2021明治安田生命J1リーグ 第3節

試合開始日時
2021年03月10日(水)  19:03キックオフ 
試合会場
エディオンスタジアム広島
天気・気温
晴、弱風 、気温12.2℃ 、湿度50.0%
入場者数
3,821人
芝状況
全面良芝
主審
山本雄大
副審
三原純 、 川崎秋仁
第4の審判
藤田優
VAR
谷本涼
AVAR
村上孝治
試合終了
18

サンフレッチェ広島

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2-1

2前半1
0後半0
Hokkaido

北海道コンサドーレ札幌

ゲームレポート

2'柴崎 晃誠
8'柏 好文
得点 43'アンデルソン ロペス
11 シュート 21
12 GK 6
6 CK 5
13 直接FK 10
2 間接FK 0
2 オフサイド 0
0 PK 1
監督
城福 浩 ペトロヴィッチ
スターティングメンバー
GK 38 大迫 敬介
GK 1 菅野 孝憲
DF 25 茶島 雄介
DF 2 田中 駿汰
DF 33 今津 佑太
DF 20 キム ミンテ
DF 19 佐々木 翔
DF 5 福森 晃斗
DF 24 東 俊希
MF 7 ルーカス フェルナンデス
MF 18 柏 好文
MF 8 深井 一希
MF 30 柴崎 晃誠
MF 10 宮澤 裕樹
MF 10 森島 司
MF 4 菅 大輝
MF 15 藤井 智也
MF 9 金子 拓郎 累積イエローカード
FW 9 ドウグラス ヴィエイラ
MF 6 高嶺 朋樹
FW 29 浅野 雄也
FW 11 アンデルソン ロペス
控え
GK 1 林 卓人
GK 34 中野 小次郎
DF 2 野上 結貴
DF 3 柳 貴博
MF 8 川辺 駿
DF 24 中村 桐耶
MF 14 エゼキエウ
DF 50 岡村 大八
MF 41 長沼 洋一
MF 44 小野 伸二
FW 23 鮎川 峻
FW 45 中島 大嘉
FW 37 ジュニオール サントス
交代
46' 藤井 智也 → 川辺 駿
67' 菅 大輝 → 中島 大嘉
61' ドウグラス ヴィエイラ → ジュニオール サントス
85' 高嶺 朋樹 → 小野 伸二
70' 柴崎 晃誠 → 野上 結貴
85' 深井 一希 → 岡村 大八
70' 浅野 雄也 → 長沼 洋一
82' 柏 好文 → エゼキエウ
警告
57' 柴崎 晃誠 イエローカード
45' アンデルソン ロペス イエローカード
54' ルーカス フェルナンデス イエローカード
退場

試合の見どころ

 目指すべきは“今季初勝利”のみだ。リーグ開幕戦に続き、敵地で戦った前節・横浜FM戦では、2点差のリードを奪いながら最終的には3-3のドロー。その間に開催されたルヴァンカップ初戦・清水戦も含めれば3戦連続での引き分けであり、モヤモヤとした状況が続いている。「広島や各地でサンフレッチェを応援してくれている方々に早く勝利を届けたいと思っている」(城福浩監督)。もちろん、今季はシステムを変更して新たなチャレンジをしている途上だが、そろそろ“勝利”という一番の良薬を得て勢いを得たいところだ。
 ただし、今節もなかなか難しい相手との戦いとなる。ホームに迎える相手は名将・ペトロヴィッチ監督率いる札幌。昨季の対戦成績はルヴァンカップも含めれば1勝1分1敗とまったく五分に終わったチームであり、今季も各ポジションに実力者を揃える難敵だ。
 その札幌のシステムは不動の[3-4-3]。GKは経験豊富な36歳の守護神・菅野孝憲が務め、最終ラインは対人に絶対の強さを見せるキム・ミンテ、東京五輪世代の田中駿汰、J最高峰のキック精度を誇るレフティー・福森晃斗の鉄板3枚が顔を揃える。また、サイドには左にルーカス・フェルナンデス、右に金子拓郎という突破力に優れたアタッカーが君臨し、ボランチは攻守の要である宮澤裕樹に加え、今季は攻撃能力の高い駒井善成を配置している。そして、1トップ2シャドーには元広島戦士のアンデルソン・ロペスを頂点に“タイのメッシ”こと158cmのチャナティップとシャドーでコンビを組んでいるのは、大卒ルーキーの小柏剛。昨季は札幌の特別指定選手としてすでにリーグ戦5試合に出場していた選手だが、今季は開幕から存在感を発揮している。167cmと上背はないものの、狭いエリアでも果敢に仕掛けられるスキル、スピード、度胸があり、敵としたら厄介な存在。0-1で敗れた前節・名古屋戦でも堅守の相手に個人で何度か切り裂くなど、絶えず注意が必要なプレーヤーだ。
 広島にとっては、前節・横浜FM戦に続いて“攻撃”に特長があるチームとの対戦。「走り合いでまずは負けないこと。相手は人を掴みにくるからこそ、オン・ザ・ボールだけでなく、オフ・ザ・ボールのところでも攻守の個人の1対1で負けないことが大事になる」と城福監督はポイントを挙げた。相手は前節から中3日で臨んでくるのに対し、サンフレッチェは中2日。走り勝つにはコンディション面で不利な状態だが、指揮官は「明日の試合ですべてを注げる準備ができている選手を使いたい」とチームの総合力で戦う覚悟だ。現時点での持てる力を出し尽くし、札幌撃破を目指す。

