2021JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第6節

試合開始日時
2021年05月19日(水)  19:03キックオフ 
試合会場
ユアテックスタジアム仙台
天気・気温
曇一時雨、無風 、気温17.7℃ 、湿度77.0%
入場者数
1,560人
芝状況
全面良芝
主審
谷本涼
副審
武部陽介 、 淺田武士
第4の審判
辛島宗烈
試合終了
1

ベガルタ仙台

Away

3-0

1前半0
2後半0
18

サンフレッチェ広島

ゲームレポート

34'佐々木 匠
56'加藤 千尋
75'マルティノス
得点
17 シュート 7
4 GK 15
6 CK 7
8 直接FK 12
1 間接FK 2
1 オフサイド 2
0 PK 0
監督
手倉森 誠 城福 浩
スターティングメンバー
GK 22 ストイシッチ
GK 1 林 卓人
DF 25 真瀬 拓海 累積イエローカード
DF 25 茶島 雄介
DF 5 アピア タウィア 久
DF 33 今津 佑太
DF 23 シマオ マテ 累積イエローカード
DF 3 井林 章
DF 4 蜂須賀 孝治
DF 24 東 俊希
MF 18 中原 彰吾
MF 41 長沼 洋一
MF 8 松下 佳貴
MF 26 土肥 航大
MF 20 マルティノス
MF 30 柴﨑 晃誠
MF 28 佐々木 匠
MF 14 エゼキエウ
MF 26 加藤 千尋
FW 23 鮎川 峻
FW 19 皆川 佑介
FW 46 棚田 遼
控え
GK 21 井岡 海都
GK 13 増田 卓也
DF 24 長倉 颯
DF 4 荒木 隼人
DF 31 照山 颯人
MF 15 藤井 智也
MF 6 上原 力也
MF 18 柏 好文
MF 30 田中 渉
MF 27 ハイネル
MF 42 淀川 誠珠
FW 9 ドウグラス ヴィエイラ
FW 43 加藤 壱盛
FW 37 ジュニオール サントス
交代
46' 松下 佳貴 → 上原 力也
46' 棚田 遼 → ジュニオール サントス
55' 真瀬 拓海 → 照山 颯人
46' エゼキエウ → 柏 好文
79' 加藤 千尋 → 田中 渉
57' 柴﨑 晃誠 → ハイネル
89' 蜂須賀 孝治 → 長倉 颯
57' 長沼 洋一 → ドウグラス ヴィエイラ
89' 佐々木 匠 → 加藤 壱盛
71' 茶島 雄介 → 藤井 智也
警告
13' アピア タウィア 久 イエローカード
90'+2 マルティノス イエローカード
退場

試合の見どころ

 この試合でサンフレッチェが求めるものはただ一つ、“勝利”だけだ。
 ルヴァンカップ・グループステージ最終節となる今節。プレーオフステージ進出には、広島が仙台に勝利し、横浜FMが清水に勝つことが条件の他力が必要な状況だが、「自分たちが勝てば何かが起こるかもしれない。その奇跡を信じて、とにかく勝点3を取る」(城福浩監督)。奇跡を起こすには、まずは自分たちの勝利が絶対条件。得失点差の計算などもいらない、シンプルな最終節だ。
 ただし、今回も簡単な戦いにはならないだろう。相手の仙台はすでにグループステージ敗退が決まっているものの、ホームで不甲斐ない戦いは見せられないことに加え、逆に失うものがないがために肩の力を抜いてノビノビとプレーができる。さらに何と言っても今季の仙台には2度のホームの戦いで勝てていない。リーグ戦では1-1、そしてルヴァンカップでは0-1の敗戦である。今回の仙台は直近のリーグ・福岡戦から多くのメンバーを入れ替えてくることが予想されるが、「誰が出てきてもやってくるサッカーに関しては変わらない」(城福監督)。福岡戦で出場時間の短かったマルティノスや皆川佑介、赤崎秀平、シマオ・マテなど実力者が出てくる可能性は十分であり、そこに手倉森誠監督がチーム全体に植え付けている堅守速攻スタイルで臨んでくるのは間違いない。高い組織力を備える相手との戦いは、今回も1点を争う緊迫した展開になるのは必至だ。
 その中で、広島はいかに仙台を乗り越えていくか。今季の対戦成績は1分1敗とはいえ、内容で劣っていたかと言うと、決してそうではない。むしろチャンスの数では広島のほうが多かった。「良い守備からの良い攻撃を繰り返すこと。過去の仙台戦は『これを横に流しておけば』というシーンがいくつもあった。そういうシーンを作り続けて、ボールを持っている選手が思い切って判断できるような状況を作れば、自ずとキックオフから攻めの姿勢になると思う」(城福監督)。広島は勝利が必須だからと言って、攻撃姿勢だけになるのではなく、やはり堅い守りからゲームに入ること。そこから良い形でボールを奪取できれば、必ずチャンスは作れる。あとは、それをゴールにねじ込むだけだ。
 試合前日の練習後、指揮官は選手たちの前で言った。「みんなで奇跡を起こそう!」。紫軍団はまさにチームの総力を駆使して、新たな扉を開きに行く。

