2021明治安田生命J1リーグ 第24節

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試合開始日時
2021年09月05日(日)  18:03キックオフ 
試合会場
エディオンスタジアム広島
天気・気温
曇、無風 、気温26.4℃ 、湿度54.0%
入場者数
5,438人
芝状況
全面良芝
主審
小屋幸栄
副審
大川直也 、 西村幹也
第4の審判
イサンギ
VAR
村上伸次
AVAR
武田光晴
試合終了
18

サンフレッチェ広島

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1-1

0前半0
1後半1
17

ヴィッセル神戸

ゲームレポート

66'東 俊希
得点 72'佐々木 大樹
7 シュート 7
6 GK 3
2 CK 7
13 直接FK 9
0 間接FK 2
0 オフサイド 2
0 PK 0
監督
城福 浩 三浦 淳寛
スターティングメンバー
GK 38 大迫 敬介
GK 18 飯倉 大樹
DF 33 今津 佑太 累積イエローカード
DF 24 酒井 高徳
DF 4 荒木 隼人 累積イエローカード
DF 17 菊池 流帆 累積イエローカード
DF 24 東 俊希
DF 4 トーマス フェルマーレン 累積イエローカード
MF 18 柏 好文
DF 19 初瀬 亮 累積イエローカード
MF 27 ハイネル 累積イエローカード
MF 25 大﨑 玲央
MF 6 青山 敏弘 累積イエローカード
MF 5 山口 螢
MF 15 藤井 智也
MF 6 セルジ サンペール
MF 14 エゼキエウ
MF 8 アンドレス イニエスタ
MF 30 柴﨑 晃誠 累積イエローカード
MF 11 武藤 嘉紀
FW 9 ドウグラス ヴィエイラ
FW 22 佐々木 大樹 累積イエローカード
控え
GK 1 林 卓人
GK 32 廣永 遼太郎
MF 16 清水 航平
DF 3 小林 友希 累積イエローカード
MF 17 松本 泰志
DF 23 山川 哲史
MF 25 茶島 雄介 累積イエローカード
DF 26 櫻内 渚
MF 26 土肥 航大
MF 31 中坂 勇哉
MF 29 浅野 雄也
FW 9 ボージャン クルキッチ
MF 41 長沼 洋一
FW 29 リンコン
交代
74' 柴﨑 晃誠 → 土肥 航大
32' 山口 螢 → 中坂 勇哉
86' ドウグラス ヴィエイラ → 浅野 雄也
74' アンドレス イニエスタ → ボージャン クルキッチ
86' 柏 好文 → 長沼 洋一
74' 大﨑 玲央 → リンコン
90'+1 エゼキエウ → 松本 泰志
90'+1 藤井 智也 → 茶島 雄介
警告
37' ハイネル イエローカード
64' 大﨑 玲央 イエローカード
54' ドウグラス ヴィエイラ イエローカード
81' セルジ サンペール イエローカード
58' ハイネル イエローカード
退場
58' ハイネル レッドカード

試合の見どころ

 広島から世界へ平和を発信する“ピースマッチ”が今年も開催される。本来なら8月14日の予定だったが、広島県を襲った大雨の影響で9月5日に変更。ただ、今回もピースマッチには変わりなく、選手たちはサッカーができる平和に感謝しながらピッチに立つことになる。
 当日はピッチ外でも平和にまつわる様々なイベントが盛り込まれているが、試合に目を向けても“世界”を知るチームとの楽しみな対戦だ。広島の地に迎える相手は、バルセロナでもスペイン代表でも世界を制した経験を持つアンドレス・イニエスタ擁するタレント軍団の神戸。近年は特に“大型補強”でJリーグを盛り上げているクラブだが、今年の夏も補強に容赦なし。リーグトップの15得点を挙げていた古橋亨梧は海外へ移籍してしまったが、その代わりと言うよりも、次々に迎えた選手たちで、より戦力は増強した印象だ。
 今夏、新たに加わったのは、武藤嘉紀、大迫勇也、そして元バルセロナ戦士で未来を嘱望されていたボージャン・クルキッチの3人。武藤と大迫は早くも神戸デビューして実力の高さを示しており、ボージャンも今節から出場可能。広島の佐々木とともに大迫は日本代表の活動によって今節の出場はできないが、それでもFWには元広島戦士のドウグラスなど、他にも実力者は揃っている。さらにイニエスタと同じ元バルセロナのセルジ・サンペールや元日本代表の山口蛍、酒井高徳、現役ベルギー代表DFのトーマス・フェルマーレンなど、やはり充実した陣容だ。今季は三浦淳寛監督がしっかりと組織も植え付けており、現在は4位と安定した戦いを見せ続けている。
 5月に敵地で戦った前回対戦は0-3の完敗。それから4カ月が経過した中、広島は神戸にどうリベンジしていくか。「我々は前回対戦の悔しい思いを持ってピッチに立つが、直近の戦い方を意識しながら自分たちらしくやることが大事」と城福浩監督は言う。5試合連続で勝利がない状況でも前線からハードワークする高い組織力を継続した結果、前節は大分に4-1で完勝した。もちろん、今節はクオリティーの高い神戸の選手たちの特長も頭に入れて戦わないといけないが、前提として「足をつるかは別だが、前節のようにやり切って次の選手に繋がるゲームをやらないと神戸相手に勝点3を取るのは簡単ではない」(同監督)。組織的かつ前線からの強度の高い守備で相手の自由を奪って主導権を握り、押し込み続け、連動した攻撃を繰り出すことが勝利への大きなポイント。佐々木の不在だけでなく、ケガ人も続出する苦しいチーム状況だが、総合力で乗り切り、ピースマッチを勝利で飾りたいところだ。

