2020明治安田生命J1リーグ 第30節

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試合開始日時
2020年11月28日(土)  14:03キックオフ 
試合会場
エディオンスタジアム広島
天気・気温
曇のち晴、弱風 、気温10.5℃ 、湿度67.0%
入場者数
6,346人
芝状況
全面良芝
主審
池内明彦
副審
田尻智計 、 松井健太郎
第4の審判
笠原寛貴
18

サンフレッチェ広島

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2-2

0前半1
2後半1
Hokkaido

北海道コンサドーレ札幌

ゲームレポート

:54レアンドロ ペレイラ
:58ドウグラス ヴィエイラ
得点 :42福森 晃斗
:53宮澤 裕樹
15 シュート 9
8 GK 9
6 CK 3
16 直接FK 12
1 間接FK 3
1 オフサイド 3
0 PK 0
監督
城福 浩 ペトロヴィッチ
スターティングメンバー
GK 1 林 卓人
GK 1 菅野 孝憲 累積イエローカード
DF 2 野上 結貴 累積イエローカード
DF 32 田中 駿汰 累積イエローカード
DF 23 荒木 隼人 累積イエローカード
DF 20 キム ミンテ 累積イエローカード
DF 19 佐々木 翔
DF 5 福森 晃斗 累積イエローカード
MF 18 柏 好文 累積イエローカード
MF 30 金子 拓郎
MF 6 青山 敏弘 累積イエローカード
MF 31 高嶺 朋樹 累積イエローカード
MF 8 川辺 駿 累積イエローカード
MF 10 宮澤 裕樹 累積イエローカード
MF 24 東 俊希
MF 7 ルーカス フェルナンデス 累積イエローカード
MF 29 浅野 雄也
MF 11 アンデルソン ロペス
MF 10 森島 司 累積イエローカード
MF 14 駒井 善成 累積イエローカード
FW 39 レアンドロ ペレイラ
FW 33 ドウグラス オリヴェイラ 累積イエローカード
控え
GK 38 大迫 敬介
GK 29 カウィン
DF 3 井林 章
DF 2 石川 直樹
MF 30 柴崎 晃誠
MF 8 深井 一希 累積イエローカード
MF 5 松本 大弥
MF 19 白井 康介 累積イエローカード
MF 26 土肥 航大 累積イエローカード
MF 26 早坂 良太
FW 20 永井 龍 累積イエローカード
FW 4 菅 大輝 累積イエローカード
FW 9 ドウグラス ヴィエイラ 累積イエローカード
FW 9 ウーゴ ヴィエイラ
交代
55 柏 好文 → ドウグラス ヴィエイラ
66 宮澤 裕樹 → 深井 一希
85 浅野 雄也 → 柴崎 晃誠
66 駒井 善成 → 菅 大輝
90+1 森島 司 → 井林 章
76 ドウグラス オリヴェイラ → ウーゴ ヴィエイラ
90+1 川辺 駿 → 永井 龍
81 ルーカス フェルナンデス → 白井 康介
81 アンデルソン ロペス → 早坂 良太
警告
90+5 佐々木 翔 イエローカード
22 宮澤 裕樹 イエローカード
90+3 福森 晃斗 イエローカード
退場

試合の見どころ

 開始直後からのアグレッシブな姿勢は必須だ。1-1のドローに終わった前節・湘南戦では、序盤から相手の猛攻を受ける展開となり、早々の8分にはCKから先制点を献上。今季、一度も逆転勝利のないサンフレッチェにとって、リードを許してしまえば逆転するのはなかなか難しく、後半の猛反撃で1点を返すのみで終わった。振り返れば、直近の試合で勝利したC大阪戦や名古屋戦では、前線からの迫力に満ちた効果的な守備で序盤から相手を押し込んで主導権を握り、前半に先制点を奪って勝ち切った。やはり試合の入りは今の広島にとって特に重要であり、城福浩監督も今節のポイントに挙げた。「そこは前節・湘南戦の我々の守備の入りもそう。自分たちがどういう良い守備の入りをするか、それがイコール札幌戦につながると共有した。誰がピッチに立とうが、そこは強く意識させた」。良い攻撃につなげるためにも、開始から全力でプレスを仕掛けたいところだ。
 特に今節は相手が札幌とあっては、守備でいかに主導権を奪えるかは大きなポイントとなる。攻撃サッカーが代名詞でもあるペトロヴィッチ監督だが、今季は“オールコートマンツーマン”という特異な戦術を志向。「マンマークということはそれなりのリスクがある。そのリスクを覚悟の上で前から掴みにいく。そういうアグレッシブな守備が今年は主流だし、それで上位相手に勝点を取っている」(城福監督)。広島と同様に前線から圧力をかけて主導権を奪いに行く札幌は、中盤以降の選手たちも敵のボール保持者に対して激しい素早いプレスを仕掛けてくる。そしてボールを奪えば、前線で強さを見せる190cmの大型ストライカーであるジェイや元広島所属のアンデルソン・ロペスらへスピーディーにボールを供給。サイドアタッカーのルーカス・フェルナンデスら推進力のある選手も加わって素早い攻撃を見せる。また、遅攻となった場合でも福森晃斗というJトップクラスのクロッサーがいる。彼の左足の精度は相変わらず要警戒であり、ゴール前でジェイの高さを封じるためにも、まずは福森に対して「靴一足分の寄せ」(城福監督)で封じなければならない。
 明日は効果的な守備で相手の長所を消すことはもちろん、札幌の厳しい守備をも乗り越えなければならないハードな戦いとなる。90分を通して激しい攻防が予想されるが、確立されてきた攻守で主導権を奪いに行く攻撃的なスタイルで勝利を奪い、8戦無敗の勢いのままに12月のラスト3試合へ突入したいところだ。

