ゲームレポート
- 試合開始日時
- 2021年03月27日(土) 14:03キックオフ
- 試合会場
- ニッパツ三ツ沢球技場
- 天気・気温
- 晴、弱風 、気温18.7℃ 、湿度35.0%
- 入場者数
- 5,600人
- 芝状況
- 全面良芝
- 主審
- 山本雄大
- 副審
- 大塚晴弘 、 日々野真
- 第4の審判
- 野田祐樹

横浜F・マリノス
Away
5-0
1前半0
4後半0

サンフレッチェ広島
ゲームレポート
:28オナイウ 阿道 :53仲川 輝人 :58岩田 智輝 :64仲川 輝人 :90オナイウ 阿道 |
得点 | |
---|---|---|
17 | シュート | 14 |
9 | GK | 9 |
6 | CK | 5 |
14 | 直接FK | 12 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
アンジェ ポステコグルー | 城福 浩 |
GK 1
高丘 陽平
|
GK 1
林 卓人
|
DF 24
岩田 智輝
|
DF 33
今津 佑太
|
DF 13
チアゴ マルチンス
|
DF 2
野上 結貴
|
DF 15
伊藤 槙人
|
DF 4
荒木 隼人
|
DF 25
小池 龍太
![]() |
DF 24
東 俊希
|
MF 6
扇原 貴宏
|
MF 30
柴崎 晃誠
|
MF 8
喜田 拓也
|
MF 6
青山 敏弘
|
MF 10
マルコス ジュニオール
|
MF 41
長沼 洋一
|
FW 23
仲川 輝人
|
MF 23
鮎川 峻
|
FW 45
オナイウ 阿道
|
MF 10
森島 司
|
FW 7
エウベル
|
FW 37
ジュニオール サントス
|
GK 21
梶川 裕嗣
|
GK 13
増田 卓也
|
DF 19
實藤 友紀
|
MF 14
エゼキエウ
|
DF 30
平井 駿助
|
MF 15
藤井 智也
|
MF 14
天野 純
|
MF 18
柏 好文
|
MF 33
和田 拓也
|
MF 25
茶島 雄介
|
FW 35
樺山 諒乃介
|
MF 29
浅野 雄也
|
FW 37
南 拓都
|
FW 9
ドウグラス ヴィエイラ
|
9
マルコス ジュニオール → 天野 純
|
46
鮎川 峻 → ドウグラス ヴィエイラ
|
62
喜田 拓也 → 和田 拓也
|
56
ジュニオール サントス → 浅野 雄也
|
76
仲川 輝人 → 南 拓都
|
62
今津 佑太 → エゼキエウ
|
76
エウベル → 樺山 諒乃介
|
62
青山 敏弘 → 柏 好文
|
|
74
柴崎 晃誠 → 茶島 雄介
|
50
小池 龍太
![]() |
|
試合の見どころ
リーグ戦の勢いを持って戦う一戦だ。開幕から続いた中3日や中2日の怒涛の7連戦を3勝4分(リーグ戦は3勝3分)で終えたサンフレッチェ。無敗を継続している点でも見事だが、特に最後の2連戦は清水に今季初の完封勝ち(1-0)を収め、大分には昨季になかった逆転勝利(3-1)で2連勝。今週は代表ウィークによりリーグ戦は中断するが、今回のルヴァンカップには良好な雰囲気で臨むことができる。
そして今節はより重要度の高い一戦だ。グループステージ初戦の清水戦をスコアレスドローでスタートした広島が敵地で戦う2戦目の相手は横浜FM。「グループステージを抜けるには重要な試合」と城福浩監督も位置付ける強豪とのゲームとなる。
