2020JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第2節

試合開始日時
2020年08月05日(水)  19:03キックオフ 
試合会場
札幌厚別公園競技場
天気・気温
曇、無風 、気温25.9℃ 、湿度73.0%
入場者数
1,572人
芝状況
全面良芝
主審
佐藤隆治
副審
岡野宇広 、 藤井陽一
第4の審判
三上正一郎
Hokkaido

北海道コンサドーレ札幌

Away

2-1

1前半1
1後半0
18

サンフレッチェ広島

ゲームレポート

:14金子 拓郎
:61ドウグラス オリヴェイラ
得点 :22浅野 雄也
8 シュート 15
10 GK 7
4 CK 5
14 直接FK 16
2 間接FK 1
2 オフサイド 1
0 PK 0
監督
ペトロヴィッチ 城福 浩
スターティングメンバー
GK 29 カウィン
GK 1 林 卓人
DF 3 進藤 亮佑
DF 2 野上 結貴
DF 20 キム ミンテ
DF 3 井林 章
DF 31 高嶺 朋樹
DF 16 清水 航平
MF 26 早坂 良太
MF 25 茶島 雄介
MF 32 田中 駿汰
MF 30 柴崎 晃誠
MF 8 深井 一希
MF 7 野津田 岳人
MF 19 白井 康介
MF 50 藤井 智也
MF 30 金子 拓郎
MF 29 浅野 雄也
MF 33 ドウグラス オリヴェイラ
MF 26 土肥 航大
FW 11 アンデルソン ロペス
FW 20 永井 龍
控え
GK 21 阿波加 俊太
GK 13 増田 卓也
DF 15 濱 大耀
MF 5 松本 大弥
MF 7 ルーカス フェルナンデス
MF 18 柏 好文
MF 17 檀崎 竜孔
MF 44 ハイネル
MF 23 中野 嘉大
MF 14 エゼキエウ
FW 4 菅 大輝
MF 10 森島 司
FW 16 藤村 怜
FW 9 ドウグラス ヴィエイラ
交代
46 進藤 亮佑 → ルーカス フェルナンデス
55 永井 龍 → ドウグラス ヴィエイラ
46 アンデルソン ロペス → 中野 嘉大
55 浅野 雄也 → ハイネル
46 深井 一希 → 菅 大輝
55 土肥 航大 → 森島 司
86 金子 拓郎 → 藤村 怜
64 野津田 岳人 → エゼキエウ
64 茶島 雄介 → 柏 好文
警告
35 深井 一希 イエローカード
82 エゼキエウ イエローカード
82 高嶺 朋樹 イエローカード
90+1 菅 大輝 イエローカード
退場

試合の見どころ

 いよいよJリーグYBCルヴァンカップが再開する。新型コロナウイルスによる約4カ月間の公式戦の中断によってレギュレーションが変わった今大会のグループステージは、4チームによる1回戦総当たりで3試合のみで決着をつけることになった。2月にはすでに横浜FCとの戦いを消化(2◯0)しているため、残りは2試合。札幌、鳥栖との結果次第でプライムステージ進出が決まる。
 サンフレッチェにとって今回は約1年前のリベンジマッチだ。ルヴァンカップでの「札幌厚別公園競技場」と言えば、昨年の準々決勝第1戦で2-3の敗戦を喫した地である。しかもアウェイゴールを奪って2-1でリードしていながら、48分に荒木隼人が2度目の警告で退場になり、10人となった後に2点を奪われる何とも悔しい逆転負けだった。結局、勝利が必須となったホームでの第2戦を1-1で引き分けたため、広島は準々決勝で敗退。「昨年のルヴァンカップでは札幌で悔しい思いをしている。ここを乗り越えないと、プライムステージには行けないと思っている」(城福監督)。昨年の悔しさは勝利で晴らすしかない。
 ただし、今季の札幌も相変わらず難敵だ。J屈指の知将・ペトロヴィッチ監督は相変わらず面白いチームを作っている。直近のリーグ・神戸戦では先発にFW登録が一人もいない“ゼロトップ”布陣を配置。ふたを開けてみれば、158cmのチャナティップと168cmの駒井善成という俊敏性に優れた小柄なプレーヤーが前線に配置され、トップ下にテクニックに秀でた荒野拓馬がパスで味方を操るだけでなく果敢に前線に飛び出して2得点を決めた。J1第3節(7月8日)に負傷した鈴木武蔵という絶対的ストライカーを欠いたとしても、出る選手の特長を生かした戦いに柔軟に変化させられる札幌指揮官の手腕はさすがであり、その神戸戦では2-3で敗れはしたが、前線の流動性を生かして札幌がほぼ主導権を握っていた。今回の試合では神戸戦から中2日のため、「フレッシュなメンバーで来る可能性がある」と城福監督は予想している。188cmのドウグラス・オリヴェイラや190cmのジェイなど今度は大型ストライカーの特長を出す“空中戦”へシフトしてくるかもしれないが、途中からは普段のレギュラーが切り札として出場するということでもあり、ペトロヴィッチ監督が得意とするコンビネーションを生かした“地上戦”の対策はもちろん必須だ。
 グループステージ第1節はともに勝利しているため、勝ったチームが次のラウンド進出へ大きく前進する。広島も中3日でのアウェイ連戦というハード日程であり、勝利にはチームの“総合力”が必要だ。「90分をどうデザインした中で、どういう勝負の決め方をするか」と城福監督は勝利の布陣を頭に描いて札幌へ向かった。相手の特長は意識しつつも、攻撃ではチーム全員で積み上げてきたものを発揮するのみ。誰が出場しようとも、力を出し尽くすことができれば、勝利は必ず近付いてくる。