城福浩監督 試合前日コメント

---札幌の印象について。
「[3-4-3]システムだが、そこでのコンビネーションや狙いは昨年から変わらず、それが研ぎ澄まされてきている。特にディフェンスラインにはフィード力があり、サイドでは特長を生かしているし、中央はシャドーとトップのコンビネーションがある。サイドと真ん中の精度が上がってきていると思っている」

---相手にはキック精度の高い福森晃斗選手がいるが?
「もちろん、もっと入念に(練習で)確認できればいいが、今回は中2日の試合。今日はミニマムにした。あとは意識の中で、明日の試合前のミーティングも含めて、おそらく体半分どこに立つかで大きく変わってくるような精度の高いキッカーが相手にはいる。簡単にファウルしないことも含めて、気を付けたい」

---中2日の戦いでメンバー選考については?
「今コンディションが整っている、あるいは気持ちの準備ができている選手与、えられた時間すべてで勝負のために注げる選手、その準備ができている選手をまずは使いたい。そこでまずは明日の試合で今季初勝利を掴み取る。全員で掴み取る。いくつかのストーリーを持ちながら、良い守備からの良い攻撃をより多く発動して勝点3を取れるようにしたい。(札幌戦後は)中2日でまたアウェイの試合が待っているが、とにかく明日の試合ですべてを注げる準備ができている選手を使いたい」

---攻守の入れ替わりが激しい戦いが予想されるが?
「走り合いでまずは負けないこと。相手は人を掴みにくるからこそ、オン・ザ・ボールだけでなく、オフ・ザ・ボールのところでも攻守の個人の1対1で負けないことが大事になる」

---練習後、ジュニオール・サントス選手と話していたが?
「横浜FM戦では相手を切り裂くドリブルでFKを取り、そこから得点も生まれた。彼の良さでもあるが、彼の良さを存分に出してほしいエリアとそれに固執すると周りが止まってしまうところもある。これをもっと改善したいという話を具体的にした。本人もよく分かっていて、そのバランスが大事。周りを信頼して使うことでより相手にとって嫌なところで彼にボールが集まってくる。もちろん、彼一人で二人、三人を打ち破っていくシーンがあってもいいが、すべてそれを狙って許してくれるようなリーグではない。我々らしく戦う、その中で彼の良さを引き出していくという意味では、どういうふうにしていくべきかという話をした。まだまだ始まったばかりで、『この選手がこのタイミングでボールをくれる』など全部が分かっているわけではない。それは時間が必要になってくる。その意見交換をした」

試合前情報

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本日のスターティングイレブンです。前節から中2日ということもあり、スタメン6人を入れ替えて臨みます!

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前節、スタメンで出場したジュニオール・サントス選手とエゼキエウ選手は、本日、ベンチからのスタート。途中出場からチームの攻撃のギアを上げてくれるはずです!

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チームバスがスタジアムに到着しました! 浅野雄也選手は、本日、FWで出場! チームを勝利に導くゴールに期待大です!

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本日のロッカールームです! 今津佑太選手は、リーグ戦初スタメン! 札幌の破壊力ある攻撃陣を屈強な守備で跳ね返します!