城福浩監督 試合前日コメント

---ケガ人も出ている中での試合となるが?
「みんなでチームを作ってきたので、やれるメンバーで戦いたい。全員が揃ってないからこその良さを出すこと」

---前節・大分戦同様に、前線からの守備がポイントか?
「前節だけでなく、そこはずっとやっている。まずはチームとしてそれをやりうるメンバーを揃えているつもりだし、そこから出し切ること。足をつるかは別だが、前節のようにやり切って次の選手に繋がるゲームをやらないと神戸相手に勝点3を取るのは簡単ではない」

---神戸の現状について。
「メンバーは多少、変わってきている。それによって戦い方も変わっている。前回対戦で言えば、イニエスタがいない状況からゲームはスタートしているし、武藤(嘉紀)はいなかった。そういう意味では、我々は前回対戦の悔しい思い(0●3)を持ってピッチに立つが、直近の戦い方を意識しながら自分たちらしくやることが大事」

---アンドレス・イニエスタ選手とセルジ・サンペール選手の縦関係は警戒だが?
「ボールの配給という意味では、お互いにボールを出せる選手。特にサンペールはイニエスタを見てプレーしている。また、あの二人から出てくるボールに対して狙っている選手が多い。それは前の選手であろうが、サイドハーフであろうが、サイドバックだろうが、ボランチでくるかは分からないが、山口蛍も相当運動量があって決定機の起点になっている。出し手も受け手も両方ともケアしないといけない」

---前節、前々節と早い時間帯での失点が続いているが?
「前節・大分戦も前々節・浦和戦もそうだし、その前の川崎F戦もそうだが、しっかり前から行けていた。我々のペースでゲームに入れたと思っている。そこは変わらない。ただ、守備がハマらなかった時に何を優先しないと相手に入り込まれてしまうのか。ケースは違うが、浦和戦も大分戦も入り込まれた。そこで入り込ませてはいけないという意味では、本当はその手前で止めたいが、止まらなかった時に次に何をしないといけないかは、しっかり整理してピッチに立たないといけない」

試合前情報

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本日のスターティングイレブンです! 3バックは、荒木隼人選手、今津佑太選手、東俊希選手という初の組み合わせ。チーム全員の力を合わせて、強敵を封じ込めます!

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選手がピッチに登場! ハイネル選手は、今日が31歳の誕生日です。自らの誕生日を勝利で祝うべく、ピッチで躍動します!

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選手バスがスタジアムに到着しました! 今津佑太選手は、5月15日徳島ヴォルティス戦以来のスタメン出場です! 神戸・菊池流帆選手との雄叫び対決にも注目が集まります!

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本日のロッカールームです。前節、ウインバックで出場した東俊希選手は、本日、DFとして出場。3バックの一角に入り、強力な神戸の攻撃陣をストップします!

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本日はホーム・ヴィッセル神戸戦! 広島から平和を世界に発信する“ピースマッチ”としての開催になります。相手は世界的プレーヤーであるアンドレス・イニエスタ選手選手を筆頭に各ポジションにタレントを擁する強豪ですが、広島はチーム一つになって勝点3を目指しますので、後押しをよろしくお願いします!

城福浩監督 ハーフタイムコメント

・守備はコンパクトにできている。続けること。
・攻撃は何回もやり直しながら攻めること。
・ここからだぞ! 全部出し切ろう!