城福浩監督 試合前日コメント

(中2日のゲームだが選手の疲労は?)もちろん湘南へ行ったメンバーはナイトゲーム(の後)はなかなか寝れないし、移動もあるので、今日よりは明日のほうが確実に良くなっていると思う。今日の時点で遠征メンバーの疲労が取れているかと言うと、そうではない。ただ、広島に残ったメンバーもいる。常にどんな日程でも全員でチームを作ってきた。明日はもっと良い状態で臨めると思う。
(広島に残った選手たちの状態は?)連戦を戦ってきた疲労をどう抜くか。試合からの逆算で3日前、2日前をどう過ごすかは我々の中でプランを立てていた。コンディションは良いと思っている。
(札幌はオールコートマンツーマンなどの戦術をとっているが?)守備に関しては、マンマークということはそれなりのリスクがある。そのリスクを覚悟の上で前から掴みにいく。そういうアグレッシブな守備が今年は主流だし、それで上位相手に勝点を取っている。また、前でボールを奪えなくても後ろで奪った時には前線の選手に早くつけてくる。そのカウンターは脅威だと思っている。もう一つは、ジェイやアンデルソン・ロペス、ドウグラス・オリヴェイラなど、フィジカル的に強い選手、ボールが収まる選手が前線にいる。かなりシンプルに前線にボールを送って、それを拾って展開するサッカーにシフトしてきている。
(相手は高さを生かす戦術も取り入れてくるのでは?)クロスもそうだが、CBからも(前線の)胸を狙ってボールを収めさせるような、それぐらいシンプルにやってくる。また、クロスに関しては、クロッサーの精度が高い。アーリークロス気味に良いボールがくるし、少しマイナス気味に人に合わせてくる。それに合わせられる選手もいる。特にクロスに関しては注意するのは変わらない。
(左足の精度が高い福森晃斗選手について)一つの戦術になっている。セットプレーを含めて、彼の左足をどう生かしていくかは、札幌はやり込んできている。自分たちはやり方を出すことを意識しながらも守備に関してはやはりハードにやらないといけない。我々がよく言う「靴一足分の寄せ」をしないと、彼らに蹴りたい放題蹴らせると、本当に良いボールが来る。そこは前節・湘南戦の我々の守備の入りもそう。自分たちがどういう良い守備の入りをするか、それがイコール札幌戦につながると共有した。誰がピッチに立とうが、そこは強く意識させた。
(試合の入りで良い守備ができればペースを握れるのでは?)うまくハマればいいが、チーム全体がコンパクトさを保つには、前線が圧力をかけないとコンパクトさを保てない。チーム全員でそれを意識すること。また、個人で「ここは無理をするところだな」と判断してやらないと、「ここはどうするんだ」と迷いが生じるような場面が多いと、良い試合の入りにはならないと思っている。

試合前情報

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本日のスターティングイレブンです! 前節・湘南ベルマーレ戦から中2日とあって、スタメンを総入れ替えして臨みます!

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サポーターの拍手に迎えられ、選手がピッチに登場! 今日も佐々木翔選手と青山敏弘選手が、先陣を切ってピッチに飛び出していきました!

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チームバスがスタジアムに到着! 柏好文選手は3試合ぶりにスタメン入り! サイドを切り裂くドリブル突破にご期待ください!

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本日のロッカールームです! 前節・湘南ベルマーレ戦の遠征には帯同せず、今日の試合に向けてコンディションを整えてきた佐々木翔選手。札幌の強力なブラジル人アタッカーとの激しいバトルを制して、相手の攻撃を封じ込めます!

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本日はホーム・北海道コンサドーレ札幌戦! 相手は元広島指揮官であるペトロヴィッチ監督率いる難敵です。中2日でのハードな戦いが予想されますが、チームの総合力を駆使して勝利を目指しますので、熱い後押しをよろしくお願いします!

城福浩監督 ハーフタイムコメント

・最終ラインの押し上げをみんなで意識すること。
・攻守の切り替えをもう少し早くすること。
・自分たちのサッカーをやり続けるぞ!