城福浩監督 試合前日コメント

ずっとチームとして準備してきたし、そこでピッチに立つ機会のない悔しい思いをしてきた選手たちもいる。今までの戦いはみんなで準備してきた結果なので、全員で準備してきたことの証を明日は出したい。選手たちは充実した気持ちでやってくれていると感じている。彼らの良いところを出してほしい。
明日はまず最初の45分をどう戦うか。もちろん後半に入っていろいろ状況が変わり、多少なりともオープンになる中でどういうふうにゲームを勝点3に近付けていってコントロールしていくか。それをトータルで考えたい。まずは前半の開始から思い切ってピッチを広く使い、運動量を確保しながら、得点に近付けていくようにしたい。
(勝利したチームがグループステージ突破に近付くが?)他のチームの結果よりも目の前の試合に集中したい。昨年のルヴァンカップでは札幌で悔しい思いをしている。ここを乗り越えないと、プライムステージには行けないと思っている。勝点3をどう取りに行くか。目の前のバトルもそうだが、戦術的にも運動量も相手を上回るような状況で勝点3を取って帰ってきたい。
(札幌は中2日だが?)もちろん、中2日より中3日のほうがいいと思うが、札幌は移動のない中でのホームが続いている。どういう準備をしてくるか、いろんな選択肢がある。かなりフレッシュなメンバーで臨んでくる可能性があると思っている。ただ、ベンチには試合に多く出ている選手も控えているという意味では、武器を持った選手が後から入ってくることも想定しないといけない。我々が勝点3を取るためにアグレッシブに行くところと、相手の武器をしっかり抑え込むイメージを持ちながらデザインしたい。

試合前情報

photo
本日のスターティングイレブンです! 直近のリーグ戦から先発8人が入れ替わりました。今日もチームの総合力で勝利を目指します!

photo
プロデビューとなった土肥航大選手。フレッシュな力も入れて今日は勝点3を獲りにいきます!

photo
選手を乗せたバスがスタジアムに到着しました。野津田岳人選手は今季公式戦初先発となりました!

photo
本日はJリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第2節vs.北海道コンサドーレ札幌です! 会場は「札幌厚別公園競技場」。昨年の準々決勝で敗れた悔しい地でリベンジを果たすべく勝利を目指しますので、熱いご声援をよろしくお願いします!

城福浩監督 ハーフタイムコメント

・守備はうまく機能している。
・攻撃は我慢強くボールを動かしていこう。
・スタートから出し切るぞ!

