2020明治安田生命J1リーグ 第9節

試合開始日時
2020年08月09日(日)  18:05キックオフ 
試合会場
エディオンスタジアム広島
天気・気温
曇、中風 、気温27.1℃ 、湿度84.0%
入場者数
2,886人
芝状況
全面良芝
主審
福島孝一郎
副審
大塚晴弘 、 田中利幸
第4の審判
池内明彦
18

サンフレッチェ広島

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1-0

1前半0
0後半0
9

湘南ベルマーレ

ゲームレポート

:45+1浅野 雄也
得点
20 シュート 5
3 GK 9
10 CK 3
9 直接FK 9
0 間接FK 5
0 オフサイド 4
0 PK 0
監督
城福 浩 浮嶋 敏
スターティングメンバー
GK 38 大迫 敬介
GK 25 谷  晃生
DF 2 野上 結貴 累積イエローカード
DF 6 岡本 拓也
DF 23 荒木 隼人
DF 22 大岩 一貴 累積イエローカード
DF 19 佐々木 翔
DF 8 大野 和成 累積イエローカード
MF 44 ハイネル 累積イエローカード
MF 28 鈴木 冬一 累積イエローカード
MF 8 川辺 駿
MF 16 齊藤 未月 累積イエローカード
MF 6 青山 敏弘
MF 15 福田 晃斗
MF 18 柏 好文
MF 2 金子 大毅 累積イエローカード
MF 29 浅野 雄也
MF 3 馬渡 和彰 累積イエローカード
MF 10 森島 司 累積イエローカード
FW 20 岩崎 悠人
FW 39 レアンドロ ペレイラ
FW 9 指宿 洋史
控え
GK 1 林 卓人
GK 1 富居 大樹
DF 3 井林 章
DF 38 石原 広教
MF 7 野津田 岳人
MF 5 古林 将太
MF 50 藤井 智也 累積イエローカード
MF 18 松田 天馬
MF 25 茶島 雄介
FW 11 タリク 累積イエローカード
MF 24 東 俊希
FW 13 石原 直樹
FW 20 永井 龍 累積イエローカード
FW 17 大橋 祐紀
交代
70 柏 好文 → 藤井 智也
46 馬渡 和彰 → 古林 将太
70 浅野 雄也 → 東 俊希
46 岩崎 悠人 → 大橋 祐紀
78 ハイネル → 茶島 雄介
67 福田 晃斗 → 松田 天馬
88 森島 司 → 野津田 岳人
67 指宿 洋史 → 石原 直樹
88 大橋 祐紀 → タリク
警告
14 佐々木 翔 イエローカード
90+5 齊藤 未月 イエローカード
90+2 レアンドロ ペレイラ イエローカード
退場

試合の見どころ

 広島から世界に向けて平和をアピールする“ピースマッチ”が今年も開催される。唯一の被爆国として、サッカーができる喜び、サッカーができる平穏な日々に感謝し、サッカーを通して平和を発信する節目のゲームだ。今年はさらに世界が新型コロナウイルスという脅威にさらされる受難の1年となっている。スタジアムで観戦できる人数5,000人以下の制限付きは変わらずだが、このピースマッチで、応援してくださる方々に活力を与えたいところだ。
 相手は申し分ない。エディオンスタジアム広島に迎え撃つのは、インテンシティー(強度)の高さが売りの湘南。昨季途中から指揮を執る浮嶋敏監督の下、今季ここまで1勝1分6敗の最下位と結果こそ出ていないが、伝統であるハードワークや球際の強さ、素早い攻守の切り替えはしっかりと受け継がれている。実際、敗れた6敗のうち、5敗は1点差であり、決して相手と力の差があったわけではない。敗れた前節・C大阪戦も失点はPKによる1点のみだった。浮嶋監督は、今季のチームに後方からのビルドアップを取り入れてアップデートさせようとしているが、堅守速攻が最大の武器であることに変わりはなく、ショートカウンターは強烈だ。C大阪戦でも、最前線の石原直樹を筆頭にシャドーの松田天馬、山田直輝が前からハイプレスをかけてボールを奪った時にチャンスは生まれていた。そして自陣に押し込まれても、組織的かつ、コンパクトに根気強く、粘り強く体を張って守ってくる。C大阪や川崎Fも苦労していたように、この湘南守備陣の攻略は簡単ではない。
 サンフレッチェとしては、前節の流れを継続することが勝利のポイントだ。「前線でモビリティーを出すこと」(城福監督)をテーマにした横浜FC戦では、1トップのドウグラス・ヴィエイラと2シャドーの森島司と東俊希が流動的に動いて相手DFを混乱させ、5試合ぶりの複数得点&勝利をもぎ取った。動きのあるコンビネーションサッカーは城福サンフレッチェがこれまで積み上げてきたものであり、今も進化中だ。湘南戦に向けても「ボールをどういうふうに保持するか。どういうふうに相手を広げるかは大事になる」と指揮官。相手のコンパクトな守備網をこじ開けるには、幅を使ったポゼッション、緻密なパスワークが必要となる。湘南撃破へ。戦う姿勢も見せて、勝利の喜びと感動を多くの人たちへ届けたいところだ。