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本日はホーム・北海道コンサドーレ札幌戦! 相手は名将・ペトロヴィッチ監督率いる強豪です。今日も難しい戦いが予想されますが、チーム全員の力を合わせて今季初勝利を目指しますので、熱い後押しをよろしくお願いします!

城福浩監督 ハーフタイムコメント

・守備は行く時と引く時のメリハリをつけること。
・アグレッシブさと冷静さを持って戦おう。
・勝負はここからだぞ!

GAME REPORT

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 サンフレッチェがホームで執念の戦いを披露した。
 試合はいきなり動いた。前節・横浜FM戦から中2日ということもあり、先発を6人入れ替えて臨んだ広島は序盤からアグレッシブさを全開に出してスタート。早々に藤井智也のシュートからCKを獲得すると、早くもゴールが生まれた。森島司のキックをフリーで合わせたのは柴﨑晃誠。頭で豪快に突き刺して先制に成功した。
 その後も広島の勢いは止まらなかった。テンポの良いパスワークで札幌を押し込んでゲームを進めると、3分には右SB茶島雄介のクロスからドウグラス・ヴィエイラがヘディングでゴールを狙う。これは枠を捉えることができなかったが、得点の匂いを漂わせながら攻撃を仕掛け続けると、8分に見事な連係が生まれた。後方の茶島からドウグラスへとパスが渡り、左サイドの藤井へスルーパス。ボールを受けた背番号15は冷静に中央へ折り返すと、これを柏好文が右足で見後なグラウンダーのシュートを突き刺して早々に2点のリードを奪った。
「前半は我々が思い描いたような良い入りができた」と城福浩監督も振り返ったまさに完璧と言ってもいい試合の入り。ただし、名将・ペトロヴィッチ監督率いる札幌の攻撃はやはり侮ることはできなかった。
 その後、なかなかリズムが出ていなかった相手に次第に押し込まれると、元広島のアンデルソン・ロペスや金子拓郎、ルーカス・フェルナンデスらの突破や高精度の左足キックを持つ福森晃斗のクロスを浴び続けてしまう。ゴール前で深井一希に2度の決定機を許した場面ではGK大迫敬介のビッグセーブで抑えることができたが、43分、ついにこじ開けられてしまった。エリア内で柴﨑がルーカスを倒してしまいPKを献上。これをロペスに決められて2-1で前半を終えた。
 それでも後半は広島の組織力が際立った。前半途中から札幌に攻め込まれる中で守備の修正をハーフタイムに加えると、札幌攻撃陣にシュートは許すものの決定機は作らせず。脅威となっていた相手のサイドの突破に対してはしっかりと二人で対応し、中央では粘り強く守って無失点で進めて行く。終盤にはエリア外から田中駿汰にクロスバー直撃のシュートは打たれたが、その他の場面ではしぶとく札幌攻撃陣を跳ね返して2-1の逃げ切り勝ち。「(前半の)最後のところでPKを取られたのは反省しないといけないが、前半の我々のアグレッシブさと後半の勝利への執念を見せられた。ある意味、我々らしいゲームができたと思っている」(城福監督)と言う意地を見せた紫軍団がようやく“今季初勝利”を奪った。

城福浩監督 試合後コメント

「今年に入ってゲーム内容は決して悪くないものの、勝点3を取り切れないでいた。ファミリーの方々にも悔しい思いをさせていたので、今日は一緒に喜び合えて良かった。前半は我々が思い描いたような良い入りができたし、できれば3点目を取りたかったと思うぐらい非常に内容が良かった。最後のところでPKを取られたのは反省しないといけないが、前半の我々のアグレッシブさと後半の勝利への執念を見せられた。ある意味、我々らしいゲームができたと思っている。もちろん3点目を取ってゲームを終わらせたかったが、何よりもみんなで最後は勝点3を手繰り寄せた、そういう姿勢を見せられたのは良かった」

---引き分けが続き、今日はメンバーを大きく変更した中で勝点3は大きかったのでは?
「我々は中2日だったので、ある意味で腹を括れた。『全員でチームで成長していくんだ』というところは、ここで見せないといけないし、ここで成長を促さないといけないと思っていたので、むしろ腹を括ってメンバーを変えた。ポジションについても人数がたくさんいるわけではないので、ギリギリのところでやりくりをしながらやった。本当に選手はよくやってくれたと思う。決して下を向く内容ではなかった中で勝点1で終わっていたので、ここで自分たちの向かうもの、目指しているものを再認識するためにも勝点3が必要だった。それは良かった」