GAME REPORT

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 紫軍団がホームゲームで執念を見せた。
 試合は序盤から一進一退の攻防となった。互いに前線からの鋭いプレスに加えて中盤では球際で激しいバトルを展開。どちらも攻撃姿勢を崩さない中で集中した守備の良さが際立ち、シュートが少ない中でも白熱した戦いで推移していった。その状況を打破しようと広島はアタッキングサードで隙があれば、レアンドロ・ペレイラや森島司が積極的にミドルシュートを放つ。前半が終わりに近付くころには次第にカウンターがハマり出すなど、攻撃のリズムが出てきていたが、ここから「覚悟していた」と城福浩監督も強く警戒していた札幌の強烈なストロングポイントを立て続けに受けてしまった。42分、自陣ゴール前でFKを与えてしまうと、これをキックの名手・福森晃斗に左足で華麗に決められて0-1。さらに後半立ち上がりの53分にも福森の高精度のCKから宮澤裕樹に頭で合わせられて早くも追加点を奪われてしまった。
 今季、一度も逆転勝ちのない広島にとっては、何とも重たい2失点。だが、この日はここから怒涛の猛攻を見せた。同点に追い付くためにドウグラス・ヴィエイラを投入しようと準備していた矢先の54分、左サイドを攻略した浅野雄也の折り返しをレアンドロ・ペレイラが合わせてすぐに1点差に。これで息を吹き返した広島は、55分にドウグラスを入れてより攻勢を強めると、早くもこの交代が実った。58分、高い位置でDF野上結貴がボールを奪い取ると、そのボールを拾った川辺駿からドウグラスへのスルーパスが渡り、これを背番号9が冷静に突き刺して同点。わずか4分間で2得点を奪う圧巻の反撃となった。
 その後も逆転を目指して攻撃の手を緩めなかったサンフレッチェは、札幌を陣地へ釘付けにして決定機を何度も構築。59分の佐々木翔のシュートを皮切りに森島や浅野がペナルティーエリア内でビッグチャンスを迎えたが、この決定打を決め切ることができず。前節に続いて悔しいドローに終わった。「我々らしくゴールを目指すことを遂行してくれた、積み上げてきたものをしっかり出せたからこそ2点を取れたと思う」と同点に追い付いた面は評価した城福監督だが、「(同点に追い付いた後も)ビッグチャンスが3回ぐらい、その手前ぐらいが3回ぐらいあったと思うが、そこが我々が乗り越えなければいけない壁だと思う。あの怒涛の時間でもう少し長くチャンスを作り続けること、最後はリラックスしてゴールに流し込めるようなチームになること。ここは続けて取り組みたい」と今季の大きな課題である逆転するチームへの進化を誓った。

城福浩監督 試合後コメント

とにかく勝点3を目指していたし、3点目を取れるチャンスもあったので勝点1で終わったのは残念という思いしかない。ただ、先に2点を取られた展開の中で追い付けたのは選手が執念を見せてくれた。我々らしくゴールを目指すことを遂行してくれた、積み上げてきたものをしっかり出せたからこそ2点を取れたと思う。(同点に追い付いた後も)ビッグチャンスが3回ぐらい、その手前ぐらいが3回ぐらいあったと思うが、そこが我々が乗り越えなければいけない壁だと思う。あの怒涛の時間でもう少し長くチャンスを作り続けること、最後はリラックスしてゴールに流し込めるようなチームになること。ここは続けて取り組みたい。ファン・サポーターの後押しもあったので、逆転できる空気は作れたと思うが、一緒に喜び合えなくて残念に思っている。
(ドウグラス・ヴィエイラ選手の起用の意図について)彼の起用を決めた時には2点目が入った後だったので、とにかく点を取りにいかないといけない状況だった。その(ドウグラスが準備している)間に1点は取ったが、より攻撃的にシフトしたかった。彼は意図をしっかり把握して遂行してくれたと思うし、彼の裏への動き出しからいくつもチャンスを作った。彼が入ってからの20~30分は点を
取れる空気を作れたので、非常に効果的だったと思っている。
(2点差を追い付く反発力を見せられたのでは?)我々らしいサッカーができても何気ないFKやCKで失点する可能性はあると選手に伝えていた。むしろ今の札幌の一番の得点源はセットプレー。そこは覚悟の上でやろうと。ただ、1失点目はシュートまで完結した後でFKを与えられた。福森晃斗選手の技量を考えたら、「FKを貰えたのか」という感じで非常にリラックスして打たれた。練習場で打つような感じで打たれた。そこは悔しい。あのリラックスした状況は福森選手にとってはそんなに難しい状況ではなかったと思う。我々にとって、あの1点は重かった。CKで2点目を取られたのも想定していたわけではないが、相手がセットプレーで得点を取りにくることは覚悟していた。自分たちのペースを崩さずに1点ずつ取り返しに行ったところで言えば、選手はよくやってくれたと思う。
(ACL出場権となる3位以内が難しくなったのでは?)自分たちは他のチームのことではなく、勝点3を重ね続けることだと思っていた。それは前節の引き分けもそうだし、今回もそうだが、悔しさしかない。もちろん、今日は積み上げてきたことを表現して、勝点ゼロでなくなったことは選手は下を向く必要はない。ただ、悔しい思いはある。