2020明治安田生命J1リーグ 第20節

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JAバンク広島JA共済 スポンサードゲーム

試合開始日時
2020年10月03日(土)  17:03キックオフ 
試合会場
エディオンスタジアム広島
天気・気温
曇、弱風 、気温22.5℃ 、湿度85.0%
入場者数
3,765人
芝状況
全面良芝
主審
山本雄大
副審
越智新次 、 浜本祐介
第4の審判
松本大
18

サンフレッチェ広島

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3-0

2前半0
1後半0
35

サガン鳥栖

ゲームレポート

:21浅野 雄也
:45+1東 俊希
:56青山 敏弘
得点
14 シュート 4
5 GK 13
5 CK 1
14 直接FK 10
2 間接FK 1
2 オフサイド 1
0 PK 0
監督
城福 浩 金 明輝
スターティングメンバー
GK 1 林 卓人
GK 1 守田 達弥
DF 2 野上 結貴 累積イエローカード
DF 13 小林 祐三
DF 23 荒木 隼人 累積イエローカード
DF 15 パク ジョンス
DF 19 佐々木 翔 累積イエローカード
DF 41 松岡 大起 累積イエローカード
MF 25 茶島 雄介
MF 25 安 庸佑
MF 8 川辺 駿 累積イエローカード
MF 30 樋口 雄太
MF 6 青山 敏弘
MF 50 梁 勇基 累積イエローカード
MF 24 東 俊希
MF 6 内田 裕斗
MF 29 浅野 雄也
FW 33 石井 快征
MF 10 森島 司 累積イエローカード
FW 16 林 大地
FW 20 永井 龍 累積イエローカード
FW 22 小屋松 知哉
控え
GK 38 大迫 敬介
GK 18 高丘 陽平
DF 3 井林 章
DF 2 原 輝綺
MF 26 土肥 航大 累積イエローカード
DF 28 森下 龍矢 累積イエローカード
MF 18 柏 好文 累積イエローカード
MF 23 本田 風智
MF 14 エゼキエウ
MF 4 原川 力 累積イエローカード
FW 9 ドウグラス ヴィエイラ 累積イエローカード
FW 7 金森 健志
FW 39 レアンドロ ペレイラ 累積イエローカード
FW 11 豊田 陽平 累積イエローカード
交代
67 浅野 雄也 → ドウグラス ヴィエイラ
46 安 庸佑 → 森下 龍矢
67 茶島 雄介 → 柏 好文
46 パク ジョンス → 本田 風智
80 永井 龍 → エゼキエウ
46 梁 勇基 → 原川 力
80 青山 敏弘 → 土肥 航大
46 小林 祐三 → 原 輝綺
86 森島 司 → レアンドロ ペレイラ
81 小屋松 知哉 → 豊田 陽平
警告
27 野上 結貴 イエローカード
51 本田 風智 イエローカード
退場

試合の見どころ

 難敵との戦いとなる。G大阪の豪快な2発に沈む悔しい敗戦を経て臨む今節・鳥栖戦。広島より1試合消化の少ない相手は、ここまで4勝6分7敗の暫定14位に甘んじているが、最近の戦いぶりを見ればまさしく強者だ。
 まさに、鳥栖の“伝統”が復活している。前々節・FC東京戦では、J屈指の名将・長谷川健太監督から「鳥栖がすべての面で上回ったと思います。完敗です」と言わしめる圧巻の戦いを見せて強豪を3-0で撃破し、9月30日(水)の前節は4試合連続で3得点を奪って4連勝中だった王者・横浜FMを相手に1失点に抑えて引き分けた。その2試合は、個だけに頼らない組織力を武器に戦う鳥栖らしく、素早い攻守の切り替えや前線からのハードな守備、激しい球際という、クラブに根付く最大の武器が発揮されたゲームだった。新型コロナウイルスの影響で8月上旬から約1カ月間、公式戦から遠ざかる苦しい時期を過ごした鳥栖だが、活動休止前の成績が1勝4分4敗と停滞していたのに対し、再始動してからは3勝2分3敗。成績も上向き傾向にあるなど、試合を重ねるごとに厄介なチームへと変貌を遂げている。
 そんな相手を打ち破るサンフレッチェのポイントは、ハイプレスだ。今季の鳥栖は伝統のハードワークに加えて、後方からボールをつなぐスタイルも取り入れている。0-0で引き分けた前回対戦では鳥栖にボールを持たれる時間が長くなったことで苦戦した面もあった。今回は自分たちが優位に試合を進めるためにも「つなぐことを警戒するより、前からハンティングすればチャンスになる可能性がある」(城福監督)。相手にボールを保持された場合は引くだけでなく、機を見て全体が連動したハイプレスでボールを奪いに行くこと。前々節・大分戦も前線からの積極的な守備があったからこそ2-0の勝利を呼び込んだ。そのスタイルの継続は一つのキーとなる。
 また、90分を通しては、「精度を上げるところ。(ゴール前の)意識を上げるところ。1失点でこらえることは、みんなで意識したい」(城福監督)。今季の象徴のようなゲームとなった前節・G大阪戦は、全体的にチャンスを作りながらも決め切れず、立て続けに失点を食らったことが大きな敗因となった。やはり勝ち切るためには先制点を許したとしても1失点で耐えること。そして敵陣では最後の精度にこだわり、あと一歩、あと半歩の意識を持ってゴールに迫り、全員で得点をもぎ取りたいところだ。