すでに横浜FMとは3月7日にリーグ戦で激突しており、当時は壮絶な打ち合いの末に3-3のドロー。2度も広島が2点差のリードを奪いながら、破壊力ある相手攻撃陣を抑えることができず引き分けに終わった。今回は日本代表の活動により、DF松原健や畠中槙之輔、MF渡辺皓太が不在なのに加え、リーグ戦5試合で6得点と絶好調だった前田大然が負傷離脱中、さらに新型コロナウイルスの陽性者が2名出たことで、どんな顔ぶれで臨んでくるのか不透明だが、もともと前線にはタレントが揃っているチームだ。オナイウ阿道や仲川輝人、マルコス・ジュニオールといった前回対戦ではスタメンで出てきた実力者や途中から出てきた新戦力のエウベルも直近のリーグ戦3試合では左ウイングで先発して調子を上げてきている。俊敏な動きで相手を切り裂くこのブラジル人アタッカーも出てきたら厄介な選手なのは間違いない。
広島としては、そんな強力攻撃陣を抑えるのはもちろんのこと、アウェイとはいえ、できれば打ち勝ちたいところだ。今季はルヴァンカップ初戦を除いたリーグ戦6試合すべてでゴールを奪っており、横浜FMに劣らず紫軍団の攻撃は好調だ。指揮官が2021年のテーマに掲げた「変幻自在」を表すように、リーグ戦6試合で奪った11得点中、複数得点を挙げているのは2得点のジュニオール・サントスのみで残りは9人が1点ずつ奪う“日替わりヒーロー”の戦いがハマっている。メンバーも11人を固定することなく試合によって多く入れ替えながら7連戦を乗り切っており、前線の駒も豊富。DF佐々木翔、MF川辺駿、GK大迫敬介の3人が代表活動で不在となるが、総力戦で戦う準備はできている。「全員でコンディションを整えて向かいたい」(城福監督)。グループステージ突破への一つの関門を全員で突き抜ける覚悟だ。
城福浩監督 試合前日コメント
---横浜FMの現状について。「選手層は厚いし、開幕から若手を起用したりしている。いろんなチョイスはあると思うが、基本的にはベストで来ると思っている」
---新戦力のエウベル選手について。
「エウベルはドリブルにキレがある。大枠で言えば少しエゼキエウに似ていると思う。ペナルティーエリア周辺でボールを持たせたら、縦への切り込みから体を入れられる。我々も前回対戦では途中から出てきてやられた。ああいうキレを出さすような場面を与えると危険な選手だと思っている」
---横浜FMに対してはリーグ戦での前回対戦が参考になるのでは?
「相手のやり方というよりは自分たち。自分たちが前回対戦以降、どういうふうに進化してきたのか。何を進化させないといけなかったのか。そういうところをしっかり見せられればと思っている」
---アウェイだが、できれば勝点3を狙う?
「我々はルヴァンも狙っている。グループステージを抜けるには、ここで勝点3を取ることで大きく前に進むことになる。(勝点3を)ぜひ、取りに行きたい。スケジュールを考えても、お互いにここで全部の力を出し切れる日程。それ以降は、選手を回復させながらどのように総力戦で戦っていくかというゲームになる。明日はベンチメンバーを含めて全員で90分を戦い抜いて勝点3を取りたい」
試合前情報
本日のスターティングイレブンです! 直近のリーグ・大分戦から先発7人が入れ替わりました。今日も全員の力で勝利を目指します!
今季公式戦初先発となった長沼洋一選手。推進力のある突破を武器に横浜FMゴールへ襲い掛かります!
「ニッパツ三ツ沢球技場」の周辺は綺麗な桜が咲いています♪
選手を乗せたバスがスタジアムに到着しました。林卓人選手はグループステージ第1戦に続いての先発出場。経験豊富な守護神が守備をしっかり引き締めます!
「ニッパツ三ツ沢球技場」のロッカールームです。昨季所属していた横浜FMと今季2度目の対戦を迎えるジュニオール・サントス選手。前回対戦に続いてのゴールに期待です!
本日はルヴァンカップ・グループステージ2戦目となるアウェイの横浜F・マリノス戦です! 3月7日にリーグ戦で戦った前回対戦は3-3のドロー。今日も高い攻撃力を備える相手に対して難しい戦いが予想されますが、チーム全員の力を合わせて勝利を目指しますので、熱い後押しをよろしくお願いします!
城福浩監督 ハーフタイムコメント
・攻撃は常に背後を狙うこと。・ハードワークしてチャンスを狙い続けよう。
・頭から出し切るぞ!