GAME REPORT

photo
photo

photo
photo



 グループステージ2連勝を目指して、敵地・札幌厚別公園競技場へ乗り込んだ一戦。サンフレッチェは、直近のリーグ戦から先発8人を入れ替えるフレッシュな布陣で臨んだ。
 試合は序盤から主導権の奪い合いが続いた。広島は今季公式戦初先発となった野津田岳人とベテラン・柴崎晃誠のダブルボランチを中心にテンポよくパスを回して札幌陣地へ果敢に進出。バイタルエリアに入れば、野津田が積極的にミドルシュートを狙っていったほか、左サイド・藤井智也の鋭いドリブル突破を武器に敵ゴールへ襲い掛かった。だが、最後の局面で精度を欠いてゴールを奪えずにいると、アンデルソン・ロペスとドウグラス・オリヴェイラの強力ブラジル人を前線に並べてきた迫力ある札幌の攻撃を受けて押し返され、14分に一瞬の隙を突かれてしまう。CKのこぼれ球から金子拓郎にミドルシュートを決められて失点。早くも追いかける展開となってしまった。
 それでもリズムを崩さずに反撃に出たサンフレッチェ。シャドーのポジションに入ったプロ初先発の19歳・土肥航大やスピードが武器の浅野雄也も積極的にボールに絡んで同点ゴールを狙いにいくと、すぐにチャンスは訪れた。22分、相手DFのミスを突いた浅野がドリブルで持ち運び、豪快に左足を振り抜いて同点。早くも試合を振り出しに戻すことに成功した。
 1-1で迎えた後半も互いに譲らない激しい攻防で推移した。ハーフタイムで一気に3人の交代枠を使ってきた札幌に対し、広島も55分には1トップ2シャドーの永井龍、浅野、土肥を下げて、ドウグラス・ヴィエイラ、ハイネル、森島を投入。両チームともに攻撃姿勢を強める激しい戦いを繰り広げた。しかし、61分、サンフレッチェにとって悔やまれる瞬間が訪れる。野津田岳人の後方へのパスが敵に渡り、それを決められて勝ち越しを許してしまった。
 すぐさま反撃に出たい広島は、柏好文とエゼキエウを同時投入してより攻撃型へシフトチェンジ。そして、サイドやセットプレーから何度もチャンスを作り出したが、相手の粘り強い守備を最後まで崩すことはできず。1-2で敗戦する何とも悔しい結果となった。
 この結果、グループステージ突破には、次節の鳥栖戦で勝利することはもちろん、他会場では横浜FCが札幌に勝った上で得失点差で上回らなければならない状況となった。他力が必要だが、「まだ可能性のある限りは、グループステージの最終節に勝って可能性を追求したい」と城福監督は前を向いて試合会場を後にした。

城福浩監督 試合後コメント

JリーグYBCルヴァンカップのグループステージを抜けるには、札幌戦を乗り越えないといけないという強い気持ちを持って臨んだ。結果としては非常に残念。広島で応援してくださる方もルヴァンカップには期待していただいたと思う。我々としても、このカップのタイトルを目指していたので、今日の負けは非常に痛いと思っている。ただ、まだ可能性のある限りは、他力になるかもしれないが、グループステージの最終節に勝って可能性を追求したいと思う。鳥栖戦はチーム全員で良い準備をして、まずは勝つこと。得点をたくさん取らないといけないのは承知しているが、我々のベストを尽くしたいと思っている。
今日の試合で土肥航大などの若い選手は、思い切って自分たちのプレーをやってくれたと思う。守備もそうだが、攻撃でも持ち味を出してくれたシーンはあった。ビハインドになった部分もあって交代したが、もう少しピッチに立たせてやりたいと思うようなプレーはしてくれたと思う。今日の悔しい思いをまた次に向けてエネルギーとして発揮してほしい。
(野津田岳人選手のミスから失点してしまったが?)前線からの守備を含めてボールに絡んで、やるべきことはやろうとしてくれたと思っている。前半も彼の守備からいいチャンスが作れていた。最後の判断の精度のところは、もっともっと学んでいかないといけない。ミスについては、一つのミスでこういうふうにゲームが動くんだということを彼もまた思い知ったと思う。ただ、サッカーはミスのスポーツなので、ミスが起こった時に周りがどういうフォローができたのか。あるいは、ゲームの中で90分を通してそのミスを取り返せるチームにならないといけない。今日の悔しさをチームとして共有して、今日のゲームで返せなかったものは次のゲームで返すチームになっていきたい。