城福浩監督 試合前日コメント

今年は各々のクラブが大変な中、鳥栖はいろんなアクシデントがありながらも、そのぶん「結果を出すんだ」というエネルギーに変えられていると思う。もっと言えば、今年のレギュレーションを考えたら、鳥栖については我々が伝え聞いている育成型に早めに切り替えていると思う。若い選手があれだけピッチに立てば、目の前の勝利だけではない得られるものがある。そういう躍動感やリスクを恐れないところは、対戦する相手にとっては簡単なことではない。
アウェイでの前回対戦は、我々は走れなかったわけではないが、実際の走っている距離やスプリント回数を含めて、自分たちが良いスイッチを入れる機会を失っているところがあった。そこに少し差があった。チャンスはお互いにあったかもしれないが、まずは走り勝つことを原点にみんなが試合に臨むことが大事になる。
直近の試合で言えば、前々節・大分戦で見せたような戦い、その延長線上にあった前節・G大阪戦もキックオフからはやれたと思う。良いスイッチを入れて、攻守において我々からアクションを起こしていくところは、直近の2試合は1勝1敗だが、共通項はある。それをさらに研ぎ澄ましていく。そこがベースにあって、クオリティーを求めていく。その順番を間違えないようにしたい。そこから試合に入りたい。また、今年で言えば5人交代というレギュレーションがあるので、走り勝った上で後から入った選手が違うスイッチを入れていくゲーム運びをしていきたい。
ホームで連敗は絶対にできない。我々はACLを含めて可能性がある限り、追い求めたい。そういう意味でも勝点3に対する姿勢は全員が持って鳥栖戦に臨みたい。

試合前情報

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本日のスターティングイレブンです。ホームでサポーターの皆さんと勝利をつかむべく、戦います!

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ウォーミングアップに向かう林卓人選手。今日の試合で、J1通算300試合出場を達成します! 守護神の記念試合を勝利で飾りましょう!!

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選手バスがスタジアムに到着! 野上結貴選手は3試合ぶりのスタメン! 状態を上げている鳥栖の攻撃陣を封じ込める活躍に注目です!

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エディオンスタジアムのロッカールームです。今日は、2試合ぶりに永井龍選手がスタメン! サンフレッチェでの初ゴールに期待大です!

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本日はホーム・サガン鳥栖戦! 相手は高い組織力を備える難敵です。サンフレッチェとしては、前節・G大阪戦で敗れた悔しさを晴らすべく戦い抜きますので、熱いご声援をよろしくお願いします!

城福浩監督 ハーフタイムコメント

・守備は意思統一すること。
・攻撃はクロスだけでなく、サイドでフットボールすることも頭に入れよう。
・このままのペースで続けて行こう!

GAME REPORT

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 紫軍団がホームで圧巻の戦いを披露した。
 序盤から城福浩監督の選手起用が見事にハマった。GKを含めて最後尾からビルドアップをしてくる鳥栖の特長も踏まえ、指揮官は1トップに永井龍を2試合ぶりに先発起用。巧みな背後への抜け出しだけでなく、前線からの迫力ある守備も得意なストライカーを配置することで鳥栖のビルドアップを封じにかかった。すると、その狙いは実に効果的だった。永井が守備のスイッチ役として前線から追い込みをかけると、それに全体が連動して鳥栖の攻撃を完全封鎖。相手を自陣へ押し込み続けた中で、ボールを回収すれば、左右を広く使った攻撃でゴールを狙いに行った。
 4分、9分、16分と森島司や東俊希、川辺駿がシュートを放って相手を脅かす中、ついにゴールの瞬間が訪れた。21分、オーバーラップしていたDF野上結貴が高い位置でボールを奪うと、パスを受けた浅野雄也がカットインして相手DFをかわし左足を一閃。豪快にネットを揺らして先制に成功した。
 その後もハイプレスを繰り出しながら主導権を握り続けたサンフレッチェは、序盤と同様にサイドを効果的に使いながら鳥栖ゴールへ迫る。すると、「我々の狙いどおりの得点だった」と城福監督が胸を張ったショートカウンターがまたも炸裂した。前半アディショナルタイム、相手の後方でのパスをカットした東がそのまま持ち運んで左足を振り抜き追加点。これまで好機を迎えながら、なかなか決め切れなかった20歳の若武者が、31試合目の出場でようやくリーグ戦初ゴールを奪った。
 2点のリードを奪えば、もう試合は広島のものだった。ハーフタイムに一気に4人を交代してきた鳥栖に主導権を奪われることなくゲームを進めると、森島がビッグチャンスを迎えた直後のCKで圧巻のゴールが生まれた。56分、ショートコーナーからペナルティーエリア外でボールを受けた青山敏弘が右足で強烈なミドルシュートを突き刺して3点目。背番号6の2018年以来のゴールで試合をほぼ決定付けた。
 その後は5枚の選手交代枠をすべて使いながらゲームを進め、守備では安定した守りで無失点に抑えたサンフレッチェが3-0で勝利。「今日は我々が走り勝って、我々らしいサッカーをして、ファン・サポーターの前で一緒に喜びたかったという意味では、3-0というスコアで勝てたこと、あるいは、内容も含めて相手にチャンスを与えなかった前線からの守備とゴール前の守備を含めて、胸を張っていい」と試合後の城福監督は選手の頑張りを褒め称えた。