城福浩監督 試合前日コメント

---仙台とは今季3度目の対戦となるが?
「過去2試合は非常に悔しい結果なので、今回はそこに対して我々が学んだものを出せる場があるということ。楽しみのほうが大きい」

---仙台のメンバーはリーグ戦から変えてくる可能性もあるが?
「メンバーを変えてくる可能性を視野に入れている。ただ、やってくるサッカーに関しては変わらない。コンパクトにブロックを敷いてくるところ。そこから繰り出すカウンターはどういうメンバーであろうが、我々はそこを乗り越えないといけない」

---仙台はグループステージ突破の可能性がなくなったが?
「モチベーションはおそらく落ちているというより、自分たちがこの場でアピールをして、あるいは調子を取り戻して、リーグに向かう、失うものがないというポジティブな強いモチベーションがあると思う。むしろ、思い切ったゲームができる。個人の局面の判断もチームとしても思い切った試合内容をトライできるという意味では、我々は簡単な状況ではない。むしろ難しいと思っている」

---仙台戦に臨む選手たちに期待することは?
「とにかく前線から良いスイッチを入れて、前からコンパクトにすること。そういうペースを掴んだ上で、ゲームの流れを読んで交代を駆使して勝利を掴んでいくという意味では、最初の先発メンバーは魚の群れのごとく、イワシの群れのごとく、前から行ったり、横にズレたり、全体でやれると思う。そこで自分たちの目指しているものをしっかり表現してくれると思っている」

---得点が必要だが、90分を見て1点を取りに行く?
「良い守備からの良い攻撃を繰り返すこと。過去の仙台戦は『これを横に流しておけば』というシーンがいくつもあった。そういうシーンを作り続けて、ボールを持っている選手が思い切って判断できるような状況を作れば、自ずとキックオフから攻めの姿勢になると思う。守って、守って、最後に点を取るという感覚はまったくない」

---明日は勝つことが絶対条件だが、勝利への思いは?
「もちろん試合の最終盤は、ゲームの運び方や立ち位置、時間をどう使うかなど、スコアによって極端に変わってくる。変えてでも勝点3を勝ち取るということをみんなでやろうと思っているが、早い時間から何かを変えるかと言ったら、我々は勝点3を取るために信じてやってきたことがある。それはできるだけ長い時間、チーム一体となってやっていきたい」

試合前情報

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本日は平日のナイトゲームに加え、広島からは遠い仙台でのゲームとなりましたが、約50名もの方にお越しいただきました。勝利をお届けできず、申し訳なく思っております。最後まで後押ししていただき、ありがとうございました。

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本日のスターティングイレブンです! 直近のリーグ・徳島戦から先発7人が入れ替わりました。今日もチーム全員で戦い、“奇跡”を起こします!

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2カ月半ぶりとなる公式戦復帰となった土肥航大選手。自慢の総力を駆使してピッチを走り回る覚悟です!

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選手を乗せたバスがスタジアムに到着しました。1カ月半ぶりのメンバー入りとなったドウグラス・ヴィエイラ選手。今日はベンチで出番を待ちます!

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「ユアテックスタジアム仙台」のロッカールームです。柴﨑晃誠選手は4月28日のグループステージ第4節・清水戦以来の先発出場。頼れるベテランが帰ってきました!

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本日はルヴァンカップ・グループステージ最終節となるアウェイ・ベガルタ仙台です! 予選突破には仙台に勝利した上で、他会場の横浜FMが清水に勝つことが条件となります。他力が必要な状況ですが、奇跡を信じて戦い抜きますので、熱い後押しをよろしくお願いします!

城福浩監督 ハーフタイムコメント

・守備は連動したプレスを続けること。
・辛抱しながら1点ずつ取りにいこう。
・最初から出し切るぞ!