城福浩監督 試合前日コメント

今年、広島と長崎の地に原爆が落ちて75年ということで一つの節目の年でもある。ここに住んでいると、「75年前に本当に(原爆が)落ちたのか」と思えるほど、皆さんがしっかりと努力をして復興をしたんだとあらためて思う。普通に生活ができて、普通にスポーツができる環境にあらためて感謝したい。当時の写真を見ると、本当に焼け野原だった。その中からどんな思いで立ち上がってきたのかを思うと、自分たちに多少苦しい局面があったとしても、この地にいる人の努力を考えたら、自分たちが苦しい局面こそ、這い上がっていくような姿勢を見せないといけない。我々はスポーツを通じて平和をアピールできる唯一無二の存在でもあるので、勝負に対する姿勢やフェアプレーの姿勢を見せてスポーツができることの感謝を伝えられる試合にしたい。
もちろん、こういう(新型コロナウイルスによる)苦境だからこそ、75年前の焼け野原から立ち上がったことを我々は思い起こさないといけない。それをしっかり受け継いで、サッカーが、あるいは広島が、こういう苦しい状況の中から抜け出していく姿勢を見せる。そういう地でもある。それを背負いながら、意識しながら、明日の試合に臨みたい。
(選手のコンディションは)1週間休んだ選手はコンディションは大きく回復している印象を持っている。札幌に行った組は、フルで試合に出た選手は移動もあって昨日までかなり疲れもあったが、もともとリカバリーができる体作りをしてきたので、明日になれば多くの選手が選択肢に入るコンディションになると思っている。
(湘南は)前節・C大阪戦では非常に良いゲームをしていた。あの湘南に対して、我々がラクをしたら、おそらく組織は崩れないと思う。それぐらいハードワークするし、個人個人も忠実だし、チームとしてもコレクティブな守備、コンパクトな守備がずっと形成され続けている。あれを崩すには、我々自身が相手を乱していくランニングがないと難しい。また、セットプレーも重要なキーになると思っている。
(昨年は第33節で悔しい思いをしたが?)昨年の試合も見直したが、選手には「昨年、確実に上回られたことが3つある」と伝えた。その3つを我々は上回るような積み上げをしてきたつもりだし、それをしっかり見せることが勝利につながる。選手も意識高くやってくれている。

試合前情報

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本日のスターティングイレブンです! 5日のルヴァンカップでゴールを決めた浅野雄也選手がスタメンに入りました。リーグ再開後、ホーム初勝利を目指して、全力で戦います!

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選手バスがスタジアムに到着! レアンドロ・ペレイラ選手は2試合ぶりのスタメンです。勝利を導くゴールに期待大です!

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エディオンスタジアムのロッカールームです。柏好文選手がエディオンスタジアムのピッチに立つのは、開幕戦以来、約5ヶ月半ぶり! キレキレのドリブルをお楽しみください!

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本日はホーム・湘南ベルマーレ戦! 広島から世界へ平和を発信する“ピースマッチ”となります。相手はハードワークが武器の湘南ですが、相手を上回る戦いを見せてリーグ戦2連勝を目指しますので、熱いご声援をよろしくお願いします!

城福浩監督 ハーフタイムコメント

・攻撃は工夫しながらボールを動かして攻めていこう。
・クロスには勢いよく入っていくこと。
・緩めずに後半も戦うぞ!

