の時間が続いた。
 ただし、この日は組織的な守備が実に効果的だった。相手にボールを握られようとも均整の取れた守りでペナルティーエリア内には侵入させずに耐え凌ぐと、「今季の大きな武器になる可能性がある」と指揮官が語っていたセットプレーがさっそく炸裂した。35分、森島司のCKをハイネルが頭でそらし、最後にレアンドロ・ペレイラが詰めて先制。押し込まれた中で貴重な1点を奪った。
 これで主導権を掌握したサンフレッチェは、後半開始早々に相手を突き放す。48分、ゴール前で川辺駿のスルーパスに抜け出した途中出場・浅野雄也がJ1初となるゴールを決めて2-0。相手の士気を下げると、その後は相手の猛攻を耐えながらカウンターを狙う構図で推移していった。すると81分、薄くなっていた神戸最終ラインの隙を突き、トドメとなる3点目が生まれた。ゴール前で東俊希のスルーパスを受けたレアンドロがこの日2点目となるゴールを奪って勝負あり。「もう少し押し込みたかったし、自分たちのボールを持つ時間をもっと増やしたかった」と課題を挙げた城福監督だが、セットプレーやショートカウンターという今季の新たな武器で得点を重ねる充実の再開初戦となった。

城福浩監督 試合後コメント

今日、試合ができたことに本当に感謝したい。いろんな方の協力があって、支えてもらって、こうやって再開できたという感謝の気持ちをゲームに表したかった。それはみんなで共有した。今日の再開の日に向けて全員で準備したきたので、このピッチに立てなかった、あるいは広島に残っている選手たちを含めて、昨日まで準備してきたみんなの気持ちを今日の試合でぶつけられて本当に良かった。
 前半の内容は(ボールを)相手に持たれ過ぎたと思っているし、1回か2回は危ないシーンはあったと思うが、ペナルティーエリアの中にはほとんど入れさせなかったと思うので、持たれた中でもオーガナイズを崩さずにやれたのは良かった。
 また、展開があまり良くない中でもセットプレーで1点取れて主導権を握れると、後半に必ず我々の時間が来ると思っていた。そこでダメ押し点を決められたのは我々にとっては非常に自信になる。
(今日はプランどおりだと思うが、神戸との準備期間の長さも影響があるのか?)我々も苦しんだし、トレーニングの再開後はいろんな工夫もした。(活動休止期間中は)外を走れない選手もいたし、3食を食べるのが大変なブラジル人選手もいた。スタッフ、選手の努力によって、グループトレーニングの工夫をして、残りの時間で自分たちの戦術を練り上げていくという意味では、全員の工夫の成せる業だった思う。(準備期間の)長さというよりは、選手一人ひとりの個別性を見ながら、作ってきた成果だと思っている。自分たちは一昨年のシーズンで、開幕まで4週間だった経験もある。短い時間で仕上げていくには何を気を付けないといけないのか。そういう意味では、最大限の工夫をしたつもり。
(序盤はスローペースだったが?)神戸のポゼッションが非常に良かったと思う。もう少し押し込みたかったし、自分たちのボールを持つ時間をもっと増やしたかった。ただ、奪ったところでは、ほぼほぼマンツーマンで最終ラインが潰しに来るのは分かっていた。そこのチャンスは狙っていた。それでも狙いどおりと言うよりは、もう少し自分たちの時間は作れるチームにしたいと思っている。
(フィニッシュの精度の高さについて)もう少しビッグチャンスを作れたと思うが、2つ3つ前のところで少しパスがブレたりしていた。精度が高いかと言うと、我々はもっともっと研ぎ澄ましていかないといけないところはある。ただ、重要なのは相手のクオリティーに対して、自分たちの距離感やゴール前の集結、ボールを奪いに行くところの意思統一が90分できたことが我々の得点につながったと思う。
(今後の手応えは?)課題も多く見られたと思う。自分たちの時間を前半から作ること。押し込んだ後に奪い返してショートカウンターを発動したいのは今年の目標でもある。その押し込むというシーンが後半は見られたが、前半はもう少し早い時間からやれないといけないと思っている。
(次節以降に向けて)しっかりとリカバリーをして、今日出た課題を次に生かしたい。ベンチメンバーや広島で待っている選手たちの選手層の厚さも我々の武器になると思うので、チーム全員でこの連戦を戦っていく。そういう意味では大事な次節だと思っている。