GAME REPORT




広島が敵地に乗り込んだルヴァンカップGS第2戦。試合は横浜FMに力の差を見せ付けられる悔しい結果となった。
序盤から相手の攻撃を受ける難しい展開となった。1トップのオナイウ阿道を起点に右サイドの仲川輝人、左サイドのエウベルらを生かしたスピーディーなサッカーで横浜FMに押し込まれる中、何とか最後の局面では耐え凌いでいた広島だったが、一瞬の隙を突かれたのは28分だった。GK林卓人のスローインを相手にカットされてショートカウンターを食らうと、最後はオナイウに決められて先制点を献上。これで相手に勢いを乗せてしまった広島は、37分に青山敏弘のフィードから長沼洋一が抜け出すビッグチャンスは作り出したものの、全体的に横浜FMに主導権を握られる形で前半を終えた。
迎えた後半、鮎川峻に代えてドウグラス・ヴィエイラを投入して逆転を目指した広島だったが、ここからはまさかの展開が待っていた。53分、ジュニオール・サントスが自陣でボールを奪われると、再びショートカウンターを受けて仲川に決められ0-2。その直後に長沼がまたも決定的なチャンスを決められずに追い上げの機会を逃すと、ここからは横浜FMの高い決定力が際立った。58分、エウベルに右サイドを攻略されてクロスから岩田智輝に頭で3点目を奪われると、64分には再び仲川に冷静にシュートを突き刺されて0-4。その後、大差になっても下を向くことなく得点を狙いに行き、途中出場の浅野雄也やエゼキエウ、柏好文らが果敢にゴールへ迫ったが、最後の精度を欠いて得点は奪えず。90分にはオナイウにこの日2点目を決められたサンフレッチェが0-5という大差で今季公式戦初黒星を喫した。
「今日は結果を受け入れないといけない。自分たちの足りないものを突き付けられたような試合だった」と試合後に悔しさを吐露した城福浩監督は、「収穫という言葉が適切かどうか分からないが、(今日は)我々が次に向かうエネルギーになったと思う。次から始まる連戦で晴らさずしてどうするかという思いを持てた」と1週間後に再開するリーグ戦からの反撃を誓った。
城福浩監督 試合後コメント
「今日は結果を受け入れないといけない。自分たちの足りないものを突き付けられたような試合だった。選手はヘッドダウンするような状況でも最後までよく戦ってくれたと思うが、前からの連動した守備や後ろからのビルドアップなど、そこの質はもっともっと突き詰めていかないといけない。危機感をもたしてくれたゲームだったと思っている。広島で応援してくださっているファミリーの方々に残念な思いをさせたが、この屈辱的なスコアで負けたので、これを我々がどういうふうに次に生かしていけるかが大事になる」---0-5という悔しい結果だが、収穫を挙げるとすれば?
「収穫という言葉が適切かどうか分からないが、我々が次に向かうエネルギーになったと思う。次から始まる連戦で晴らさずしてどうするかという思いを持てた。それが収穫だと思う」
---長沼洋一選手の出来について。
「長沼については、局面で戦ってくれた。もちろん前半の決定機は決めてほしかったが、ある程度はピッチで自分の特長を表現してくれたと思う。彼をゲームで使ってもっともっと伸ばしていきたいと思っている。できることなら、もう少しボールに絡んでほしいが、それはこれからピッチに立つ時間が増えれば解決していくと思う」
---今日の結果はチーム全体の問題か、メンバーの問題か。
「チーム全体。メンバーはお互いに代表組が抜けて、我々から見ると1週間の期間が空いた状況だった。そういう意味ではメンバーやコンディションの問題ではないと思う。それよりも、やはりボールを繋ぐクオリティーやキープするところでのクオリティー、守備の厳しさなど、あと少しのところだが、一人ひとりがそこのレベルをもっともっとアップしていかないと、今日は我々が目指すサッカーをやらせてくれる相手ではなかった。次に対戦した時には、『自分たちはこういうサッカーを表現したかったんだ』と示せるようなモチベーションを今日は貰ったと思っている」