GAME REPORT

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「我々はスポーツを通じて平和をアピールできる唯一無二の存在でもある。勝負に対する姿勢やフェアプレーの姿勢を見せてスポーツができることの感謝を伝えられる試合にしたい」(城福監督)。8月9日(日)、広島から世界に向けて平和を発信する“ピースマッチ”が湘南を迎えて開催された。
 試合は序盤からサンフレッチェが相手を圧倒した。22分までの引水タイムで広島のボールポゼッション率が71%まで達したように、前半は湘南陣地でほとんどゲームを支配。左サイドでは、ケガをした第2節・神戸戦以来の先発出場となった柏好文と森島司が細かなパスワークで起点を作りチャンスを演出すれば、右サイドではシャドーでリーグ戦初先発となった浅野雄也が持ち味のスピードを生かした突破で湘南へ何度も襲い掛かった。16分に森島がペナルティーエリア内での右足シュートで相手を脅かせば、続く17分には浅野も左足シュートで敵ゴールを強襲。さらに36分にも柏の柔らかな左足クロスから浅野がポスト直撃のヘディングを放つなど得点の匂いが漂い続けると、迎えた前半アディショナルタイムだった。佐々木翔の左サイドからのアーリークロスをエリア内で待ち構えていた浅野がボレーで合わせてついに先制。コンパクトな守備網を形成してきた堅い湘南の守りをようやくこじ開けることに成功した。
 後半も試合の流れは変わらなかった。後方からの巧みなビルドアップで湘南を押し込み続けたサンフレッチェは、前半同様に堅い守備ブロックを敷く湘南陣地へ果敢に進出。1トップに入ったレアンドロ・ペレイラが積極的にシュートを放つなど、追加点を目指す中でなかなかゴールを割れず、相手に攻め込まれる時間が次第に多くなっていったが、今度は紫軍団の堅守が際立った。前半から196cmの長身ストライカー・指宿洋史を目がけたロングボール中心の攻撃に粘り強く対応していたが、後半も途中から石原直樹らを投入して圧力を強めてきた湘南に対して組織的かつ粘り強い守りで体を張ってゴールを死守。時には鋭いカウンターでゴールを狙いながら時間を進めていった結果、1-0で勝利してリーグ戦2連勝を飾った。
「ピースマッチという広島にとって特別な日に勝点3の執念を我々らしく見せられたことは良かったし、(ファン・サポーターと)一緒に喜び合えて良かった」(城福監督)。ホームの紫軍団がサッカーができる喜びを勝利という形で体現した一戦となった。


城福浩監督 試合後コメント

今年の我々の目標を考えても、ここしばらくはホームで勝てていなかったことを考えても、今日はどうしても勝ちたい試合だった。できれば2点目、3点目を取って、最後はリラックスした状態で凌げればもっと良かったが、チャンスは多く作ったし、選手は最後まで勝点3に対する執念を見せてくれたと思う。今日、スタジアムに来てくれたファン・サポーター、リモートで応援してくださったファン・サポーターとホームで勝てたこと、ピースマッチという広島にとって特別な日に勝点3の執念を我々らしく見せられたことは良かったし、一緒に喜び合えて良かった。
(浅野雄也選手を起用した理由と評価は?)我々の一つのキーワードに「モビリティー」があった。足下だけでつなぐのではなく、動いてスペースを作って、またそのスペースを使うようなところで、ルヴァンカップの時に浅野雄也が良いフィーリングでシャドーでやれていた。もちろん得点を取ったのもあるが、彼の特長をうまく出せた試合だった。周りのメンバーは変わったが、引き続き、同じポジションで彼のモビリティーが我々のボールが動いていく一つのキッカケになってくれるといいと思っていた。彼らしさは出してくれたと思う。もちろんまだミスはあるが、モビリティーのスタートの先陣を切ってくれた一人だったと思う。
(前半は特に機能していたが?)もちろん我々は前からも行きたいが、今日は特にロングボールオンリーと言っても言いぐらい湘南が長いボールを蹴ってきた。前線の選手がキープ力もあるので、あまり前から行くと、ひっくり返されるシーンがいくつかあった。そのリスクも背負いながら前から行った状況だった。そして奪った後は柏好文のところで時間が作れたので、そこで押し込んだのが前半だったと思う。ボランチも自分たちの頭を超えるボールが多かった前半だったと思うが、よくプレスバックもしてくれた。後ろの選手たちも我慢強くラインを浅く保ってくれた。ああいう大きいボールへの対処も比較的うまくいったと思う。欲を言えば、前半のもっと早いタイミングで点を取りたかったが、あれだけ我々のペースの時に1点でも取れたのが大きかった。
(左サイドの攻撃がよく機能していたが?)時間は作れたが、我々が目指すのはもっと深いところまで行くこと。逆に左サイドは柏が時間を作りながらみんなが絡んでいくところは、ある程度はやれたけど、もっと精度を上げていきたい。クロスの入りももっと合わせていきたい。ただ、右も浅野がよく裏を取ってくれたし、彼が走ったスペースをハイネルが誰を使うかをよく見ながらコントロールしてくれた。両サイドともある程度は機能したと思っている。