GAME REPORT

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 紫軍団の執念が際立つゲームとなった。
 立ち上がりから主導権を握ったのは広島だった。開始1分の青山敏弘のミドルシュートを皮切りに、ドウグラス・ヴィエイラもゴール正面から相手GKを強襲するシュートを放つ。その後、試合が落ち着いた時間帯でも、前線からの効果的なプレスで相手に自由を許さず、神戸にバイタルエリアに進出されても隙のない守備ブロックを築いて攻撃を阻止。アンドレス・イニエスタやセルジ・サンペールといったJ屈指のMF陣を揃える神戸の中盤に決定機を作らせないだけでなく、広島は攻撃でも前半で6本のシュートを放つなど、45分はほぼ自分たちの時間だった。
 だが、やはり試合はそう簡単に進まなかった。後半も悪くない入りを見せていた広島だったが、58分、ハイネルが相手へのファウルでこの日2枚目のイエローカードを貰ってしまい退場。後半の早い時間帯で一人少なくなる苦しい状況となってしまった。
 その後は我慢の時間帯が続いた。ボールポゼッション率を高めてきた神戸に対し、広島は後方で守備ブロックを作って凌ぐ展開へ。時にはカウンターを繰り出して攻撃に出た広島にチャンスがやってきたのは66分だった。ペナルティーエリア外の右よりでドウグラスがファウルを受けたFK、これを東俊希が左足で直接叩き込んで先制。10人の紫軍団が劣勢を跳ね返すゴールを奪い取った。
 そこから逃げ切りを図りたかった広島だが、J随一のタレント軍団・神戸はやはりそう甘くはなかった。72分、右サイドでアーリークロスを許すと、佐々木大樹に頭で合わされて同点。その直後には、この日がJデビューとなった元バルセロナ戦士のボージャン・クルキッチやリンコンといった攻撃的なカードを投入するなど、さらに攻勢を強めてきた神戸に押し込まれる展開が続いたが、広島も最後の局面では粘り強く守り切る執念を見せた。この結果、試合は1-1のドロー。同点に追い付かれはしたが、一人少ない中で最低限の勝点1を奪った。
 試合後、「選手は気持ちを持って戦ってくれた」と振り返った城福浩監督は、「11対11の時にもう少しゴールに迫るところまでいければよかったという反省はあるが、10人になって点を取って、そのまま逃げ切れるチームになる、そういう側面を持てるチームにしたい」とさらなる進化を誓った。

城福浩監督 試合後コメント

「今日の試合の延期になった理由が豪雨だったということ、今日がピースマッチだったということを含めると、我々は本当に特別な思いを持ってゲームに臨んだ。勝点3が欲しい状況だったし、選手は気持ちを持って戦ってくれたと思う。勝点1で終わったことは残念だし、今日来てくださったファミリーの方々と喜び合いたかったという思いがあった。あの失点シーンは非常に悔しい。
 内容については、11対11の時には自分たちがどういうサッカーをするのか、イメージしながらしっかり試合に入ってくれたと思う。それなりにチャンスは作れたと思う。11対11の時にもう少しゴールに迫るところまでいければよかったという反省はあるが、10人になって点を取って、そのまま逃げ切れるチームになる、そういう側面を持てるチームにしたいと思う。
 自分たちはアクチュアルタイムをすごく大事にしている。できれば、引水タイムも含めて、そういうものができるだけ少なくなればと思いながらサッカーをやっているが、今日はVARの問い合わせの多さによる中断が自分たちのリズムを作るには難しい試合になった感じはしている」

---欠場したジュニオール・サントス選手の現状について。
「いつ頃戻れるかは分からない。フィールドプレーヤーに関しては、彼を含めて今日はプレーできる選手は全員メンバーに入った状況。サントス以外の選手も含めて、一日でも早く戻れるようにメディカルの総力を挙げて取り組みたい」

---ジュニオール・サントス選手は重傷ではない?
「何を持って重傷かは分からないが、次の試合、その次の試合とできるだけ早く戻れるかどうか。今は目処も分からない」

---得点を決めた東俊希選手のFKは素晴らしかったが、それ以外のプレーを含めて、どんな印象か。
「できる範囲で準備はしてきたつもりだし、その中でよくやってくれたと思う。もちろん、他の選手のプレッシャーがあったからこそ、後ろの選手のやりやすさも出たと思う。あのFKもエゼキエウをはじめ、前へ前へとボールを運ぶ選手がいたから、FKが取れた。そして彼の良さが出た。彼の良さも他の選手の頑張りがあってこそだと思うが、今日はよくやってくれたと思う」

---次節・横浜FM戦に向けて。
「ここ数試合、勝点3の時も勝点1の時も勝点ゼロの時もあったが、我々が目指そうとしているものをやれているうちは、どことやってもやれる手応えは持っている。まずは、今、我々が目指しているものを攻守において続けることが大事。続けるためには、コンディション的にしっかりリカバリーすることと、やはり一日でも早く多くの選手が(ケガから)戻ってくること。これが大事になると思う。ここはクラブの総力を挙げて、連戦を戦える準備をしたい」

---クラブ記録となる「12」の引き分け数となったが?
「もちろん、我々からすると全部勝ちたかったという思いはある。ギリギリで追い付いた試合もあるし、追い付かれた試合もある。ゲーム内容も違うので何とも言えないが、やはり先に点を取ったら逃げ切れるチームになるという意味では、そこは今年の課題。今日の10人の中で選手はよくやってくれたので、それだけをフォーカスするのは酷だが、今年はなかなかクリーンシートで終えることが表現し切れていないところもある。まずはゼロで抑えること、我々のサッカーを続けること。そこは目指していきたいし、続けていきたいと思う」

---ハイネル選手が退場してしまったが?
「1枚目のイエローカードを貰ってすぐに交代ということではなく、パフォーマンスを見ていた。先ほども言ったが、我々は今、潤沢に選手がいるわけではない。いろんなことに思い巡らせながら、どのタイミングでカードを切っていくかは考えていた。彼にも言ったが、やはり10人になったらチームの戦い方は苦しくなる。そこは反省しないといけないし、どのチームもそうだと思うが、激しい、クリーンなゲームの中で、良い守備の中で良い攻撃をしたいという思いの中で結果的にああいう形になったのは非常に残念」