GAME REPORT

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 辛い現実を突きつけられる結果となった。
 敵地・仙台で迎えたルヴァンカップ・グループステージ最終節。広島にとっては、この試合で勝利し、他会場の横浜FMが清水に勝てばプレーオフステージ進出が決まる他力が必要な状況の中、“奇跡”を信じて紫軍団は一つの条件である勝点3を目指して戦いに臨んだ。
 だが、この日は持ち味の“守備”が機能しなかった。序盤から互いに攻撃姿勢を見せながら一進一退の攻防が続き、中盤での激しいバトルが繰り広げられる。広島の前半のシュート数こそ2本に終わったが、「シュートの手前までの形は、前半我々がやろうとしたことは全否定されるものではないと思っている」(城福浩監督)。バイタルエリア付近へボールを運んだ際には細かなパス交換で仙台守備陣を攻略しようとする積極性は見られるなど、内容は悪くなかったが、34分の出来事だった。相手のCKが続く中、その流れから左サイドを攻略されると、最後は佐々木匠に決められて失点。勝たなければならない広島に重い1点がのしかかってしまった。
 すると、後半の頭から城福監督は動いた。FW棚田遼とMFエゼキエウを下げて、ジュニオール・サントスと柏好文を同時投入。仙台守備陣をこじ開けるべく攻撃に特長のあるアタッカー二人を送り込んだが、やはりこの日は守備で我慢ができなかった。56分、自陣での仙台のスローインから加藤千尋に豪快なシュートを突き刺されると、75分にはマルティノスに強烈な左足ショットを決められて0-3。これだけの差を広げられると、もう広島に追い付く力は残っていなかった。最後まで何とか1点でも返そうとパワープレーも含めて仙台ゴールへ迫ったが、集中の切れない相手守備陣を最後まで攻略できず。他会場では横浜FMが清水に勝利していたものの、広島は0-3で敗れグループステージ敗退が決まる結果となった。
「失点の仕方がやはりイージー過ぎたと思う。我々らしく一つのミスを誰かがカバーするという粘り強さが3失点ともなかった。そういう意味では、チームとして危機感を持って次のリーグ戦に向かわないといけない」(城福監督)。勝たなければならない一戦で守備の課題を露呈する悔しい結末となった。


城福浩監督 試合後コメント

「仙台まで応援に来てくださった広島のファミリーの方々に残念な試合を見せてしまった。ゲームの入り、ゲームを作っていくプロセスは悪くなかったが、失点の仕方がやはりイージー過ぎたと思う。我々らしく一つのミスを誰かがカバーするという粘り強さが3失点ともなかった。そういう意味では、チームとして危機感を持って次のリーグ戦に向かわないといけないと思っている。我々のルヴァンカップは終わってしまったが、この悔しさをリーグ戦に繋げていかないといけないし、攻守の一つである粘り強さや守備の堅さはチームの骨格なので、絶対に取り戻さないといけない。中盤のところだけでなく、最終ラインや前線の守備のスイッチを含めて、みんなでもう一度危機感を持って次の試合に臨みたいと思う」

---守備の堅さを取り戻すのは形の変更を含めてか?
「形はどうであれ、ラインのアップダウンやボールへの寄せ、戻るところなど、やられているのは全部ベーシックな部分が原因だと思う。立ち位置だけの問題ではない。ただ、どういう方向で取り戻すかはしっかり考えたいし、少なくとも今日の3失点は本当に我々らしくない粘りのない守備だったと思う。もちろん全否定するわけではないが、やはりイージーに失点してしまうとリーグ戦も苦しくなる。いろんな局面のところを見直したい」

---鮎川峻と棚田遼の2トップの出来と後半の頭から選手交代をした意図は?
「前半の2トップは悪くなかったと思う。彼らは持てる力を出そうとしてくれたが、ビハインドになってしまったので、相手が守備を固めた時にこじ開けられる人材を(後半は)選んだ。ジュニオール・サントスは彼の成長を促したいところもあるし、彼の良さを取り戻してほしい部分もあった。柏好文がしっかりと声で彼との連係を取ってくれたらとも思っていた。攻守において、彼ら二人のコンビに期待したいと思っていた」

---勝てばグループステージ突破の可能性があった中、攻撃については?
「自分たちらしく攻めることは確認した。そういう意味では、シュートの手前までの形は、前半我々がやろうとしたことは全否定されるものではないと思っている。ただ、やはりしっかりとした守備の骨格がありながらの良い攻撃が土台になる。全部が悪かったわけではなく、攻撃の我々のメンタリティーをしっかり持ちながら、チーム全体で勝点3を取ることがどういうことか。今日の学びを次に生かさないといけない」

---中3日のリーグ・C大阪戦に向けて。
「とにかくコンディションをしっかり戻すこと。チームとしての堅い、粘り強い戦いをもう一度確認して、我々の最大値をしっかり出して、勝点3を取れる準備をしたい」