城福浩監督 試合後コメント

前節はホームで負けているし、我々はまだまだ上に食らい付きたいと思っているので、今日は何としても勝点3を取りたいゲームだった。また、アウェイの鳥栖戦も内容が良くなく、走り負けたような苦戦した試合だった。そこも含めて、今日は我々が走り勝って、我々らしいサッカーをして、ファン・サポーターの前で一緒に喜びたかったという意味では、3-0というスコアで勝てたこと、あるいは、内容も含めて相手にチャンスを与えなかった前線からの守備とゴール前の守備を含めて、胸を張っていい。さらに積み上げていきたいと思う。
(リーグ戦初ゴールの東俊希選手について)我々の戦い方、どのような守備のスイッチを入れるかは、東俊希の2点目に象徴されている。前からどのようにプレッシャーをかけて、相手のボールを奪うか。そこから点を取ったので、全員が作り上げた、我々の狙いどおりの得点だった。俊希もあそこで一振りしてネットを揺らしてくれた。自分たちがあれだけ攻めていて1-0で終わるより、前半に2-0で終わったほうが気持ち的にも楽になる。チームにとっても非常に意味のある2点目だったと思う。
(3点目を奪った青山敏弘選手について)自分たちはCK、FKでデザインし、いろいろ準備をしてきている。また、素早いクイックリスタートは選手にずっと言ってきていた。今日は何度かショートコーナーやFKを含めて、青山を使ったと思う。必ず使えと言うよりは、その選択肢を強く意識した中で今日の試合に臨んだ。彼らは彼らの判断で蹴る時と青山を使う時を使い分けてくれた。3点目のCKはクイックリスタートで相手の隙があると見て、青山が(相手が)来ていないと思ってクロスではなくシュートに切り替えた。我々の相手を見て隙を突くところやアドリブを生み出すところも多く含まれた得点だったと思う。あそこで一振りして青山が入れてくれたのは、チームにとっても本人にとっても本当に大きかった。また、見ている方はゴールにフォーカスすると思うが、私は彼の守備の献身性とボールを奪った後のゲームを支配する力は今年が一番調子がいいと思っている。あのインテンシティーの中で点を取る、一振りができたのは、彼のコンディションが良い証拠。あの守備のレベルとゴール前に絡んでいくところはこれからも続けて欲しい。彼のケガから明けた後の努力と周りのサポートが少しばかり実った得点だったと感慨深い。
(今季一番の内容だったのでは?)自分たちのベースがどこにあるかは、ここ数試合、選手にずっと提示してきた。練習場のピッチでやれた選手が試合に出て行くという意味では、ずっとやり続けた選手たちでものすごく良い内容で勝てたのは、我々の日頃の姿勢を後押ししてくれるものだった。もちろん、能力のある選手は他にいるし、後から入った選手も能力はあるが、誰が先発のピッチに立つのか。誰が長い時間チャンスを得られるのかは、やはり練習場でやった選手たちであるべき。今日はそこがすごく嬉しい。みんながやはり「あそこ(練習場)でやらないといけないんだ」ということを、もう一度思わせてくれた内容だったことに意味があったと私は思っている。
(J1・300試合出場を達成した林卓人について)もちろん、ピッチに立って3-0で完封したのは、この上ない300試合達成のゲームだったと思う。ただ、特筆すべきは、彼が試合に出られない時にどのような姿勢でグラウンドでやっているか。自分よりも一回り以上、年下の選手が試合に出続けている中でも彼の努力は我々現場にしか分からないものがある。J1で300試合、GKとしてピッチに立つのは簡単ではないが、それを達成できたのは、彼の普段の練習場での姿勢、あるいはサッカーに対するオフを含めた姿勢だと思っている。彼の記念の試合に完封で勝てたのは私としてもすごく嬉しい。
(前節からどう修正して臨んだのか?)結果論から見ると、前の試合が全然ダメで今日の試合が非常に良いと捉われがちだが、前節の入りも素晴らしかった。ただ、最初のシュートで点を取られて浮き足立って2点目を取られた。そのメンタルやゲーム運びの拙さは強く反省しないといけないが、ここ数試合、我々はどういうふうに試合に入るか、前線から最後尾までどういう守備をするか、奪った後にどういう距離感でボールをつなぐかは、ずっとやってきた。結果に関わらず見失ってはいけないものをやり続けたことが大事。もちろん結果がすべての世界なので、そこの成果と課題は見つけるが、前節と大きく変わったというわけではない。